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第14回スニーカー大賞 大賞:シュガーダーク 埋められた闇と少女/新井円侍

シュガーダーク
1.GRAVE DIGGER
2.GRAVE KEEPER
3.GRAVE ROBBER

answer.――― 68 点

ほぼ必ず「大賞」を選ぶ電撃文庫と違い、富士見、スニーカーの両文庫は何らかの基準で「大賞」を選ばずに見送る回がある。《涼宮ハルヒの憂鬱》以来のスニーカー大賞受賞作!が帯で大々的に主張される本作は、表紙こそ電撃寄りだが、物語の中身は最初から最後までひたすらに墓穴(はかあな)を掘り続けているという割と言わず、掘り続けた結果、マントルに届かんが如き地味なお話。もちろん、数年ぶりの「大賞」だけあって諸々のクオリティは高い。舞台は墓地、主人公は囚人。冒頭、墓地ならではのおどろおどろしい雰囲気は筆力十分で、スニーカー文庫らしい久方ぶりの本格ファンタジーを匂わせる。そうして訪れるホラーな事実はミステリアス。 「巨大なモンスター(の死体)を埋める」という思い切りの良いデカダンな謎が求心力となって、動的展開は少ないながらも飽きることなく最後まで読ませる。地の文と主人公の台詞に温度差があるなど隙こそあれ良く出来た作品……が、「大賞」である必要性をまったく感じないのが本作の一番の特徴となっているのが残念。個人的な見解として、作品にではなく、著者の作家としての価値に「大賞」を送ったと考えている。次作に期待だ。あ、一応、ヒロインのオッパイとかポロリするよ(o^-')b グッ!


第14回スニーカー大賞 大賞:シュガーダーク 埋められた闇と少女/新井円侍

category: あ行の作家

tag: スニーカー大賞大賞 OPEN 60点 新井円侍

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