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第16回電撃小説大賞 銀賞:ご主人さん&メイドさま ―父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります/榎木津無代

ご主人さんメイドさま (203x290)
(あらすじ)
高校生の五秋陣が帰宅すると、メイド服を着た少女が待ち構えていた。メイドさまと名乗ったその少女は、10年前に五秋にメイドとして仕えるという約束をしており、それを果たすために五秋の家に現れた。メイド大好きオタク高校生と、傲岸不遜な金髪美少女との主従逆転ドタバタラブコメディ!

answer.――― 40 点
久方振りに頁を捲り続けて、―――……(: ゚Д゚)ポカーンとなったものの、考えてみれば、ライトノベルってそもそもはこんなものだったよな。と、教室の片隅でグフフフ(΄◞ิ౪◟ิ‵)グフフフとライトノベルを読んでいたサードチルドレンを思い出し、いやいや、あれこそ迫害を恐れないヲタクの中のヲタクの姿だった!と改めて昨今のヲタクぶった一般人に反吐が出る思いを抱いた私は、そんなサードチルドレンと同一視されることを恐れ、「俺はヲタクじゃない!ヲタクじゃない!」と実際に声にしてさえ主張していた世間的にヲタクと見做されていた者です。なんて余談はさて置き、本作は『ご主人さん&メイドさま』という逆転している敬称の表題からも察せられるように、台詞の勢いとメイドなヴィジュアル、ちょいエロで攻め立てるラブコメディ。隙間産業と云えた《ライトノベル》というジャンルも、製品ライフサイクルで云えば成長期からいよいよ成熟期に差し掛かり、担い手(作家)それ自体が新人でも相応の才能、方法論を携えて投稿、デビューを果たす現在、「護種神力」「命努力」「豪崩死」といったダジャレ全開のセンスは―――……(: ゚Д゚)ポカーン必至で、読みやすさを重視しました!という主張もあるだろうが、バーコードを曲がりなりにも付けるんだからさ……。と窘めたくなる勢い任せなギャグ&文章を含め、選考、何よりその過程に疑問を投げ掛けたくなるクオリティ。それでも、序盤の山場「――お風呂でも沸かしましょうか」からの勃起即「死」!な件は上々なので、そこは立ち読んでも良いと思う。読んでしまった人を「……残念」にしてしまう詐欺な受賞作。

第16回電撃小説大賞 銀賞:ご主人さん&メイドさま ―父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります/榎木津無代

category: あ行の作家

tag: 電撃小説大賞銀賞 OPEN 40点 榎木津無代

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