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The Bends/Radiohead (1995)


1. Planet Telex
2. The Bends
3. High & Dry
4. Fake Plastic Trees
5. Bones
6. (Nice Dream)
7. Just
8. My Iron Lung
9. Bullet Proof ... I Wish I Was
10. Black Star
11. Sulk
12. Street Spirit (Fade Out)

Price Check.――― ¥ 500

あの一曲、あの一枚でシーンよりフェードアウトしていくのに十分だったバンドが一転、Britpopとは無縁の音楽的成長を遂げる。ツアーでの疲弊からのメンバー間の不和というロックバンドによくあるあるある問題に陥り、制作期間が二度に分けられたのが功を奏したか、収録曲も見事に2パターンに分けられる本作。そのパターンとは②に代表される1stからのギターロックを推し進めたトラックと、ライヴの締めを任され続ける名曲⑫に見られる次作以降に繋がるメランコリックなメロディとポストロックの要素を含んだトラック。バンドの中心人物であるトム・ヨーク(Vo.)のパフォーマンスの向上が著しく、どの曲も彼の代名詞と云えるファルセットが随所で炸裂している。また、歌詞の主語が「I」から「You」へ変わったと言及されるが、個人的には、トム・ヨークの歌詞を分析することは村上春樹の文章(≠文体)を分析することと同じことだと思うので、そこは「ユー、ナンセンス!」の一言で片付けさせて貰う。ジョニー・グリーンウッド(G.)の現在においてもベストプレイに挙げられる⑦のギターワークは必聴。レディオヘッドの作品中、ポストロック傾倒前故の、もっともポップなアルバム。事実、このアルバムをバンドの代表作に挙げる人も多いので、レディオヘッド初心者はリトマス試験紙代わりに本作から入るのも良いかもしれない。

The Bends/Radiohead (1995)

category: O-U

tag: MUSIC 500円

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