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All Time Best Album 100!【総集編】

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☆☆  総評  ★★

いざ100枚選ぼうとすると、そのアルバムを聴いていた頃の溢れてこぼれるノスタルジーが邪魔をして「質」云々は関係なくなってきたが、自分の【All Time Best Album】なんだから、とむしろ積極的に受け入れた結果、見事なまでにHR/HMが居並ぶ事態に……イ、イタ過ぎるっ!特に【All Time Best Album 100!:#.65 ~ #.80!】は己のKing Of Heartsを映しているようでドキドキする。置いて、ライヴアルバムを2割弱選んだ辺りは感慨深かった。というのも、昔は嫌いだったからだ。「最後はライヴアルバムになるよ」と高校時代の音楽好きの友人の予言通りになった。ももいろクローバーZの短評で触れたが、その時々のヒーローのアルバムはやはり選んだものの、唯一、アンジェラ・ヒューイット(P.)関連のアルバムは「選べなかった」。この辺りは、クラシックに対する魅力にまだ気づき切れていないのだろうから、もっと色々と聴き込んでいこうと思った次第。何にせよ、自分を振り返る意味でもとても楽しい企画でした。ジョニーさん、素敵な思いつき、有難うございました!皆さんも、暇なときに選んでみてくださいな!

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Medeskiの(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵【All Time Best Album 100!:#.97 ~ #.100!】



自殺が起こると「何で死んだのか?」なんて考えることがあるが、大概は理解し切れないまま結論らしい結論も出さず、目の前の現実に戻ってしまうが、カート・コバーン(Vo.&G.)に関しては理解出来た。というより、もし自分だったら確かに「うっかり」自殺してしまう気がした。だって、ピエロだもんね。きっと陰で世間を小馬鹿にしたかっただけなのに、真ん中に祭り上げられて、―――さあ、どうぞ!と頭を下げられる。気づいたら、自分はギターを持った上島竜平なワケだ。「……ドッキリですか?」である。そんなダチョウ倶楽部を強いられる様が垣間見れる⑧「Lithium」冒頭の大合唱は本当にキモい。集まりに集まった中2病たちの「狂」宴。中2病は醒めたら負けよ、……と痛感させるライヴアルバム。

#.98 "B"ORDERLESS/氷室京介 (2010)

①「My name is "TABOO"」から声も衰えてなければ、音も古びていない。日本の“ロックスター”の最高年齢は矢沢永吉が更新し続けているが、その次の“ロックスター”は氷室京介だと思う。齢五十を過ぎて「変わらない」ことが信じられないくらい価値を帯びてきた。多分、氷室京介は現在が一番格好良い。過去作を含め、一番Rock ’n’ Rollしているアルバム。とりあえず、ミュージシャンの分水嶺は齢50からだと本作で悟った。


自分の聴いた音楽遍歴を―――というと、まず挙げ切れないものだが、その時々のヒーローなら挙げられると思う。そうして振り返ってみると、hide→ジョン・サイクス→フランク・ザッパ→ジミ・ヘンドリックス→ジョン・コルトレーン→OLD→ラーシュ・ヤンソン→アンジェラ・ヒューイット→と来て、現在はこの《ももいろクローバーZ》で止まっている。 正味な話、アルバムよりライヴが本命の週末ヒロインだが、本作を挙げないことには始まらない。あまり言及されていないが、代表曲⑩「行くぜっ!怪盗少女」の歌詞で面白いのは結局、《手に入れていない》ところだと思う。……いや、偏見抜きで考えてくれ!これ、俺はマジでビビったんだって!この辺、アニメ映画「千年女優」のラストに通じると思う。

#.100 Unity Band/Pat Metheny (2012)

多作の権化パット・メセニー(G.)は衰えることを知らず、数多の名作、故に選定者によって意見が分かれて「未だ定まり切れないヨ、代表作!」な状況が更新されているが、名盤『80/81』以来のテナー・サックスをフィーチャーした本作もまた、名作で悩ましい。個人的には②「Roofdogs」のアントニオ・サンチェス(Dr.)のような食い掛かるプレイヤーで脇を固めて頂きたい。いや、だって……この人の作品、それでも“失敗”しないんだもん。

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#.81 Collision Course/Linkin Park & Jay-Z (2004)

NowでHipでShake it up, baby!な産物。良いとか悪いとか関係なく、本作とアヴリル・ラヴィーンの1st『Let Go』がバイト先で(……俺、もう歌えるんじゃねえか?)なんて錯覚を起こすくらい延々とリピートされ、この企画で挙げるような一作になってしまった。

#.82 Aeronautics/Masterplan (2005)

元Helloweenのローランド・グラポウ(G.)、ウリ・カッシュ(Dr.)が中核となって結成したMasterplanの1stかぎりで終わるかと思いきや、渡り鳥なヴォーカルを在籍させたままの“まさか”の2nd。ローランド&ウリの最大の功績はこのヨルン・ランデ(Vo.)を引っ張ってきたことだと思う。ヨルンが歌えば何のことは無い曲も良曲になるし、佳曲は名曲になる。とりあえず、後者の典型と云える⑩「Black in the Burn」は嗚呼、ドラマティック!

#.83 Grant Street/Sonny Landreth (2005)

確か某動画サイトでクロスロード・ギター・フェスティヴァル(2007)での「Überesso」を視聴してからだと思う。スライドギター……とは解るものの、そのスライドギターらしからぬ音に文字通り目が点になり、サニー・ランドレス(G.)を追い始めたのは。本作は、そのフェス以前にリリースされたライヴアルバム。誰が主役で、観客が何を聴けばいいのか知らしめるインスト①「Native Stepson」から〆めのライヴならではに10分以上に拡張した代表曲⑪「Congo Square」まで濃密なスライドギターあらざるスライドギターを堪能出来る。

#.84 Frances The Mute/The Mars Volta (2005)

行き着く先は……と理解していながらも気づかないふりをしてワールドミュージックを漁っていた頃、タイミング良くリリースされたプログレッシヴ・「パンク」なThe Mars Voltaの2ndアルバム。あの頃の俺は③「L'Via L'Viaquez」みたいな曲を探していたんだと思う。……じゃあ、ワールドミュージックじゃねえよ、と教えてやりたい。


④「song for anarchy」は、【Greatest Songs of All Time】なんて企画を立ち上げたら多分、……ベスト3には選ぶ曲かな、と。この曲がベスト3から漏れたら、俺がもう「俺」自身に興味を無くしてるときだと思う。そういう意味で、他の曲を含め、俺の中でリトマス試験紙的な役割を担っているアルバム。

#.86 triangle to square/WRONG SCALE (2005)

化けた、確変……と云われる変化が時折りバンドには起こるが、まさに「ソレ」。全曲、U2の『The Joshua Tree 』ばりにメロディが煌めく。1stの名曲⑩「Wait」の新録、そこからの⑪「G.F.S」、⑫「Photo」の流れは圧巻。思春期を彩ってくれるだろう“目撃”的なバンド、その作品。インディーズのまま解散してくれたので、俺の中で完璧な一枚になった。

#.87 Live At The House Of Tribes/Wynton Marsalis (2005)

例えばCheap Trickの代表作『Cheap Trick at Budokan』はもはや観客が主役とも云えるライヴアルバムだが、本作もその類のライヴアルバム。拍手ひとつをとってみても一区切りの称讃というより続きを求める煽りに近い。リラックスしたムードのなかで、……お前らならもっと出来るだろう?と煽られるのはプレイヤー冥利に尽きるだろう。一風変わったアットホームなライヴアルバム。

#.88 Freak Guitar -The Road Less Traveled-/Mattias Ia Eklundh (2005)

スウェーデンを代表する“変態”ギタリスト、マティアス・"IA"・エクルンド(G.)の『Freak Guitar』シリーズ第2弾。①「The Road Less Traveled」から―――これぞ、マティアス!な垂涎のギタートーンが披露される。基本的に『Freak Guitar』シリーズは曲そのものよりもそこに挿されるアイディアを楽しむものだと思っているが、踊るプリンター③「Print This!」、イージーリスニング⑭「The Woman in Seat 27A」、 Heil,Reinhardt!な⑲「Minor Swing」と挙げようとすると切りがないくらいに好きなことを好きなようにやっている。聴いていてまず楽しくなるインストゥルメンタル作品集。

#.89 Try!/John Mayer Trio (2005)

Rolling Stone誌認定の現代の三大ギタリストが一人、ジョン・メイヤー(G.)がピノ・パラディーノ(B.)、スティーヴ・ジョーダン(Dr.)と云った《いぶし銀》な人選でトリオを組んで“クラシック・ロック”へ挑んだライヴアルバム。個人的にはギター・アルバムというよりもヴォーカル・アルバムだと思っているが、……しかし、こんなスウィートにブルージーなのも貴重だ。⑤「Vulture」とかマジで甘過ぎて蕩ける。口説き落としの一作。

#.90 Seven Steps To Heaven/Francesco Cafiso (2006)

イタリア生まれのアルト・サックス奏者フランチェスコ・カフィーソの軌跡、「17」歳編。

#.91 The First Chapter/locofrank (2006)

スティーヴィー・ワンダーがあの缶コーヒーのCMで歌ってくれた―――I need the fire,fire,fire to keep me warm!I got to feel the fire!そう、まさにそんな気分なとき、このアルバムを聴く。爽快な疾走感溢れる⑫「reason」には何度も癒されました。

#.92 ELEVEN FIRE CRACKERS/ELLEGARDEN (2006)

パンク色が薄まり、HR/HM然とした5thアルバム。一番のお気に入りは、好きなものを挙げていく⑤「Winter」。私見だが、こういうのを歌詞って云うんだと思う。

#.93 RADWIMPS 4 ~おかずのごはん~/RADWIMPS (2006)

野田洋次郎(Vo.&G.)は「天才」だと思う。少なくとも、作詞に関してはその類だ。別に誉めてるわけじゃない、《同じ》ことしか書けないからそう思うだけだ。本作に関して「これがRADWIMPSだと言えるアルバム」なんて言及をしたようだが、俺もそう思う。同じ作品を4つも作れば、その才能のゴールに辿り着ける。

#.94 Favourite Worst Nightmare/Arctic Monkeys (2007)

Sick with smoking!な1stアルバム『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』の歌詞の内容には面白みを感じれたものの、曲そのものにはハマれなかったが、そこからまさか生き急いだこの2ndアルバムには親指を立てた。ロックは速ければ良し。

#.95 INDEPENDIENTE/Dragon Ash (2007)

俺の中でDragon Ashは「Shak-a-Boom 着火Microphone」してるイメージだったが、ジャケットに惹かれて聴いてみれば、……とりあえず、②「Develop the music」でイメージが覆りました。まさか本当にアウリヴェルジの旗を振るバンドになっているとは思わなんだ。ミクスチャー・ロックでこういう形のポップへ到れたのはもっと評価されても良いと思う。本格的に邦楽を聴き直すキッカケになったアルバム。

#.96 In Search Of Lost Time/Lars Jansson Trio (2009)

北欧の“Keith Jarrett”、ラーシュ・ヤンソン(P.)の鉄板のトリオ作品。①「There Is A Butterfly In My Room」からこちらの要望をあっさりと叶えてくれるが、若々しさ溢れる⑫「Gods Who Shit」のような曲を並べてくれても喜びます、ハイ。

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Medeskiの(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵【All Time Best Album 100!:#.65 ~ #.80!】


#.65 Ad Astra/Spiritual Beggars (2000)

マイケル・アモット(G)のギターが絶品の、酒が旨くなる北欧産のストーナーロック。

#.66 Silence/Sonata Arctica (2001)

HR/HMを、というか主にその後者、HM=ヘヴィメタルを本当に格好良い音楽と思っていた俺にそれを確信させ、そして、やがて疑問を感じさせたのが本作。Sonata Arcticaを好きという奴は(少なくとも俺の周りでは)皆、イタかった。(……うわあ……ヤダなぁ)と思わせる中2病罹患者たちだった。だが、ふと気づいてしまった。(……あれ?もしかして、……俺も?)と。その日を境に、愛憎せめぎ合う地獄の日々が始まった。狂おしいまでの悶絶の疾走曲⑫「Wolf & Raven」の歌詞を覚え、今でもうっかり口ずさめてしまえるあたりに当時の己のイタさが染み入り過ぎて頭を抱えて叫びたくなる。

#.67 イージーリスニング/坂本真綾 (2001)

おそらく、多くの坂本真綾ファンが「最高傑作」と認定しているだろうミニアルバム。坂本真綾の良さは、声が曲を壊さない、邪魔しないところにあるのだと思う。⑥「another grey day in the big blue world」なんてのはその典型に挙げられる。ところで折りに触れ言及しているが、俺はどうしても本作の作詞を坂本真綾が手掛けているとは思えない。特に、③「doreddo 39」。こういう歌詞が書けるなら他でも披露したくなるのが人間の性だ。なのに「以降」、この手の作詞を試みないのが気になる。なんて言いがかりをつけるのも、本作が歌詞の面からも一級品だからだ。表題通りの「イージーリスニング」ながら、どことなく切なさを感じさせてくれる作品。本作のクオリティを睫毛と一緒に宇宙の神秘に数えたい。

#.68 I Get Wet/Andrew W.K. (2001)

「Party」って単語が何回飛び出したのか数えてみようと思ったときがありました。打ち上げパーティな「一発」アルバム。一度は「通して」聴けるが、続けて「通して」聴くにはあまりに辛い。それでも、⑦「She Is Beautiful」は一辺倒な作中で実は異色の、何かと汎用性の高い名曲だと思う。

#.69 Live At The Wetlands/Robert Randolph & The Family Band
 (2002)

Rockしているアルバムはあるが、Rollしているアルバムは……的フレーズを大御所のインタヴューで目にすることがあるが、ロバート・ランドルフ(Vo.&G.)のデビュー作であり、ライヴアルバムでもある本作では、冒頭を飾る①「Ted's Jam」から思わず半笑いしてしまうRoll具合。何より、ランドルフ操る「ペダル・スティール・ギター」に(……え?何コレ?)と戸惑うことは必至だ。Rollする謎のギターの怪演。後半がやや間延びしてしまうが、ライヴアルバムらしいライヴアルバムだと思う。

#.70 The Cold White Light/Sentenced (2002)

そこの貴方、もしかして中2病に罹っていませんか?本当に罹患していないと言い切れますか?もし(……中2病に罹ってるかも。不安)なんて自分を疑ったら、本作を試聴してみてください。―――ナニコレ!?(;゚ロ゚)ヌ、濡レル!って思ったら、次作『The Funeral Album』でジ・エンドです。⑪「No One There(Album Version)」のラストは生理的嫌悪感がマジで出るので一人で聴くときは要注意。

#.71 Sharon Stones/天野月子 (2002)

SSWなのにバンドサウンドを紡ぐ天野月子のメジャー・ファースト・アルバム。インディーズ時代のシングル、そして、メジャー配給後のシングルを収めているため、実質、ベスト盤的色合いがある。バンドサウンドな曲調もそうだが、歌詞も面白い。おそらく特定のフレーズを創ってからそれを軸に書いていると思う。そんな面食らうフレーズが各曲にある。ところでストレスが溜まると、Coccoのファンは手首を切る(or彼氏じゃない誰かと腰を振る)タイプ、天野月子のファンは頭を壁に打ち付けるタイプ。という偏見が私にはございます。……あくまで偏見ですよ?

#.72 Hate Crew Deathroll/Children Of Bodom (2003)

ネオクラシカル色を推し進めた3rd『Follow The Reaper』から一転、デジタルな感触さえ携えた名曲①「Needled 24/7」で幕を開ける、想定外の進化を果たしたChildren Of Bodomの代表作。次作以降のよりアメリカナイズされた音楽性を考えると、旧作のファンも支持出来る本作には本当に絶妙なバランスがあるんだと思う。


「宇宙人」や「魔法使い」といった“何者なのか分からない”ロックスターっていうのは情報が駆け回る今の時代、そうそう出会えるものじゃないと思うが、ジャスティン・ホーキンス(Vo.&G.)は間違いなくその類だと思う。①「Black Shuck」から④「I Believe In A Thing Called Love」から立て続く人非ざるファルセットの衝撃は忘れられない。


《虚仮威し》も突き詰めれば、……と云った感じ3rdアルバム。本作と次作『Black Holes & Revelations』収録の21世紀版の“移民の歌”「Knights Of Cydonia」を聴いたときは、―――マシュー・ベラミー(Vo.&G.)、片道切符でどこまで行ける!!!!と本当に胸が高鳴ったが、近作の落ち着き具合は残念の極み。

#.75 Train Of Thought/Dream Theater (2003)

Dream Theaterと云えば、2nd『Images & Words』か、本作でしょう。うん、異論は認める。夢劇場の新たなクラシック⑥「Stream of Consciousness」は今は亡き、……おっと、存命中だった!でも、どうして辞めちゃったのかな?とジョークにもならない理由で脱退をしてしまったマイク・ポートノイ(Dr.)が主役の曲だと思っている。

#.76 Black Mahogani 2/Moodymann (2004)

某社長が俺の目を見て言った、「……お前、本当にダサい音楽ばっか聴いてるな」。そうして、その日のうちに渡された本作をダサい俺は心の中で号泣しながら毎夜、帰宅道に聴いていた。18分を超える大曲①「When She Follows」は未だ暗い思考の回廊へ下りていくことを命じる脅迫的なトラック。

#.77 Live at Georgia Theatre/The Derek Trucks Band (2004)

Rolling Stone誌認定の現代の三大ギタリストが一人、デレク・トラックス(G.)率いるバンドによる2枚組ライヴアルバム。やはり、やっぱりの豪快なスライドギターが聴き所。


⑨「The Devil to Pay」、⑩「Hold at All Costs」、そして、⑪「High Water Mark」―――ジョン・シェイファー(G.)入魂の《Gettysburg (1863)》、俺がヘヴィメタルに求める「全て」がここにある。歌詞の面で云えば、⑪における「Yankees」の響きがかつてないほどの高揚感を与えてくれた。こう使うのね。元Judas Priestという肩書きが一生ついて回るだろうティム・オーウェンズ(Vo.)の、今後も含めた不動のベスト・ワークだと思う。

#.79 Sonic Firestorm/DragonForce (2004)

誰が呼んだか、Nintendo Metalの雄DragonForceの2nd。①「My Spirit Will Go On」をお聴きになれば分かる通り、ハーマン・リ(G.)&サム・トットマン(G.)によるピロピロ、ミャーミャーする名古屋弁ギター競争はもはや絶句を通り越して大笑い出来る。そして、そんな曲がずっと続く。いや、うん、……大好きですけど?馬鹿にしないで頂戴!

#.80 Temple Of Shadows/Angra (2004)

「歩兵」伊藤政則よりDream Theaterの『Metropolis Pt.2: Scenes From A Memory』、Queensrÿcheの『Operation:Mindcrime』と並び称せられたコンセプト・アルバム!というが、個人的な感想を言わせてもらえば、歌詞で縛らないとまとまらなかったってだけなんだと思う。それくらいバラエティに富んだボーダーレスな曲が並んでいる逸品。②「Spread Your Fire」は、前作『Rebirth』収録の「Nova Era」同様、多くのメタルファンを失禁させながらレジに走らせた。

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#.49 Mellon Collie And The Infinite Sadness/Smashing Pumpkins
 (1995)

ビリー・コーガン(Vo.&G.)の最高傑作、……以上!お洒落に思われたい奴は本作を挙げておけば、きっと一目置いてくれる。

#.50 1977/Ash (1996)

楽曲的には3rd『Free All Angels』のほうが好みながら、10代だからこそ……!の勢いを見事に封じ込めた本作のほうを「アルバム」としてはよく聴いてしまう。“誰かの空 UFOの夏”的名曲②「Girl from Mars」、ジャッキー・チェンが登場する⑥「Kung Fu」と、歌詞が解らずとも青春の甘酸っぱさが薫るAshのエバーグリーンな1st。嗚呼、爽やか!

#.51 Endtroducing...../DJ Shadow (1996)

「ギターをサンプラーに持ち替えたジミ・ヘンドリックス」DJシャドウことジョッシュ・デイヴィスの“衝撃”のデビューアルバム!……解っている、俺はきっとこのフレーズに躍らされているだけなんだって。ある夜、同僚の女の子を助手席に乗せて⑦「Stem/Long Stem /Transmission 2」を車内で流しながら思ったのは(……いや、ボクに似合ってないのは百も承知です。シャッフルしたらたまたまこの曲が選曲されてしまっただけです)と口に出したい卑屈この上ない言い訳だった。……聴く人を選ぶ“ヒップホップ・クラシック”!

#.52 Yourself Or Someone Like You/Matchbox Twenty (1996)

ここ日本ではSantanaとのコラボレーション・ヒット曲「Smooth」で著名なロブ・トーマス(Vo.)がフロントを張るMatchbox Twentyの1st。②「Long Day」、④「Push」など、アメリカの音楽で育ったノエル・ギャラガーって感じのソングライティングが好き。余談だが、日本盤を買ったのに対訳が付いていなかったのは、高校時分の俺には(……こ、こんなことがあっていいのか!?レシート、捨てちゃったよ!)と多感にショックだった。


コイツら、10年先に進んでいる!と言ったのはロックスターを地で行く友人だったが、もうすぐリリースから20年が過ぎようとしている2014年現在、改めて聴き直してみても古臭さは特に感じず。しかしながら、それが逆に自分の感性の旧さを証明しているようで恐ろしい。②「Paranoid Android」って、現代っ子はどういう風に聴こえるんだろう?そんなことを考えてしまうくらいに、俺の中でいつまでも《最先端》を意味するアルバム。


1977年の1stアルバムと同様のセルフタイトル、ベテランバンドによるユーモアに富んだインディーズからの「出直し」的一作。ともかく、若々しい!ともかく、⑥「Baby No More」!ギターソロ前の韻踏み、ロビン・ザンダー(Vo.)のTwist And Shout(!)に痺れる!こんな格好良い親父になりたい!それでは皆さんもご一緒に、―――Hidin' in the corner shoot, what's goin' on! Trouble down on Main Street, can't get to a phone! Problem after problem, don't know what's the score! I don't wanna be your baby no more!俺がバンドを組むならカバーしたい曲のひとつ。アルバム全体としては派手さはないが、ポップさを失うことなく、グランジ/オルタナを消化したサウンド・プロダクションは流石の職人芸。

#.55 Loveland/John Sykes (1997)

レスポールを弾き倒す金髪ジョン・サイクス(G.)のバラード集。目玉は③「Don't Hurt Me This Way (Please Don't Leave Me '97)」。甦るフィル・ライノット(Vo.)が涙を誘う。他にも、かの名曲と紛らわしい⑥「Wuthering Heights」、ジョン・レノンに捧げられた⑩「Don't Say Goodbye」と佳曲が多い印象。バラード集にもかかわらず、意外なまでにギターソロが弾かれる。

#.56 20th Century/Sykes (1997)

レスポールを弾き倒す金髪ジョン・サイクス(G.)のハードロック集。目玉は②「20th Century Heartache」、あるいは⑨「Cautionary Warning」か。後者は、アニメ「課長王子」のOPに使用された曲……という説明で反応出来る人はまだ独身ならそろそろお見合いを考えてみよう。前作『Loveland』と対の形でリリースされた本作だが、耳も肥えてみれば、その理由も察せられる。サイクスの作曲の才能はもう枯れてたのよね。40分に満たないオーソドックスなHard Rock ’n’ Roll……それでも、HR/HMをろくに知らなかった当時の俺には紛れもない名盤だった。

#.57 Payin' The Dues/The Hellacopters (1997)

俺の中の90年代のMotörheadによる、90年代の『Ace Of Spades』。つまりは、―――Rock 'n' Rollとは何か?俺の中で、その答えが本作にあった!!(Part 2)。後のベスト盤に収められる②「Like No Other Man」もギラギラと輝く痺れる爆走曲ながら、個人的には④「Riot on the Rocks」から⑤「Hey!」の流れにKnock Out!された。もうお察しのことだろう、俺こと私は「The Hellacoptersは、1stとこの2ndこそが……」と思っているヘラコプターです。

#.58 Go!/Fair Warning (1997)

きっと、いつの時代でも、このバンドは売れなかっただろう。理由?そりゃ、ジャケットを見れば分かるだろう!?言わせんな恥ずかしい!しかしいつの時代でも、日本でだけはやはり売れるだろう史上最高の独逸産「Big in Japan」Fair Warningの3rdアルバム。百聞は一見に如かずだ。①「Angels of Heaven」を聴いて涙を流し、②「Save Me」で嗚咽し、かのファウストのように言ってやれ、―――Verweile doch, du bist so schoen!冒頭の4曲!的言及が多いけれど、俺は⑪「Sailing Home」で何かの主人公になって死地へ旅立ちます。ヘルゲ・エンゲルケ(G.)のスカイギターは必聴。

#.59 Californication/Red Hot Chili Peppers (1999)

ベースの音を「ベース」の音として初めて認識出来たのは①「Around the World 」からだったと思う。Rolling Stone誌認定の現代の三大ギタリストが一人、ジョン・フルシアンテ(G.)が出戻り、制作された7thアルバム。まあ、俺の世代はよく聴いた。だから、個人的に思い入れは無くても、レッチリの作品の中で一番「しっくり」きてしまう。そういう意味では、それが次作『By the Way』じゃなくて良かったとは思う。

#.60 Playing My Game/Lene Marlin (1999)

女性Vo.のお薦めを訊かれたときに、イの一番に候補に浮かぶレネ・マーリン(Vo.)の1st。①「Sitting Down Here」、代表曲③「Unforgivable Sinner(邦題:天使のように……)」のシングルは文句のつけようのない哀愁のポップスだが、孤独に耽溺したい人には⑩「A Place Nearby」が鉄板。CD背面のポートレートが信じられないくらい北欧“美少女”Teen的で麗しい!

#.61 MASTER KEATON ORIGINAL SOUNDTRACK/蓜島邦明・その他 (1999)

アニメ「MASTERキートン」のサウンドトラック。ケルト音楽、アイリッシュ・バンドからの引用が云々と語られたが、それでも、①「KEATON」が掛かれば、俺は動物たちと空を見上げ、あのオーロラを望む。「キートンさん、僕は臆病者になれるでしょうか…………あの人のような勇気ある臆病者に……」。←名言。


俺の中の青春「洋楽」三部作、その1。来たる受験、その勉強のBGMとして人生で初めて買った洋楽のアルバム。歌詞が聞き取れてしまいそうなThe Beatlesじゃなければ何でも良かった……が、それでも、多少は知っている曲が入っていて欲しいところに、流れてきた店内の⑪「Minority」に心が惹かれた。そんな当時の愛聴盤。それだからGreen Dayと云えば本作を挙げてしまう。


俺の中の青春「洋楽」三部作、その2。②「Right Now」がラジオで掛かり、気に入るもののバンド名と曲名が分からないまま、一期一会の曲で終わるかと思いきや、次の局でも流れて翌日に即購入。人生で一番多く「通して」聴いたアルバムは本作かも知れない。友人知人に貸してみると、上の②よりも①「Politically Correct」をフェイバリットに挙げてくる人が多いのも印象的。

#.64 Ready Sex Go/Marvelous 3 (2000)

俺の中の青春「洋楽」三部作、その3。ポップ・ロックの鬼才ブッチ・ウォーカー(Vo.&G.)が率いるMarvelous 3のラストアルバム。①「Little Head」から圧巻のアリーナ・ロックが展開され、Queenの名曲「Bohemian Rhapsody」のポップ・ロック版とでも評したくなる⑥「Radio Tokyo」で頂点を迎える。隠れるには勿体無いポップ・ロックの名盤。

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Blogで相互リンクさせて頂いている【音楽と本を軸に回る僕のライフ。】を運営するSupernovaさんに、Twitterにて「All Time Best Album 100!ってやらないんですか?」と軽く話を振ってみたら、見事にこのGW中に選定!まさかの展開、有難うございます!そして、お手数申し訳ございません!

GW特別企画、supernovaが選ぶ『オールタイムBEST100』 ← It's Cool!!

やはり、やっぱりのユニークな選定!人間って、面白っ!Supernovaさん、無茶ぶり叶えて頂き、本当に有難うございました!というわけで、私は私でちびちびと更新しようと思います。さて、今月中に果たして終わるかな?


#.33 The Stone Roses/The Stone Roses (1989)

邦題「石と薔薇」。大学時代のある日、⑤「Bye Bye Badman」を口ずさんでいることに気づき、改めて聴き直して“マッドチェスター”を体験。このグルーヴに長らく気づけなかった自分の耳の悪さを呪った。⑪「I Am The Resurrection」のインスト・パートは何を描いて創ったのか個人的に興味深い。まさか即興じゃあるまい。ジョン・スクワイア(G.)はもっと評価されても良いと思うギタリストの一人。でも、ソロアルバムはつまんないのよね。

#.34 BLUE BLOOD/X (1989)

X(現:X JAPAN)のメジャー・デビューアルバム。よくよく聴いてみると、キュビスム的にデタラメなアルバム。Frank Marino & Mahogany Rushのカバー①「PROLOGUE (~WORLD ANTHEM)」はともかく、YOSHIKI(Dr.&P.)の⑥「ENDLESS RAIN」を筆頭に、メタル色の薄いHIDE(G.)とTAIJI(B.)の曲がよくぞ違和感なく収まったな、と。次作『Jealousy』以降の作品はその辺のバランス感覚が壊れている印象。お気に入りは、バッハの「フーガ ト短調」を基調とする大曲⑪「ROSE OF PAIN」。Xを聴くならベスト盤よりも、まず本作を聴いたほうが良いと思う。

#.35 Cowboys From Hell/Pantera (1990)

俺の中でダイムバッグ・ダレル(G.)はかのランディ・ローズ(G.)とテキサスロングホーン(♀)との一夜の過ちで生まれてしまった隠し子設定がある。次作『Vulgar Display of Power(邦題:俗悪)』でブレイク以降、新作の度に「Pantera is Pantera!」的マチスモに拍車が掛かり、個人的に半ばジョークにさえ思った存在のバンドながら、Rock ’n’ Roll!なノリと⑤「Cemetery Gates」に象徴されるダレルのセンチメンタルなプレイが聴ける本作はこの手の企画では外せない。

#.36 Rust In Peace/Megadeth (1990)

後に「ももいろクリスマス2011 さいたまスーパーアリーナ大会」にて世界中のメタルファンを「……な、何やってるのさ、マーティ!?」と驚愕させる凄腕マーティ・フリードマン(G.)が加入し、不倶戴天の宿敵Metallicaを瞬間的に超えたMegadethの傑作3rdアルバム。②「Hangar 18」はいつ聴いても濡れる。

#.37 Metallica/Metallica (1991)

通称「ブラック・アルバム」。俺にとってのMetallicaとは2nd『Ride the Lightning』でも、3rd『Master of Puppets』でもなく、この5th『Metallica』だった。とりあえず、初めて聴いたときの印象は本当に「重かった」、そして、「暗かった」。それが90年代、続く00年代を経ていざ耳にしてみると、こんなに「ポップ」に響いてしまう事実に驚愕せざるを得ない。五感は日々調教される、―――学生時代、そんな「戒め」を与えてくれた一作。漢の哀歌④「The Unforgiven」は、Metallicaの全作品中でジェイムズ・ヘットフィールド(Vo.&G.)のベスト・ヴォーカル・パフォーマンスだと思う。

#.38 Bang!/Blankey Jet City (1992)

"THE"と前置きたくなるBlankey Jet Cityのアルバム、その1。次作『C.B.Jim』と、どちらが最高傑作か?とよく議論の的になる印象があるが、個人的には本作に軍配を上げたい。跳ね馬に乗るような野性味溢れるスリリングなリズム。①「Rain Dog」から全編を通して維持される「切迫感」が堪らない。

#.39 Rage Against The Machine/Rage Against The Machine (1992)

これより後に隆盛するオルタナティブ・ロック、ミクスチャー・ロックを先駆けた90年代を代表するロックの名盤。思うに、トム・モレロ(G.)はここでアイディアを出し尽くしてしまったのではないか。なんて邪推をしてしまうほど、以降の作品と一線を画する構築されたギターソロが披露される。⑥「Know Your Enemy」はその極致。極左のメッセージ、ハードロック、へヴィメタルを下地にした確かなテクニックが耳を惹く規格外の1stアルバム。ジャケットは仏教徒差別に抗議し、焼身自殺した僧侶の写真を使用。……Rock ’n’ Roll!

#.40 C.B.Jim/Blankey Jet City (1993)

"THE"と前置きたくなるBlankey Jet Cityのアルバム、その2。Blankey Jet Cityの「初期」や「中期」はシングル向きな曲が少ない印象があるが、それでも、⑦「ライラック」はバンドを毛嫌いする層にも一考の余地を与える異色の曲。もっとも、そこから入っても、イメージ通りの①「PUNKY BAD HIP」でダメな人はもうダメだろうけど(笑)

#.41 Under the Table and Dreaming/Dave Matthews Band
 (1994)

「Big in America」なヴァージニアで結成されたジャムバンド。“飛べる豚”ジョン・ポッパー(Harp)が客演する②「What Would You Say」、バンドのアンセム⑦「Ants Marching」が名刺代わりのトラックか。Dave Matthews Bandは本作と次作『Crash』を聴いておけばいいと思う。

#.42 Crank/The Almighty (1994)

売れるものを作れ!じゃなきゃ、クビだ!と突きつけるレコード会社へのフラストレーションが裏返った、―――バラード一切なし!首を振れ、ヘッド・バンガー!さあ、クビを切れレコード会社!俺たち、The Almighty!と自分たちの作曲能力の限界値さえ超えた渾身の一枚。1000枚聴いた後、2000枚聴いた後、3000枚聴いた後、……思い出したように本作を聴き直し、ここまで価値が駆け上がって参りました。叩きつける怒涛のフラストレーション!兄さんら、シンガロング・パートを作り過ぎッス!

#.43 Introducing Brad Mehldau/Brad Mehldau (1995)

Radioheadの楽曲を数多く取り上げ、ロック界隈にもその名を知られるブラッド・メルドー(P.)のメジャー・デビューアルバム。本作にはその「十八番」のRadioheadの楽曲は収録されていないが、いきなりのスタンダード①「It Might as Well Be Spring」のタイプするイントロから快速のアレンジに、野心と新しい時代の息吹きを感じられる。「Introducing ××××」というジャズの専売特許的表題を見事に活かした「才能」お披露目な一作。

#.44 The First Ten Years(1986–1995)/Altan (1995)

ベスト盤は選ぶまいとは思ったが、これしか持っていないのだから仕方がない。本作はアイルランド音楽を奏でるバンドAltanの中核メンバー、フランキー・ケネディ(Fl.)の病没を機に、それまでの活動を総括したベスト盤。クラシックでもなく、ジャズでもなく、ロックでもない音楽は以前にも聴いてはいたが、フィドル、ブズーキといった楽器の存在を本作で知り、長年と腑に落ちず、閉ざされていたファンタジーの扉が開かれた。①「かわいいペグのリール」から軽やかに舞うフィドル、ファンタジー世界の平民が奏でる《日常》の音楽がここにある。……いや、これ、超「巧い」らしいけどね。でも、全然お高くとまって聴こえないのよ。それがとてもとても、とても素敵でした。

#.45 Chrono Trigger Original Sound Version/光田康典・その他 (1995)

「我が名はグレン!サイラスの願いとこころざし。そしてこのグランドリオン………… 今ここに受けつぎ魔王をうつっ!」とスーパーファミコンの後期、いや、末期を飾る名作RPG『CHRONO TRIGGER』のサウンドトラック。Disc 1の①「予感」の振り子の音が聴こえれば、俺は「クロノ」になり、カエルとロボを連れて、「トリプルアタック」で魔王を倒す!……何とでも言ってくれ、最高のノスタルジーを運んで来てくれるサウンドトラック。


代表曲②「Man on a Mission」からリターンする快速小曲③「Fairytale」の流れで、Knock Out!勝負が決するカイ・ハンセン(Vo.&G.)の最高傑作。惜しむらくは、ゲストとして盟友マイケル・キスク(Vo.)が⑨「Land of the Free」、⑫「Time to Break Free」でリードVo.を担っている事実。……何故に「全曲」、歌ってくれなかった!?と、誰しも一度は絶望するアルバムでもある。カイの「躁」が堪能出来る一作。

#.47 Nola/Down (1995)

フィル・アンセルモ(Vo.)が結成した「スラッジ・メタル(←初めてこんなジャンルがあるの知ったわ!)」バンドの1st。活動拠点であるニューオーリンズを多分に意識した泥々しい南部「メタル」サウンドで、それに合わせ、あのフィル・アンセルモが「歌う」。回顧ではない70年代が薫るクラシックなサウンド。⑩「Stone the Crow」はその「70年代」当時にリリースされてもきっと神々しく響くだろう、バンドの結実的名曲。

#.48 (What's The Story) Morning Glory?/Oasis (1995)

“ビッグ・マウス”ノエル・ギャラガー(Vo.&G.)のインタヴューはいつも中身が無いながらに無駄に刺激的だが、―――1stと2ndだけならThe Beatlesだって超えられる。なる趣旨の発言は(……うん、そうね)と納得する程度に説得力があってしまった。本作は、ブリット・ポップの頂点を極めたその“The Beatlesだって超えられる”2ndアルバム。全曲シングルカットも絵空事に思えないブリリアントなトラックが並ぶ。③「Wonderwall」は、Travisの代表曲「Writing to Reach You」で歌われるようにイギリスの《日常》に溶け込んだ。洋楽を聴こう!で手に取って、そのまま聴くのが「当たり前」になりやすい一枚。

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#.17 Back In Black/AC/DC (1980)

猟銃で頭を吹き飛ばしたどこぞのロックスターも「完璧な一枚」と讃えたAC/DCの代表作。俺もそう思う。表題曲⑥「Back in Black」のリフは、今の今まで星の数ほど作られたリフの中で、世界「1」好きだ。全てがシンプル、故に飽きない名盤。しかしあまり話題に上がらないが、⑨「Shake a Leg」でアンガス・ヤング(G.)がギターソロを展開していく中で、さらりとタッピングを挟んできて驚いた記憶もある。いや、今聴いても驚くが。

#.18 Ace Of Spades/Motörhead (1980)

ロック界に燦然と輝くクラシック①「Ace Of Spades」にて、……You know I'm born to lose, and gambling's for fools!But that's the way I like it baby!I don't wanna live for ever!And don't forget the joker!とレミー・キルミスター(Vo.&B.)がそのダミ声で叫んだとき、これが宇宙の開闢、その時の音だと確信した。Rock 'n' Rollとは何か?俺の中で、その答えが本作にあった。Motörheadの、自分たちでさえ超えられない最高傑作。不変の爆走、普遍のRock 'n' Roll!そこにシビれる!あこがれるゥ!

#.19 Shut Up 'n Play Yer Guitar/Frank Zappa (1981)

俺にとって、フランク・ザッパ(G.)とは《ファッション》だ。それだから、1枚のアルバムが好きということはなく、【Frank Zappa】とクレジットが押印されているだけで価値が生まれる。なので、この企画においては【Frank Zappa】という答えがもっとも正しいのだが、60枚を超えるカタログの中で「敢えて」選ぶならば、邦題『黙ってギターを弾いてくれ』の本作。フランク・ザッパのギタリストとしての実力が遺憾なく発揮された―――各ライヴでのギターソロ、即興演奏を収録した3枚組の大作で、何か「物凄い」。ギター・インストに興味ある方は見聞を広める意味で手を出しても損はないだろう。

#.20 No Sleep 'Til Hammersmith/Motörhead (1981)

前言をさっそく撤回する、―――最高傑作『Ace Of Spades』を凌駕する名演がここに。音のボリューム調整を間違えると、待った無し!で鼓膜が破れる終わらない爆撃チューン⑦「Overkill」を超える楽曲が果たして今後現れるのか!?ライヴで完成される楽曲があることを教えてくれた一枚。とにかく、最初から最後まで勢いが止まらないっ!!

#.21 Baked Potato Super Live!/Greg Mathieson Project (1982)

スティーヴ・ルカサー(G.)、ロバート・ポップウェル(B.)、ジェフ・ポーカロ(Dr.)、グレッグ・マティソン(Key)の泣く子も失禁してしまう名うての4人によるL.Aのライブハウス「The Baked Potato」でのオーバー・ダビング無し(!?)の一発録りのライヴ・アルバム。とりあえず、全曲が全メンバーの見せ場だらけでトイレに行くのも忘れてしまうので泣く子でなくてもオムツを履いて拝聴しよう。本作を聴いて思うことは本物の《超絶技巧》はそのまま「曲」になるという現実だ。圧巻のテクニック・ショー、知る人ぞ「いや、十分有名だって!あれっ時代が違う!?」知るライヴ・アルバム。

#.22 Dvorak:Symphonies No.9 "From the New World" & No.7/Václav Neumann:Czech Philharmonic Orchestra (----)

地産地消ではないが、クラシックの世界にもお国もの、地元ものがあるということを知ったのは、このチェコ出身の指揮者ヴァーツラフ・ノイマンがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を率い、チェコの代表的な作曲家ドヴォルザークがアメリカ滞在中に故郷ボヘミアことチェコを想い、届けた傑作『交響曲第9番(新世界より)』を吹き込んだ本作から。この通り、チェコ、チェコ、チェコとチェコ三昧で、そこに意味はあるのかと云えば……よくよく置き換えてみれば、例えば武満徹の曲を日本人が演らないで(傑作にしないで)どうすんの?と。という訳で、そういう「納得」の分、特別に響くので愛聴しております。そう、私のクラシックはエピソード重視。オーケストラの音の良し悪しを語れるほど、耳は残念ながら良くないわ。ちなみに、ノイマンのチェコ・フィルの『交響曲第9番(新世界より)』は、三作(?)録音されているようですが、私が聴いているのは「優しい」お値段が魅力のCRESTシリーズの一作。

#.23 Standards, Vol.1/Keith Jarrett Trio (1983)

キース・ジャレット(P.)がジャズのスタンダードを弾いてみた!第一弾。もはや名物の「うなり声」、しっかりと吹き込まれております。

#.24 Standards, Vol.2/Keith Jarrett Trio (1983)

キース・ジャレット(P.)がジャズのスタンダードを弾いてみた!第二弾。これまた名物の「うなり声」、しっかりと吹き込まれております。さて、キース・ジャレットと云えば、上段の『Vol.1』や本作よりも『The Köln Concert』を始めとした知名度、質の高い名盤(『My Song』とか最高ですよね!)が数多あるのだが、そんな中で何故に選んだのかと訊かれれば、……聴き流せるから、と答えたい。私が「ジャズ」というジャンルに求めるのは雑多な雰囲気を演出してくれることが多くを占める。家や車の中で、リラックスをしたいとき、そこで鳴っていて欲しい「自然」な音。キース・ジャレットの作品は、ともすると清聴を要求してくるので、『Vol.1』や本作のような「スタンダード」「うなり声」といった身近さが個人的には末永く聴けると思ったので選びました。

#.25 War/U2 (1983)

U2を初めて聴いたのはベスト盤『The Best Of 1980-1990』からだったが、その中でもやはり一際異彩を放っていたのは本作のシンボル・トラック①「Sunday Bloody Sunday」だったのは間違いないし、よく覚えている。ラリー・マレン・ジュニア(Dr.)の叩く無機的にも思える戦慄のビートに、高校の通学時、Gamma Rayの3rd『Insanity and Genius』の冒頭を飾る「Tribute to the Past」をひたすらリピートしていた俺は目を剥き、(……お、遅くても凄い曲ってあるんだな!)とまだセンスの悪さを爆発させていた。何にせよ、U2の実質、「最期」の反骨の名作。ここよりバンドはアメリカに向かい、怒りを収め、愛と平和の使者に変わる。余談だが、俺的名曲⑦「Two Hearts Beat as One」を皆、ベスト盤に選ばれないからって忘れないであげて!ベースが格好良いよ!

#.26 十七歳の地図/尾崎豊 (1983)

正直な話、ほとんど聴くことはないのだが、「デビュー作を超えられない」なる尾崎豊の言を知って以来、埃をかぶらせても持っていようと思ったアルバム。他のアーティストでもこの手の発言はよくあると思うが、尾崎の場合、10代で作ったアルバムだからね。面白いな、と。テクニック以外の「何か」を信じたくなったときに聴く。だから、聴かないのもある。

#.27 Live After Death/Iron Maiden (1985)

ヘヴィ・メタルが好きではない貴方もネットが生活の一部となっていれば、―――For the king,for the land,for the mountains!と耳を疑う馬鹿が極まった名曲「Emerald Sword」をご存知のことだろうが、そんなので盛り上がるなら、本作の①「Intro: Churchill's Speech」から②「Aces High」でJump in the cockpit!して来るがいい。①におけるウィンストン・チャーチルの高校生でも解る語彙でのスピーチはマジで失禁ものの格好良さである。そこからエースパイロットとして飛び立つ②も言わずもがなだ。Iron Maiden、全盛期のライヴ・アルバム。ここに足りない曲と云えば後の名曲「Fear of the Dark」くらいなもので、およそバンドのクラシックは網羅されている。とにかく、戦地を駆け抜けていくライヴ・アルバム。......We shall never surrender!......There goes the siren......!やべっ、空襲警報だ!俺も行かなきゃ!ε=ε=ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダダッ!!

#.28 The Queen Is Dead/The Smith (1986)

個人的に前出のU2の『War』と並ぶ、80年代のUKロックと云えば、……の象徴的一作。ジョニー・マー(G.)の「繊細」なギターが駆ける⑥「Bigmouth Strikes Again」、哀歌⑨「There Is a Light That Never Goes Out」とあまりにベタな曲がお気に入り。無いもの強請りなのは解っているが、本作がThe Smithにとっての『War』とするなら、The Smithの『The Joshua Tree』が聴きたかった。ところで未だに不思議でならないのが、高校、そして、大学までこのThe Smithを話題にする連中が周りにいなかったこと。……巡り合わせのせいだけなのかしらん?

#.29 The Joshua Tree/U2 (1987)

3rd『War』、そこから過渡期の作品と云える4th『The Unforgettable Fire』を経て、現在に到るU2を築き上げた5thアルバム。①「Where the Streets Have No Name((約束の地)」、Mr.Childrenのシングル『終わりなき旅』のルーツもここにある②「I Still Haven't Found What I'm Looking for(終わりなき旅)」、③「With or Without You」と冒頭を飾る三曲は「大迫半端ないって」を彷彿させる有無を言わせぬ名曲群。いや、続く④「Bullet the Blue Sky」さえ「大迫半端ないって」と口を滑らしてしまうかもしれない。……U2半端ないって!アイツら半端ないって!お手上げの逸品。

#.30 Appetite For Destruction/Guns N' Roses (1987)

①「Welcome To The Jungle」から幕を開ける、捻るメロディ、スウィングするリズム。そして、Sha-na-na-na-na-na-na-na-na-na-na-na-knees, knees!のアクセル・ローズ(Vo.)のパフォーマンス。俺が聴き始めたときにはGuns N' Rosesも、Nirvanaもすでに過去のバンドだったが、比すればはるかに前者―――Guns N' Rosesのほうがリアリティが在った。リアル『野獣生誕』。おそらく、今現在においてもハードロックが到達した最大値のアルバム。


何かと小馬鹿にされるヘヴィ・メタルというジャンルにおいて、選ばれし民が愛聴するプログレッシヴ・ロックのお家芸「コンセプトアルバム」―――その軒に真っ当に連ねられ、且つ評価さえ受ける本作。歌詞の内容が解らずとも、パフォーマンスと「演出」で状況が把握出来てしまうのはまさに名盤の評に相応しいが、メタルにも関わらず、グル―ヴィーなのは驚嘆せざるを得ない。プログレッシヴ・「メタル」の金字塔。


前作『Keeper Of The Seven Keys Part 1』にて、Helloweenがマイケル・キスク(Vo.)とカイ・ハンセン(G.)の《バンド》と認知されてしまった逆境に打ち勝ち、マイケル・ヴァイカート(G.)が「俺もここにいるぞ!」と意地を見せた。もう説明は不要だろう、ご唱和下さい―――Hey!╭( ・ㅂ・)و<We think so supersonic!

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Medeskiの(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵【All Time Best Album 100!:#.01 ~ #.16!】

Twitterにてフォローさせて頂いている方の「皆さんのAll Time Bestは...」的なつぶやきに乗っかって、100枚をちびちびと選んでみた。自分の嗜好を再確認出来る意味でも面白かったので、皆さんも暇を見つけてリストを作ってみては如何だろうか?とりあえず、この記事では選んだ100作のなかから時系列、リリースの順に#.01 ~ #.16と番号を振ってアルバムを紹介。ではでは、Medeskiの(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵【All Time Best Album!#.01 ~ #.16!】の始まり始まり~!

* #.17以降も、追って制作予定。一気に100枚を覗きたい方は、期間限定でこちら(←クリック!!)に画像だけ用意致しましたのでご参考にどうぞ。


#.01 Saxophone Colossus/Sonny Rollins (1956)

ソニー・ロリンズ(Ts.)の代表曲である①「St. Thomas」、『悪の教典』のアンチヒーロー、ハスミンこと蓮実聖司も愛する④「Moritat」と著名な曲が収められている本作は、とにかく聴きやすい。それはもはや「ポップス」の域で、仮にスーパーの棚に本作が陳列してあって、ベビーカーを押しているヤンママが「今日は、……ロリンズでいいか!」と冷凍食品と同じようにカゴに放り込んでも俺は何ら驚かない。それくらいにポップ、そのくせ、ちゃんと「ジャズ」している名盤中の名盤。ロリンズのみならず、メンバー全員がノっているが、マックス・ローチ(Dr.)がひたすら格好良い③「Strode Rode」が個人的な本作のベスト・トラック。これがあるからこそ「全方面」で受け入れられたと思うのよね。

#.02 Ella in Berlin: Mack the Knife/Ella Fitzgerald (1960)

「スキャット」というものをご存じだろうか。そう、ダバダバダバダバとかドゥビドゥビドゥビドゥビヤとか意味のない言葉を発する歌唱法だ。正直、大学時分まで俺はそれを「スキャット」なんて呼ばれていることを知らなかったし、歌詞をど忘れした時なりに、誤魔化すためのアホの産物だと思っていた。そして、それ、調べてみても合っていた。それだから、エラ・フィッツジェラルド(Vo.)がスキャットの名手と謳われていても、……だから?と関心を抱くことはなかった。がしかし、各種の名盤特集にしつこいまでに選ばれ続ける本作をようやく手に取り、何の気なしに聴いたときに知ったのは「……アホは俺だった」と云うことだ。未だ心のうちで不動のNo.1に輝くスキャットの名演⑨「How High The Moon」を聴けば、声が一つの楽器であることがよく解る。何コレ、超格好良い!スキャット、最高!!と見事なまでに手のひらを返してしまった一作。

#.03 A Love Supreme/John Coltrane (1965)

宗教にだけはハマっだらいげね!とその辺のお婆ちゃんの知恵袋を開けば出てきそうなアドバイスを誰からも授かることなく、ジョン・コルトレーン(Ts.)が神へと捧げた本作『至上の愛』。いきなり渦を巻いて立ち昇っていくコルトレーンのサックス、そこからベースとドラム、ピアノが厳かに場を整え、再びコルトレーンが……な冒頭から宗教儀式を思わせるムードを演出して、意識を彼方へ飛ばしてくれる。そうして、気づけばリピートして「A Love Supreme......A Love Supreme......」とコルトレーン(?)と一緒に俺は口ずさまずにはいられない。ちなみに本作、初めて買ったジャズアルバムなのだが、お陰様で「フリー・ジャズ」的なものを「ジャズ」だと認識してしまい、しばし周囲と噛み合わない日々を過ごしてしまった思い出がある。

#.04 Band Of Gypsys/Jimi Hendrix (1970)

ジミ・ヘンドリックス(G.)のアルバムは3枚のスタジオアルバムだけでなく、死後、半永久的に発掘され続けるだろう音源も含めて好きなのだが、この手の企画で選びたくなるスタジオアルバムはどれも一長一短があり、通して聴いているとどうしても無いもの強請りをしたくなる……が、当のジミ自身が出来に不満だった(?)ライヴ音源で構成された本作『Band Of Gypsys』ではそれが起こらない。というのも、バディ・マイルス(Dr.)の単調なプレイにあるのだと思う。ギターだけを聴いていれば良いと割り切れるのだ。何よりリズムパートが単調だからこそ、ジミのギターが自由奔放に躍る。ハイライトは、……やっぱり!の大曲②「Machine Gun」。レッドスネーク、カモン!と云った感じで、ギターが現れては万華鏡のようにその形を変えていく。


エリック・クラプトン(G.)、ジャック・ブルース(B.)、ジンジャーベイカー(Dr.)の当時名うての三者が三すくみになって原曲を壊していくドキュメンタリー。三者の引くに引けない意地の張り合いが大迫力。……大迫力!

#.06 Deep Purple In Rock/Deep Purple (1970)

ラシュモア山のジャケットが思い浮かべば、御多分に漏れず、①「Speed King」と③「 Child In Time」目当てに聴いてしまうハードロックの名盤。

#.07 At Fillmore East/The Allman Brothers Band (1971)

若干と云わず、本作をここで選んでしまったのは世間評に洗脳されてしまった感が……なんてぐちぐちと四の五の言おうとしたが、いざ⑥「In Memory of Elizabeth Reed(邦題:エリザベス・リードの追憶)」に辿り着いてしまうと、言葉も失う官能の世界で悦に入ってしまう。何か色気を感じるライヴ・アルバムなのよね。


エリック・クラプトン(G.)、ジャック・ブルース(B.)、ジンジャーベイカー(Dr.)の当時名うての三者が三すくみになって原曲を壊していくドキュメンタリー Vol.2。②「White Room」、⑤「Sunshine of Your Love」と知名度の高い曲が収録されている分、取っつきやすさは『Live Cream』よりもある。

#.09 Toys In The Attic/Aerosmith (1975)

本作からライヴ・アルバム『Live! Bootleg』までの4枚はどれも甲乙丙丁と評価を付け難く愛聴するものの、ジョー・ペリー(G.)が本作の出来に満足してアルバムタイトルに『Rocks』と提案するもバンドのキャリアから時期尚早と判断され、この『Toys In The Attic』となった……なんてエピソードを耳にしたとき、なるほど!と納得した記憶の分だけ本作が好きですワ。個人的には代表曲④「Walk This Way」の後、⑤「Big Ten Inch Record」からが肝で、「通して」聴き終えると70年代のロック・バンドの姿を観てきたかのような満足感に包まれる。理由は不明。

#.10 Boston/Boston (1976)

アメリカン・プログレ・ハードの雄Bostonの1stアルバム。何重にも重ねられたファットなギター、抜群のコーラスワークがいきなり披露される代表曲①「More Than a Feeling」から〆の⑧「Let Me Take You Home Tonight」まで、とにかく1stアルバムとは思えない完成されたサウンドが時を経ても鮮烈。余談だが、一時期、「Rock and Roll」or「Rock 'n' Roll」的表題を持つ曲を選んで聴いていたが、本作の④「Rock and Roll Band」はかなり上質の《Rock 'n' Roll》ソングでした。

#.11 ベルリオーズ:幻想交響曲/Leonard Bernstein:Orchestre National de France

ネットサーフィンをしていたとき、たまたま辿り着いたホームページのレヴュー(←気になる方はクリック!)をキッカケに購入、以来、愛聴するようになったのが本作。それだから演奏の良し悪しは関係なく、そういうものとして常に聴いている。この記事を書くために久しぶりにレヴューを拝読したが、やっぱり良いレヴューだなぁ、と。ちなみに、この「幻想交響曲」は「史上初のサイケデリックな交響曲」とこのアルバムで指揮を執るレナード・バーンスタインがお洒落に紹介したエピソードがある。

#.12 Games, Dames and Guitar Thangs/Eddie Hazel (1977)

ジミ・ヘンドリックスに傾倒していく中で、そのフォロワーと云われるアーティストを漁っているうちに辿り着いたアルバムのひとつが本作。聴く度に(……やっぱり、黒人がギター持つと面白いな)と再認識する。ついでに、2ndアルバムを作って欲しかったな、と。ただ、曲自体は好きでも嫌いでもないのが玉に瑕なアルバム。

#.13 Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols/Sex Pistols (1977)

「1977」という数字の羅列にファッション的な意味合いを決定づけた一枚。要するに「1977」はパンク元年、パンク誕生の年なわけだが、洋楽を聴き始めた高校時分の俺はそんなお洒落なエピソードよりも、「ロック」と「パンク」の違いを知りたかった。何が「ROCK」で、何が「PUNK」なのか。しかし、俺より先に洋楽にかぶれていた友人たちは納得する答えを与えてくれなかった。ともかく、これを聴けばパンクが解る―――と渡された本作を聴き、そして、歌詞の対訳を読んで(……す、すげえ刹那的!)とパンクの本質に触れるも、次に聴くことになるThe Clashの『London Calling』で(……えっ、これもパンクなの!?)と混乱することになる。収録曲ではバンドの代表曲のひとつである④「God Save the Queen」の表題を含めた歌詞の「造り」に当時、感心致しました。

#.14 Live/Frank Marino & Mahogany Rush (1978)

ハードロックのライヴ・アルバムの決定版と云えば、俺の中ではDeep Purpleでも、Led Zeppelinでも、Aerosmithでも、Kissでも、Grand Funk Railroad、AC/DC、UFO、Scorpionsでもなく、Frank Marino & Mahogany Rushのこの『Live』だった。ライヴが進むにつれて“ジミ・ヘンドリックスの再来”フランク・マリノ(G.)が弾き倒し、⑥「A New Rock & Roll」でついに奔り始めれば、迎えるロックのスタンダード⑦「Johnny B. Goode」は、数多のアーティストたちのカバーのなかでも、1,2を争う激烈なハードロック・ソングとして縦横無尽にRollする。何気に⑪「The World Anthem」~⑫「Purple Haze」と締めくくってくる起承転結つけたセットリストも心憎い演出。

#.15 Live And Dangerous/Thin Lizzy (1978)

アイルランドの至宝Thin Lizzyの代表曲を網羅したライヴ・アルバム。特段の思い入れはないアルバムながら、たまに無性に聴きたくなる(Thin Lizzyのアルバムならゲイリー・ムーア(G.)の参加した9th『Black Rose a Rock Legend』のほうがよく聴いたし、思い出もある)。とりあえず、俺の中でフィル・ライノット(Vo.&B.)はジミ・ヘンドリックスと双璧をなすロック・スターです。Dancing in the moonlight!

#.16 Cheap Trick at Budokan/Cheap Trick (1979)

「Big in Japan」の元祖とも云えるCheap Trickは本作で本国アメリカでブレイクするわけだが、それも納得のアーティストが凄いというよりも、観客が凄い!という異色のライヴ・アルバム。兎にも角にも、この嬌声、ロック・バンドに向けられる類のものではない。代表曲⑦「I Want You To Want Me」のサビにおける「cryin'」のエコーを一度目はすかしながら、エコーが無いと理解するや二度目からは自発的に観客が補完する瞬間はもはや「事件」だ、凄いわ会場のアンタら。全編に渡って渦巻く「黄色い」熱狂。……圧巻です!

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