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HIDE YOUR FACE/hide (1994)

HIde your face
1. PSYCHOMMUNITY
2. DICE
3. SCANNER
4. EYES LOVE YOU
5. D.O.D.(DRINK OR DIE)
6. CRIME OF BREEN St.
7. DOUBT
8. A STORY
9. FROZEN BUG ’93
10. T.T.GROOVE
11. BLUE SKY COMPLEX
12. OBLAAT
13. TELL ME
14. HONEY BLADE
etc...

Price Check.――― ¥ 150

映画『エイリアン』における敵役の主役エイリアンをデザインしたことで著名なH・R・ギーガーの仮面オブジェのジャケットが印象的な本作hideの1stにして、実質の代表作。ここで見られる音楽性は2nd以降での本格的なインダストリアル・ミュージックの導入を予感させる程度のもので、基本は本丸であるX JAPANに通じるHR/HMが楽曲の軸となっている。それはテリー・ボジオ、T.M.スティーヴンスといったバカテクミュージシャンを起用していること、タッピングによるギターソロが映える④が1stシングルになっていることなどからも分かる。とは言ったものの、このアルバムの本質は楽曲のバラエティの豊かさ……転じて、統一感の無さにある。全16曲、78分を超えるランニングタイムを持つ本作はまさに玩具箱のようなもので、hideの悪ふざけが思いついたままに収められている。上記のスタジオミュージシャンたちのリハーサル中のジャムに自分のギターを被せただけの⑩、20分近くアウトロが鳴り止まない⑯はその最たるもので、④とともに同時シングルリリースされた⑮は[CRYSTAL LAKE VERSION]と副題を付けられて、アコースティックギターで投げやり気味に歌い上げられている。言ってしまえば本作、デタラメなのだ。名盤を作ってやる!メチャクチャ売ってやる!とか、そういう意気込みは全く無く、せっかくのソロ名義なんだから……と、X JAPANでは絶対に出来ない自由な創作活動をここで楽しんでいる。それでも、②、④、⑬のシングル曲の出来は流石でファンの期待は決して裏切らない。個人的には⑪が本作の目玉で、重低音のリズム隊と歯切れの良いブラスセクションが何とも格好良い。この手の曲は他のアルバムでは見られないので、X JAPANの名残が残るこの時にしか産まれなかっただろう曲という意味で凄い貴重だと思う。歌詞の面で考えれば、⑤と⑦で1stにしてすでに彼の作詞家としての大輪が咲いているのが分かる。

HIDE YOUR FACE/hide (1994)

category: H-N

tag: MUSIC 250円 代表作

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