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第5回小説すばる新人賞 受賞作:砂時計/吉富有

砂時計_0001 (201x290)
1.砂時計
2.アサンブラージュ
3.地図上の海

answer.――― 59 点
かつて母と蒸発した父の同僚から届く「母を見舞って欲しい」という手紙―――ローオフィスで働くヒロインは両親たちの過去を知ってなおCoolに、そして、ポエムのように綴る。作中、マドンナ、グロリア・エステファン、アニタ・ベイカーという《記号》を持ち出して作品世界を飾っていく“お洒落”な作風だが、今なお売上的に“現役”である例外中の例外のマドンナを除けば、その効能は推して知るべし。アニタ・ベイカーの歌を引用されたところで、(……誰?)とならなければ良いほうだろう。出版は93年とバブル崩壊の時期ながら、世界でも稀な、かつてない好況を謳歌した世で思春期―――己の感性を育んだのが解かる作品。そういう意味では、貴重と云えば貴重。ここには“Cool”だった文章があるのだ。表題作の他、中編を二編収録。

第5回小説すばる新人賞 受賞作:砂時計/吉富有

category: や行の作家

tag: OPEN 50点 吉富有 小説すばる新人賞

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第4回小説すばる新人賞 受賞作:涼州賦/藤水名子

涼州賦_0001 (202x290)
1.涼州賦
2.秘玉

answer.――― 71 点
唐代末期、うだつのあがらぬ三十男が武威郡県尉となって西域である涼州へ赴任するも、そこは賄賂横行する腐敗の地で―――というストーリーライン。賄賂を跳ね除け、勧善懲悪!という単純な図式かと思いきや、上述の通り、主人公である尚参は良識こそあれ、冴える頭も鎮める腕っぷしもない、いわゆる「ヘタレ」な設定。では、どうやって物語が展開していくのかと云えば、賞金稼ぎの豹狄、勝ち気な居酒屋の女将・小杏―――サブキャラクターの活躍に因る。尚参が早々に四面楚歌の状況に放り込まれるなか、二人だけが味方してくれるわけだが、中盤、終盤の活劇の敵役が二人の因縁ある「殺人、強姦、何でもござれ!」の巨漢の用心棒・史亥であるように、実質、本作の「物語」は豹狄と小杏のもので、二人が《前へ進む》ためのキッカケが尚参という部外者だったということが解かる。「王道」的な展開だけに、安易に豹狄を主人公にしなかったところに著者のセンスを感じられるだろう。個人的ハイライトは、豹狄と史亥の《強弱》の妙味。作中、強さの不等号が当事者たちの評も含めて良い意味で定まらない。悪の親玉・董公の「お前一人で、あれをやれるか、史亥?」と訊き、意気込む史亥を「いや、無理だ」と制す場面は、(……え?無理なの!?)と読み手も驚く問答。なかなか洒落ております。表題作の他、女怪盗の活躍光る「秘玉」収録。

第4回小説すばる新人賞 受賞作:涼州賦/藤水名子

category: は行の作家

tag: OPEN 70点 藤水名子 小説すばる新人賞

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第4回小説すばる新人賞 受賞作:マリアの父親/たくきよしみつ

No Photo
(あらすじ)
魚の活け造りができなくて板前修業を諦めたナイーブな青年「てっちゃん」、不思議な色気を漂わせる美少女「マリア」、そしてマリアの保護者代わりの天才科学者「デンチ」。3人が繰り広げる、不思議な道中記。地球への恋愛小説。

answer.――― 56 点
原発から25kmに住む筆者だから書ける地元目線の真実!と、一時話題になった『裸のフクシマ』の著者たくきよしみつによる小説すばる新人賞の受賞作。本作の執筆の動機は『朝まで生テレビ』での原発論争とのことで、作中でも《真実》とピースフルな想いが説かれる。物語を通して社会へ「主張」する作品の是非は各自の判断にお任せしたいが、しかしそんな主張ありきで作ってしまうと陥ってしまいがちな落とし穴に著者は見事に嵌まってしまった印象。というのも、右翼と警察とヤクザ、そして、国際秘密組織にまで追われている謎の美少女マリアとその保護者デンチはなかなか興味そそる登場人物ながら、二人になし崩し的に関わる普通の人「てっちゃん」を中心にしているため、その描かれ方は《外伝》的で掘り下げが足らない。素直に「マリア」視点、「マリア」始まりで良かったはずだが、その発想を妨げたのが執筆動機―――著者の「主張」を驚きとともに拝聴する「てっちゃん(読み手)」ありき、という話。《外伝》ではなく、まず本編を描きましょう。

第4回小説すばる新人賞 受賞作:マリアの父親/たくきよしみつ

category: た行の作家

tag: OPEN 50点 たくきよしみつ 小説すばる新人賞

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第3回小説すばる新人賞 受賞作:絹の変容/篠田節子

絹の変容
(あらすじ)
レーザーディスクのように虹色に輝く絹―――その妖しい光沢にとりつかれた長谷は、ハイテク技術で蚕の繁殖を試みるが……。バイオ・テクノロジーの恐怖を描く。

answer.――― 76 点
未だ現役、作家生活は25年を数える篠田節子のデビュー作は、人類によって野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物『蚕』を題材にしたパニックSF―――そして、バイオハザードを蓑にした紛うことなきホラー小説。物語は、斜陽の中小企業の若社長が虹色の光沢を持つ絹布を見つけたことから始まる。そこから「蚕」という馴染みうすい昆虫の、人間無しでは生きられない奇天烈な生態が語られ、野心抱く人間たちとともに、「捕獲」「量産」「改良」―――とバッドエンドへ向けた絞首台へ上がっていく。本作がホラーと化すキーワードは改良の末に遂げた《15cm》の体長、旺盛な食欲を満たすための《雑食》―――《肉食》への転換だろう。体長は実に具体的で、それらが何百、何千と蠢き、ついに人の手から離れる様は生理的嫌悪感を帯びて、読み手を無力な大衆へと貶めてくれる。鶏舎の惨劇は作中の緊張感をグッと高める秀逸醜悪なイベントだ。この他にも、まさしく《パニック》となる脈絡無き死を設け、上々のエンターテイメントとして仕上げている。「蚕」それ自体が興味深い生物なので、そのアレンジも含め、個人的に著者の着眼点の良さを何よりも称えたい一作。楽しめます。

第3回小説すばる新人賞 受賞作:絹の変容/篠田節子

category: さ行の作家

tag: OPEN 70点 篠田節子 小説すばる新人賞

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第2回小説すばる新人賞 受賞作:草小路鷹麿の東方見聞録/草薙渉

草小路鷹麿の東方見聞録/草薙渉 (196x290)
(あらすじ)
京都の公家の末裔・草小路鷹麿は「東京にいる婚約者を探しに行け」という父の遺言に従い上京するも、婚約者探しの過程で鷹麿に襲いかかるミステリアスな事件。一体、真実とは何なのか。

answer.――― 73 点
《受賞作を読む》というコンセプトの上で読書を続けていくと、知名度低い(売上悪い)ながらも興味惹かれる、いわゆる拾い物に出くわすことが間々ある。これぞ、―――《試作品》!と称えたくなる本作は、生まれて26年間、広大な屋敷から一歩も外に出たことがなかった公家の末裔・草小路鷹麿が「東京にいる婚約者を探しに行け」という父の遺言に従い、キラキラとした眼で世間を渡っていく、というもの。善性溢れる「天才」草小路鷹麿に凡夫なフリーターである主人公が嫌味なく圧倒されていく様を目にして脳裡を過ぎるのは、大二病罹患者御用達の作家・森見登美彦である。天才が凡人へ真摯にリスペクトを払い続ける、ただそれだけでどうしてこんなに愉快になるのか。出版は90年、四半世紀も過去の作品ながら、森見登美彦と同質のユーモアを堪能出来るのは何ともオツだ。惜しむらくは《文章》。森見登美彦を森見登美彦足らしめる、つまらないものさえ面白げに魅せるあの文体が当然、本作にはない。それで作品としての差が出てしまうのは致し方ないところ。それでも、草小路鷹麿というキャラクター、そして、彼によって味付け、解体される日常は、森見登美彦が用意するソレよりも上等と云えるので時代を先駆けてしまった《試作品》として目を通してみても良いと思う。個人的に大いに気に入ったので、続編と云える鷹麿の妹が主役張る『草小路弥生子の西遊記』に手を出してしまった―――が、そちらは筆を怠けていたのでイマサンの出来。残念。

第2回小説すばる新人賞 受賞作:草小路鷹麿の東方見聞録/草薙渉

category: か行の作家

tag: OPEN 70点 小説すばる新人賞 草薙渉

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第2回小説すばる新人賞 受賞作:ゴッド・ブレイス物語/花村萬月

ゴッドブレイス物語 (201x290)
1.ゴッド・ブレイス物語
2.タチカワベース・ドラッグスター

answer.――― 30 点
時折り、私は本作を薦めることがある―――「鼻毛が出ている」小説として。勿論、作中の登場人物の誰それの鼻毛が出ているわけではないし、著者のたとえば顔写真が載っていて、そこで鼻毛を確認出来るわけでもない。あくまで「鼻毛が出ている」とは比喩である。女性Vo.が看板のバンド「ゴッド・ブレイス」が遠征した先で仲違いを起こした末にステージへ立つ、というストーリライン。奔放なヒロイン、雑然とした喧騒持つ世界から著者の個性がデビュー作である本作から刻まれているのが読み取れ、これが成熟して後に『皆月』で吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』で芥川龍之介賞を受賞したのが分かる。が、すらすら読める!なんて評も見かける文章は単純に拙いだけで、金を払うに値しない。《花村萬月の処女作を読む》という強い目的でも持たないかぎり、本作を手に取っても散財、そして、時間の無駄になってしまうだろう。読み逃すが吉、だ。さて、肝心の「鼻毛が出ている」だが、これは何を比喩しているかといえば、執筆中の著者である。作家にかぎらず、作り手は「見ろや、この筋肉ー!」とモスト・マスキュラーする瞬間(場面)がある。本作中でそれは間違いなく終盤も終盤、歌詞(ポエム)を載せちゃうライヴだろう。ここで花村萬月が(さあ、はち切れよ!!)とばかりに「見ろや、この筋肉ー!(俺、凄いだろー!)」と血管浮き出しポーズを決めている、……鼻毛が出ていることも気づかず。誰しも鼻毛が出ているなんて思いもしないものだ、特に自分が一番格好良い瞬間に。本作は「鏡」になりうる。その一点のみに本作の価値がある。表題作の他、短編『タチカワベース・ドラッグスター』収録。

第2回小説すばる新人賞 受賞作:ゴッド・ブレイス物語/花村萬月

category: は行の作家

tag: OPEN 30点 小説すばる新人賞 花村萬月

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第1回小説すばる新人賞 受賞作:こちらノーム/長谷川潤二

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(あらすじ)
スーパー・コンピュータ設計技師のもとに突如現われたヘッド・ハンター!現代社会の人間像に挑む大型新人の意欲作。

answer.――― 36 点
時折り、レヴュー中で「賞味期限切れ」なる表現を使わせて頂いているが、本作はまさにその典型として挙げたい《賞味期限切れ》具合が印象的な一作。スーパー・コンピュータ設計技師に謎のヘッドハンティングが!お前は一体何者なんだ!?というストーリーラインなのだが、もはや(……誰が読むこともあるまい)という予想の下、先にネタバレさせて頂く。表題『こちらノーム』にあるノームとは、禿げ頭に刻まれた痣がトレードマーク、ソビエト連邦最後の指導者、初代にして最後の大統領ミハイル・セルゲーエヴィチ・ゴルバチョフその人である。最後も最後、ドアを開けたらご対面である。出版当時ならばエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエェエェが適当なのだろうが、21世紀の序盤半ばまで来た今ならば( ´_ゝ`)フーンで済めば良いほうだろう。兎角、「コンピューター」を題材にしてしまうと、現実世界での技術革新によって《賞味期限》に早々に到ってしまう。その時、その場で消費されるエンターテイメント作品。読まなくてOKです。一応、添え物的な演出で「娘は、父親に愛されたいから、ライバルの母親の欠点を見ぬいて、母親とは逆に育つのよ」なんて切り口もございますが。表題作の他、「雨の踊り」収録。

第1回小説すばる新人賞 受賞作:こちらノーム/長谷川潤二

category: は行の作家

tag: OPEN 30点 小説すばる新人賞 長谷川潤二

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第1回小説すばる新人賞 受賞作:川の声/山本修一

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(あらすじ)
1.川の声
2.寒菊に自転車
3.青梅の雨

answer.――― 55 点
誰が呼んだか、集英社出版四賞のなかでジャンル不問のエンターテイメント小説の公募賞と云えば、小説すばる新人賞。本作はその記念すべき第1回の受賞作……といっても、第1回という手探りの回らしく受賞作は二作あり、もう一つの受賞作『こちらノーム』と比すれば本作『川の声』は《文学》寄りの一作となっている。その概要は、忙しい都会よりうらぶれて地元に戻った主人公に、元クラスメイトの女に銀行強盗の計画を持ちかけられる、というもの。銀行強盗、という田舎を舞台にした非現実的な計画がエンターテイメントとなっているわけだが、淡々と進み、さらりと決行されれば、失恋―――という着地で、特段の面白味というものはない。唯一印象に残るのはその〆め方で、後日、女より届けられた手紙を燃やし、それを「遺灰」と称したことか。《楽しませる》という視点が致命的に欠けているものの、そういう叙情性は拾ってあげても良いと思う。受賞作である表題作の他、短編が二編収録されている。

第1回小説すばる新人賞 受賞作:川の声/山本修一

category: や行の作家

tag: OPEN 50点 小説すばる新人賞 山本修一

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小説すばる新人賞受賞作一覧


▼ 第21回~ (2008年~) ▼



第28回 受賞作:ラメルノエリキサ/渡辺優
第27回 受賞作:砂漠の青がとける夜/中村理聖
第26回 受賞作:八月の青い蝶/周防柳
第25回 受賞作:赤と白/櫛木理宇
第25回 受賞作:名も無き世界のエンドロール/行成薫
第24回 受賞作:サラの柔らかな香車/橋本長道
第23回 受賞作:国道沿いのファミレス/畑野智美
第23回 受賞作:たぶらかし/安田依央
第22回 受賞作:桐島、部活やめるってよ/朝井リョウ
第22回 受賞作:白い花と鳥たちの祈り/河原千恵子
第21回 受賞作:蛇衆/矢野隆
第21回 受賞作:魚神/千早茜

▼ 第11回~第20回 (1998年~2007年) ▼



第20回 受賞作:桃山ビート・トライブ/天野純希
第19回 受賞作:でかい月だな/水森サトリ
第18回 受賞作:はるがいったら/飛鳥井千砂
第17回 受賞作:となり町戦争/三崎亜記
第16回 受賞作:笑う招き猫/山本幸久
第15回 受賞作:プリズムの夏/関口尚
第14回 受賞作:ジョッキー/松樹剛史
第13回 受賞作:8年/堂場瞬一
第12回 受賞作:粗忽拳銃/竹内真
第11回 受賞作:パンの鳴る海、緋の舞う空/野中ともそ
第11回 受賞作:走るジイサン/池永陽

▼ 第1回~第10回 (1988年~1997年) ▼



第10回 受賞作:ウエンカムイの爪/熊谷達也
第10回 受賞作:オロロ畑でつかまえて/荻原浩
第9回 受賞作:陋巷の狗/森村南
第8回 受賞作:英文科AトゥZ/武谷牧子
第8回 受賞作:バーバーの肖像/早乙女朋子
第7回 受賞作:包帯をまいたイブ/冨士本由紀
第7回 受賞作:恋人といっしょになるでしょう/上野歩
第6回 受賞作:ジャガーになった男/佐藤賢一
第6回 受賞作:天使の卵 エンジェルス・エッグ/村山由佳
第5回 受賞作:砂時計/吉富有
第4回 受賞作:涼州賦/藤水名子
第4回 受賞作:マリアの父親/たくきよしみつ
第3回 受賞作:絹の変容/篠田節子
第2回 受賞作:草小路鷹麿の東方見聞録/草薙渉
第2回 受賞作:ゴッド・ブレイス物語/花村萬月
第1回 受賞作:こちらノーム/長谷川潤二
第1回 受賞作:川の声/山本修一

category: 小説すばる新人賞

tag: OPEN 受賞作List 小説すばる新人賞

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第10回本屋大賞 9位:百年法/山田宗樹

百年法 (205x290)
(あらすじ)
6発の原爆が投下され終戦を迎えた日本で、ある法律が制定された。通称「百年法」。新技術で不老を与えるかわりに、100年後に死ななければならないというが!?

answer.――― 74 点
「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが」とは英国の名相ウィンストン・チャーチルの言だが、実際、先日の国民投票によるEUからの英国脱退―――Brexitはものの見事に衆愚を見せつけてくれただけに、兎角、大衆はその場の情動で奈落へ落ちていくことを再認識した次第。本作はそんな現代の問題を先読みしたか、《国民投票》をキーワードに社会の混乱を描いたSFな一作。「原爆を六発落とされた日本」「不老技術により“永遠の若さ”を手に入れた日本国民」「世代交代のための“生存制限法”による死の強制」と、その舞台、敷かれた設定はスケール大きく目を惹く。が、何と言っても不老からもたらされる経済衰退、少子化の解決を図る死の強制の是非を問う国民投票は作中世界の解かり易い分岐点で、そこを目の当たりにすれば本作が稀に見る大作であることを実感出来る。同時に、その分岐点に辿り着くまでが読み手へ強いられる試練となる。文庫本で「上」「下」巻の構成で、事実上、「上」巻まるまる一冊が登場人物を介しての社会紹介となっている。読み手をその社会の一員に浸透させたい意図は解かるが、流石に退屈だ。しかしながら、最後まで《国民投票》が活かされる仕掛けは大掛かりで楽しめるのは間違いないところ。大作、大歓迎!なプログレッシヴな方はどうぞ。

第10回本屋大賞 9位:百年法/山田宗樹

category: や行の作家

tag: OPEN 70点 山田宗樹 本屋大賞

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