ナマクラ!Reviews

12/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31./03

The Glorious Burden/Iced Earth (2004)

The Glorious Burden
1. Declaration Day
2. When the Eagle Cries
3. The Reckoning (Don't Tread on Me)"
4. Attila
5. Red Baron/Blue Max
6. Hollow Man
7. Valley Forge
8. Waterloo
--- Gettysburg (1863) ---
9. The Devil to Pay
10. Hold at All Costs
11. High Water Mark


Price Check.――― ¥ 500

80年代に隆盛を極めたヘヴィ・メタル~ロックが飛び抜けて尖鋭化した音楽~は90年代に入るとグランジ/オルタナティヴ・ムーヴメントによって見事なまでに駆逐されたが、00年代に入る頃にオジー・オズボーン主催のOzzfest、北欧バンドによるメタルの逆輸入、そして、80年代のリバイバル・ブームによってわずかながらもその潮流を手繰り寄せることに成功した。幾多の苦難を乗り越え結成20年を数えるIced Earthが送り出した本作はVo.に元Judas Priestのティム・オーウェンズを起用したことでメディアにも大々的に取り上げられ、話題を呼んだ快作。本作の聴き所はもちろん、ティムの強力無比のVo.とバンド・リーダーのジョン・シェイファー(G.)の創り出す勇壮なメロディーなのだが、ハイライトは兎にも角にも≪Gettysburg (1863)≫だ。プラハ・フィルハーモニック・オーケストラを導入したこの大曲はアメリカの南北戦争最大の戦いを題材に、ドラマティック、スペクタルといったへヴィ・メタルだけが持つ仰々しい真髄をこれでもかと鼓膜に叩き付けてくる。ヘッドフォンで聴けば、戦場での兵士達の息遣い、剣戟、砲弾……細かいディテールによる演出を含めたその攻撃的な音楽によって、下手な映画よりも視覚的な衝撃を受けるだろう。この曲だけのためにアルバムを買っても損はないという典型的な名曲で、作曲者であるジョンも自身の最高傑作と断言している。他の曲も粒揃いなのだが、アルバムが1周すれば本作は≪Gettysburg (1863)≫のアルバムになってしまう。その意味で、本作はソングライター/ジョン・シェイファーの記念碑的アルバムとも云える。

The Glorious Burden/Iced Earth (2004)

category: H-N

tag: MUSIC 500円 代表作

[edit]

page top