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Pablo Honey/Radiohead (1993)

Pablo Honey
1. You
2. Creep
3. How Do You?
4. Stop Whispering
5. Thinking About You
6. Anyone Can Play Guitar
7. Ripcord
8. Vegetable
9. Prove Yourself
10. I Can't
11. Lurgee
12. Blow Out

Price Check.――― ¥ 50

巷で囁かれる初期の代表曲②「Creep」一曲のアルバム。その「Creep」にしても、アメリカ発の「とにかく惨めで、鬱であれ!」と推奨された時代背景にマッチした歌詞が評価されてのもので、―――で?―――だから?とこの先を求められても、当時のトム・ヨーク(Vo.)では応えられなかっただろうし、ジョニー・グリーンウッド(G.)以下のメンバーたちも、自分たちの音楽(を表現するため)の核が何なのか分からなかっただろう。もはやバンドのトレードマークと断言出来る無機的なサウンドは唐突なディストーションギターの挿入などに後の芽を確認出来るものの、自他共に認める事実上の6人目のメンバーとなっているプロデューサー・ナイジェル・ゴッドリッチとの邂逅を果たせていない本作ではセールスポイントに挙げられるほどの印象は持てない。その中にあっての無意味なオーバー・ダビングを施したイントロを持つ⑥はまだ見ぬ未来のバンドの真骨頂。屈折したギターラインが魅力的だ。言うほど悪くない、という擁護の評判も多々見掛ける本作だが、それはレディオヘッドがオーソドックスなギターロックを展開している珍しさからで、ファンでも無ければ有難くも無い。この一曲、この一枚でフェードアウトしていくのに十分な有象無象のバンドのひとつがレディオヘッドだったということを証明してみせる逆アピールな一枚。このアルバムに限れば、トム・ヨークって歌下手だな、とさえ私は思う。

Pablo Honey/Radiohead (1993)

category: O-U

tag: MUSIC 100円

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