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2013年2月のレヴュー更新(まとめ)

とりあえず、村上春樹から処理していくか、と安易に考えて記事更新に挑むも、レヴューを書く感覚を忘れてしまい、見事なまでに三記事という体たらく。そもそも、曲がりなりにも文学だと思うと、どうしても及び腰になってしまうトラウマ持ちです。来月もしばし村上春樹作品が続きますが、息抜きな感じでライトノベルのストックを解放する予定です。来月もご訪問、お待ちしておりま~す!

●受賞作以外の文芸小説●
講談社文庫:羊をめぐる冒険/村上春樹 (1982)
講談社文庫:1973年のピンボール/村上春樹 (1980)
講談社文庫:風の歌を聴け/村上春樹 (1979)

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category: 更新情報

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Nigerian Wood/Keziah Jones (2008)

Nigerian Wood
1. Nigerian Wood
2. African Android
3. My Kinda Girl
4. Long Distance Love
5. Beautifulblackbutterfly
6. Pimpin'
7. Lagos vs New York
8. 1973 (Jokers Reparations)
9. Unintended Consequences
10. Blue Is the Mind
11. In Love Forever
12. My Brother

Price Check.――― ¥ 300

『Live EP』おいて東京とパリのライヴをその録音場所に選んだのは、そのマテリアルが良かったからという事後の理由ではなく、単純にその地域でのセールスが突出しているからだ。日本での人気は事実上1stでピークを迎えてしまい、そこから下降の一途を辿ってしまったが、彼の地フランスでは未だチャートインする根強い人気を持つキザイア・ジョーンズ。前作から4年の間を置いた本作でも地元音楽誌で43週チャートインという息の長いセールスを記録した。肝心の内容もそれに見合う出来で、キザイア・ジョーンズの作品中、もっともメロディアスなトラックが並んでいる。リリース時にラジオ等で積極的に紹介されたリーダートラック③はその象徴で、彼のキャリアでベストトラックに選ばれ続けるだろう曲のひとつとなった。本作ではメロディを重視したことでロック的ダイナミズムが消え、キザイア・ジョーンズ=Blufunkという1stからのイメージが完全に払拭される。そこに不満を持つ人も少なくないだろうが、個人的には珍しくもなくなったギター奏法に頼るよりもこの路線……コマーシャルなアフリカン・ロックを追及していって欲しい。相も変わらずの、曲の均一性が気になるが、退屈せずに聴ける好盤。まあ、一曲くらいはアクセントにスクリーム系の疾走曲があっても良かったかもね。

Nigerian Wood/Keziah Jones (2008)

category: H-N

tag: MUSIC 500円

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Black Orpheus/Keziah Jones (2003)

Black Orpheus
1. Afrosurrealism For The Ladies
2. Kpafuca
3. Femiliarise
4. Wet Questions
5. Neptune
6. 72 Kilos
7. All Praises
8. Beautiful Emilie
9. Sadness Is...
10. Autumn Moon
11. Black Orpheus
12. Orin O'Lomi

Price Check.――― ¥ 200

前作、遡れば前々作から迷走の感があった作風から一転、原点回帰とも言えるBlufunkな4thアルバム。映画「黒いオルフェ」に感銘を受けての作品ということもあって、モノローグを多用するなど意匠を凝らしたアレンジが印象的だ。この辺、アルバムを視覚的に聴かせる試みを図っているのだと推測出来る。前作ではコンセプトから鳴りを潜めていたが、同業者からも評価の高いギタープレイも今作では要所で弾けている。面目躍如のBlufunk②はそれを象徴するトラック。しかし、本作がギタープレイではなく、あくまで歌を中心に据えていることはクールに語りかけてくる③、3rdで培った感性が結露したバラード⑧などから分かるだろう。デビューから10余年を経て、衝動だけに頼らない作風を身につけたことを証明する一枚となった。全体を通して聴ける実質、初めてのアルバム。ただ、キラーチューンが無いのが、どうしても悔やまれる。

Black Orpheus/Keziah Jones (2003)

category: H-N

tag: MUSIC 250円

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Liquid Sunshine/Keziah Jones (1999)

Liquid Sunshine
1. Hello Heavenly
2. God's Glory
3. Liquid Sunshine
4. New Brighter Day
5. Runaway
6. Don't Forget
7. Phased
8. I'm Known
9. Sunshineshapedbulletholes
10. Functional
11. Stabilah
12. Wounded Lovers Son
13. Teardrops Will Fall

Price Check.――― ¥ 50

ファンク色を著しく減退させ、ブルースへのアプローチを強めたキザイア・ジョーンズの問題作。キザイア・ジョーンズのトレードマークである、あの叩きつけるようなギタープレイはこの作品では申し訳程度に抑えられ、どこか翳を引きずった、枯れた曲調が続く。作品に満ちているのは内省的なムードで、キザイア・ジョーンズ自身の、ぽっかりと空いてしまった空白を埋めるために制作されたようだ。しかし、オープニングを飾る①にせよ、表題曲である③にせよ、楽曲群はどうも空疎でその輪郭を掴め切れない。メロディが心に響かないというより、気づかずに過ぎ去っていく趣きがある。このアルバムはキザイア・ジョーンズというミュージシャンではなく、名も無きナイジェリア人が自分と真摯に対峙しているのだろう。演奏のパフォーマンス自体はさすがの高品質。しかし、ファンからしてみれば、これぞ迷盤な一枚。

Liquid Sunshine/Keziah Jones (1999)

category: H-N

tag: MUSIC 100円

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African Space Craft/Keziah Jones (1995)

African Space Craft
1. Million Miles From Home
2. Colourful World
3. Prodigal Funk
4. Splash
5. Dear Mr Cooper
6. African Space Craft
7. Speech
8. Cubic Space Division
9. Funk 'N' Circumstance
10. Man With The Scar
11. Never Gonna Let You Go
12. If You Know

Price Check.――― ¥ 50

Sonic Youth、Living Colourを手掛けたプロデューサーを迎え、満を持して発表された2ndアルバム。1stの成功からさらなる高みを目指すべく、2弦ギターの導入、8分を超える長尺曲への挑戦など、曲作り、音作りの両面で野心的な試みが随所で見受けられる。それでも持ち味であるBlufunkはそのままに、曲それ自体を洗練させてきた印象。スリリングなカッティングから始まる①はその代表格だ。音作りに関しては当時の音楽シーンを意識してやはりHeavyだが、とても聴きやすい―――しかし、それが必ずしも作品としての完成度に貢献しているかは賛否が分かれるところ。断じてしまえば、Electricな重りはBlufunkには要らなかった。迫力こそ増したものの、ギターが引っ張る躍動感がノイズによって絡め取られている。曲そのものは1stよりも粒揃いなだけに勿体ない。おそらく名盤誉れ高い1stからの流れで好調なセールスを記録した故か、キザイア・ジョーンズのディスコグラフィーの上で中古での流通が一番多い作品。

African Space Craft/Keziah Jones (1995)

category: H-N

tag: MUSIC 100円

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Live EP/Keziah Jones (1993)

Live EP
1. Scream
2. Hidetheology
3. Rainy London Streets
4. Blufunk Is Alive
5. Secret Thoughts
6. Rhythm Is Love

Price Check.――― ¥ 500

東京とパリでのライヴを録音したミニアルバム。本作のリリースは2ndアルバムが出るまでの繋ぎ的役割を期待されてのことだったのだろうが、個人的には2012年現在、―――未だキザイア・ジョーンズの最高傑作だと思っている。後のスタジオアルバムにはヒットポテンシャルを持つ佳曲があるにはあるものの、総じて「右から左に……」の印象に残らない楽曲がアルバムに並ぶ。そんな聴き流せてしまう要因は、キザイア・ジョーンズのセールスポイントであるギターパート。彼のパーカッシヴなプレイはあくまでリズムを弾き出すもので、メロディーを奏でるためのものには感じられない。それだから、曲が基本的につまらないのだ。その点、ライヴ……事実上のジャムセッションで構成されている本作のトラックは、ギター、ベース、ドラムの三者の衝突劇。とにかく、どの楽器も我先に!と意気込むように跳ねて跳ねて、跳ねまくっている。②におけるドラムパートはもはや名演と言いたくなる出来。ラストの⑥でようやく歌らしい歌が披露され、アルバムが綺麗に締め括られる。キザイア・ジョーンズというアーティストを象徴する一枚。

Live EP/Keziah Jones (1993)

category: H-N

tag: MUSIC 500円

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Blufunk Is a Fact/Keziah Jones (1992)

Blufunk Is A Fact
1. Wisdom Behind The Smile (Ca$h)
2. Walkin' Naked Thru' A Bluebell Field
3. Rhythm Is Love
4. Runaway
5. Where Is Life
6. Funderlying Undermentals
7. Frinigro Interstellar
8. Free Your Soul
9. Curious Kinda Subconscious
10. The Waxing And The Waning
11. The Invisible Ladder
12. Pleasure Is Kisses Within

Price Check.――― ¥ 150

すべての源にブルースがあり、心のありようがファンクとなって迸り出る―――自らの音楽をBLUFUNKと命名するキザイア・ジョーンズは自己演出の上手いミュージシャンだ。上記の発言もさもそれらしく、リスナーの心を構えさせて、聴後の印象に統一性を持たせようという意図を感じさせる。自己演出というのは概して失敗するものだが、キザイア・ジョーンズはその点で大きく裏切ってくれる。この1stは当時まさに衝撃のデビューアルバムで、オリジナリティに溢れた名盤。躍動するパーカッシヴなギター奏法、薫るブルースフィーリング、尖ったリフメイキング、それらから成るBLUFUNKは耳を惹きつけて止まない。リズムへの愛を謳う③、心のありようを説く⑤など歌詞に込められたメッセージは路上からの叩き上げらしいミュージシャンシップで悪い気はしない。ロック的なダイナミズム、初期衝動を計算し、見事にまとめ上げた一枚。今でこそ珍しくないパーカッシヴなギターながら、当時の時代背景を知った上で聴いてみれば十分に新鮮に響く。お試しあれ。

Blufunk Is a Fact/Keziah Jones (1992)

category: H-N

tag: MUSIC 250円 代表作

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