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第9回スーパーダッシュ小説新人賞 佳作:ライトノベルの神さま/佐々之青々

ライトノベルの神さま
1.今はまだ、序章なのだからなっ!
2.最高にライトノベルな相手だなっ。
3.ふむ、コスプレか。
4.そんな素振りはなかった。
5.わしの、すべてなのだ。
6.ハッピーエンドを決めるのは。
7.きっと、うまくゆく。

answer.――― 54 点

小島慶子、壇蜜、ミッツ・マングローブをゲストに揃えたTV番組『ボクらの時代』で、壇蜜が自分を「女のパロディ」なる言及をして、そこから女子アナ、オカマもその「女のパロディ」に当て嵌めていく展開の着地点を予想していたとある日曜の朝を思い出させる本作「ライトノベルの神さま」は、その表題からも察せられる通り、「いわゆる」ライトノベルのパロディ作品。物語の概要は、一人暮らしを始めた大学生の前にライトノベルの神さまが現れて「さあ、ライトノベルな恋をさせてやろう」から始まる《お約束》をテーマにした展開劇。突然と自宅に現れる神さま(ヒロイン)、バイト先に現れる幼馴染み(ヒロイン2)、胸チラ、胸揉み、コスプレ、―――と、「いわゆる」ライトノベル、「いわゆる」テンプレが披露されていく。この「いわゆる」と云う部分がミソで、読書中、著者のインテリジェンスを推し量らせて頂いた。と云うのも、パロディを題材にする場合、試されるのは著者の【教養】だからだ。これは別に私が決めた訳ではない、インテリを標榜するインテリニスタ(青と黒)の方々がそういう高貴な読み方を為さるので従ったまでだ。そうして、著者の教養具合をまとめさせて頂くと、不合格かな、と。本作は、やや履き違えてしまった、それなんてエロゲ?なライトノベル。もしかすれば著者はヴィジュアルノベルをプレイせずに本作を上梓したのかもしれないが、それはそれで昨今のライトノベルが……まあ、いいや。パロディ部分を除いた作品のクオリティとしても、「下」と言わざるを得ないだろう。とりあえず、著者に言いたいことは、自分にとってそこそこ面白い程度は他人にとってはそこそこつまらない程度でしかない。(……れ、歴史を変える傑作を創ってしまった!!)で、ようやく他人に「まあ、面白い」と納得して貰える。……お前、自分でこの作品に金出して買うか?サボッただろ?

第9回スーパーダッシュ小説新人賞 佳作:ライトノベルの神さま/佐々之青々

category: さ行の作家

tag: スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞(佳作) OPEN 50点 佐々之青々

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