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The King of Limbs/Radiohead (2011)

The King of Limbs
1. Bloom
2. Morning Mr Magpie
3. Little By Little
4. Feral
5. Lotus Flower
6. Codex
7. Give Up The Ghost
8. Separator

Price Check.――― ¥ 200

『Amnesiac』の次に出るべきだったアルバム―――前作、前々作に見られるギターロックへの回帰から一転、再び脱ギターロックに舵を切った本作は、そんな言葉が何とも似合う。ファンの失望を買ったのは結局、バンドが何をしたいのか分からなくなったことに尽きるだろう。<先進的>であるはずのバンドが回帰に次ぐ回帰では、傍から見れば<迷走>しているように映っても仕方がない。先行公開された⑤のPVは、トム・ヨーク(Vo.)が暗所で変なダンスを踊るシュールなもので、元よりシュールなPVで知られたバンドではあるが「……このシュールじゃない」とファンが距離を置きたくなるのも当然の反応だった。それでも、本作が仮に『Amnesiac』の次にリリースされたアルバムだったならば、前半4曲の打ち込みループのウォール・オブ・サウンドと評したくなる強烈なリズムパートに耳を奪われただろう。個人的にベストトラックに挙げたい②は無機的とは真逆の有機的な、リズミカルなループで、ダンストラックでも無いのに身体を揺らしてしまう。後半からは実質の<歌もの>で、レディオヘッドの曲をイメージすればその通りの曲が流れるが、むしろそれが退屈なのがこのバンドのある意味での凄味だ。やはり、レディオヘッドのミュージシャンとしての役割は『Kid A』で終わっていたのだろう。バンドにはミュージシャンではなく《アーティスト》として、ライヴ、マーケティング面での革新を期待したい。

The King of Limbs/Radiohead (2011)

category: O-U

tag: MUSIC 250円

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