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2014年10月のレヴュー更新(まとめ)

今月も今月とて更新が滞っておりましたが、定期的に訪問して頂いている皆さま、いつも有難うございます!途中まで書いてあるレヴューは多いので、場合によっては一気に更新出来るんじゃねえか?と希望的観測は持ち続けているメデスキです。しかし、今年中にはメフィスト賞を全部レヴューするのはいよいよ無理だな……(そもそも、あと10冊くらい未読ってのがデカい)。とりあえずメフィスト関連は第20回までレヴューを済ませたら、いい加減、リクエストされて読んだものの放置していたラノベ作品をレヴューしようと思います。ではでは、すぐ次の日に!

●メフィスト賞●
第18回メフィスト賞 受賞作:日曜日の沈黙/石崎幸二
第17回メフィスト賞 受賞作:火蛾/古泉迦十
第16回メフィスト賞 受賞作:ウェディング・ドレス/黒田研二

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☆★ 今月のパワープレイ ☆★

2014年10月

#.7 One Word/Mahavishnu Orchestra 【Birds of Fire (1973)】
ジャズのみならず影響と衝撃を与えたジョン・マクラフリン(G.)がリーダーを務めるMahavishnu Orchestraの楽曲のなかでも、個人的に1、2を争う名曲。リズム隊がとにかく格好良い。私はベースの音をブーストして聴いています。ジャズ/フュージョンというより、プログレ的に捉えている。

#.3 Makin' a Mess/Royal Hunt 【Moving Target (1995)】
自分のセンスが根本的に悪いんだと再自覚させてくれた一曲。……ごめんなさい、こういうの格好良く聴こえちゃうんですよぉ!Never ever settle for less!

#.4 ANALOG QUEERN/ICE 【 ICE TRACKS Vol.01 THE BEST OF ICE IN THE PERIOD OF 1993 TO 1998 (1998)】
故・宮内和之のハードロック然としたギターが光る曲。この曲は歌詞が頭のなかに入ってこないと思うが、洒落てるので是非とも読んでみて欲しい。つーか、こういうファッション(≠流行)な歌詞を継いでるのがいねえのがあの界隈の悪いところだと思うわ。

#.1 とまどい (Jet the Phantom)/GLAY 【DRIVE-GLAY complete BEST[Disc1] (2000)】
リリースされた当時は、リターン・トゥ・「Winter,again」くらいにしか思っていなかったが、あれれ?と懐かしさからなのか、それとはまったく関係なく気に入ってしまったのか、自分でもよく解らないがリピートしちゃってるよね。佐久間正英だと思うが、Key.が本当に良い仕事していると思う。

#.7 STAY AWAY/L'Arc〜en〜Ciel 【REAL (2000)】
tetsu(B.)が主役の曲。L'Arc〜en〜Cielはまさに思春期に(チャート的な意味で)直撃したバンドだったが、この曲以降のシングルはよく知らない。以降でリリースされたシングルで何かお薦めの曲ってあるんでしょうかね?

#.1 pray/佐々木ゆう子 【セラフィムコール音楽全集 [Disc 1] (2000)】
巷で云うところのオタクとは断固として一線を画して頂きたい私ではあるが、―――この曲が好き!名曲だと思う!って時点で若干と云わず、かなり引け目を感じざるを得ないんだが、やっぱり名曲だと思う。……理由?知らねえわ、どうせ思い出補正だよ!と思い出したかのように聴いてみたら、そのままリピートし続け、間違いなく今月一番聴き込んでしまった曲。

#.11 となりのトトロ/井上あずみ 【宮崎アニメ The BEST (2004)】
アニソンと云えば、の流れの始まり。しかし、トトロには特段の思い入れはない。

#.1 Fanfare for the Common Man/Emerson, Lake & Palmer 【SPIRIT OF ELP [Disc 2] (2007)】
今月はアニソンとプログレによく触れていたが、その中でELPのこの曲は特に「ハマった」。カール・パーマー(Dr.)が気持ち良くキープしてくれる中盤がツボでした。

#.4 ピース・アンテナ/アンダーグラフ 【UNDER GRAPH (2010)】
個人的にホーンセクションがある曲に弱い。そして、まさにそのホーンセクションが導入されている曲。アンダーグラフのなかでは異色の曲らしいが、彼らは歌メロが面白いよね。精子な歌詞がエロティック。曲調含めて下品過ぎないのが良いね。

#.12 babylon/MAN WITH A MISSION 【Tales of Purefly (2014)】
FACTとどっちが生き残るのか興味深いMAN WITH A MISSION。物語が作れそうな分、彼らのほうが有利なんじゃねえかと思うが、さてはて。この曲はアルバムを〆にかかる6分30秒となかなかに長尺なプログレッシヴなチューン。3分20秒過ぎからアクセル踏んでいくところ、大好きです。

category: 更新情報

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第18回メフィスト賞 受賞作:日曜日の沈黙/石崎幸二

日曜日の沈黙
(あらすじ)
「ミステリィの館」へようこそ。もともと当ホテルは密室で死んだ作家・来木来人の館。これから行われるイベントでは、彼が遺したという「お金では買えない究極のトリック」を探っていただきます。まずは趣向をこらした連続殺人劇をどうぞ。20世紀最後の「メフィスト賞」受賞作!究極のトリックを封印したミステリィの館で推理合戦!

answer.――― 53 点
とある助教授が「殺人事件の本ばかり読んでいるんです 」と嘆けば、その嘆かれた教え子は「ミステリィです」と訂正するように、ミステリーに殺人事件は付き物だが、本作では死人は出れども……というアットホームなミステリー。いざ手に取って頁をめくれば、序盤からユリとミリアという女子高生コンビのワキャバカワキャバカした台詞の羅列に閉口すること必至のおバカなミステリー(の予)感満載で、この軽さを(これはこれで……)と楽しめる人と眉をひそめて(……売り物じゃねえ!)と早々に結論づけてそのまま投げる人に分かれると思うが、個人的には後者のほうが大勢を占める気がする。ただ、(どっちがどっちかたまに判別つかなくなる)ユリとミリアという《イマドキ》の象徴が作中の推理を壊していくので、この辺はアンチテーゼ的で存在感があった。バーコードの打たれた縦書きよりも無償の横書き(web小説)が似合う作品です。

第18回メフィスト賞 受賞作:日曜日の沈黙/石崎幸二

category: メフィスト賞

tag: OPEN 50点 石崎幸二

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第17回メフィスト賞 受賞作:火蛾/古泉迦十

火蛾
(あらすじ)
12世紀の中東。聖者たちの伝記録編纂を志す作家・ファリードは、取材のためアリーと名乗る男を訪ねる。男が語ったのは、姿を顕わさぬ導師と四人の修行者たちだけが住まう山で起きた殺人だった。未だかつて誰も目にしたことのない鮮麗な本格世界を展開する。

answer.――― 74 点
「Un」+「Touch」+「Able」―――《アンタッチャブル》。公募賞が続いていけば、そんな触ることの出来ない、触ってはいけない、つまりは、おいそれと批評することの出来ない作品が出てくる。ライトノベルで例を引くなら、電撃小説大賞における『ブラックロッド』、えんため大賞における『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』、文学も兼ねている(らしい)日本ファンタジーノベル大賞でいえば『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』(もしかしたら、『バルタザールの遍歴』かもしれない)だ。これらの作品の共通項は「著者が凄い」―――転じて、「それが解る俺は凄い」である。また、「著者が凄い」ということは、そこに「読み手はいない」ということでもある。だから多くの場合、「売れない」。さて、本作はメフィスト賞におけるそんな《アンタッチャブル》な受賞作。その概要は、イスラム世界のスーフィーを題材にしたミステリ。姿を現さない導師と修行僧4人という極端に少ない「駒」、複数人が同じ場で出会うことのない異常な「空間」を用い、著者は沈香に火を灯すようにゆらゆら綴っていく。ただでさえ少ない登場人物たちが一人、また一人と消えていく。まさにトリップ感満載の展開なのだが、如何せん、―――「面白くはない」。物語無き物語、と言ってしまうと語弊があるが、多くの人が掴めるのが「物語」であるならば、本作の「物語」を掴める人は少ないだろう。《蝋燭を吹き消すがいい。夜はもう明けたのだ》とは、シーア宗祖アリー・イブン・アビー・ターリブの言葉とのことだが、例えば、本作はこのような言葉の宗教的解釈を描いている……が、ここで読み手が出来ることは頷くことだけだ。作品すべてが著者へ集約される―――だから、「凄い」。だが、著者が「凄い」→だから「面白い」ってのは違うと個人的に思っている。本作ならば、実際に蝋燭の火を消して「……旦那、夜が明けましたぜ!こんな気味の悪いところ、さっさと引き上げましょうよ!」なんて作品世界をブチ壊す(著者にとって不都合な)登場人物こそ誰よりも著者に寄り添ってくれる存在だったと思う。まあ、要らねえと思ったからこういう作品が出来上がったわけだが……。頁をめくることが、著者への巡礼となる奇書な一作。本作を気に入った人は、上述の『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』にも挑戦して欲しいね。

第17回メフィスト賞 受賞作:火蛾/古泉迦十

category: メフィスト賞

tag: OPEN 70点 古泉迦十

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第16回メフィスト賞 受賞作:ウェディング・ドレス/黒田研二

ウェディングドレス
(あらすじ)
結婚式当日、何者かに襲われた祥子。婚約者のユウ君と手分けをしながら、祥子は真犯人を目指した。鍵となったのは、あるビデオに関わる猟奇殺人と、母が遺したウェディング・ドレス。そしてユウ君と再会したとき、不可解なジグソーパズルは完成する。全編に謎と伏線がちりばめられた第16回メフィスト賞受賞作。

answer.――― 64 点
強姦は問答無用の絶対「悪」で、それだけに創作においては演出面で大きな鍵となるエンターテイメント性を孕んでいると思うが、絶対「悪」云々の作用をそもそも狙っていない作品(=R-18作品)でもないかぎり、作中でいざ強姦なんて行為を実行に移されると読み手がドン引いてしまうことが間々あるために、実際は様ざまな配慮を施して有耶無耶に……ってヒロイン、ホンマに犯されてるぅぅぅうううう!†ヽ(゚ロ゚;)キェーッ!となる冒頭からしばし呆気にとられる本作。嘘か真か判断つかないファンタジックな書き出しなために、どう受け止めて良いのか解らないまま……一応受け入れてみたけど、エンタメとして心のなかで処理出来ないまま物語が進み、二転三転の末に「ガハハハハハ、芸術は爆発だァアァ!……ギィヤアアアアアアアア!」とオチを付ける。「仕掛け」としてのフォローがあったにせよ、ツカミを《狙い過ぎた》感は否めないところ。それでも、ヒロイン、ホンマに犯されてるぅぅぅうううう!†ヽ(゚ロ゚;)キェーッ!となる冒頭は大胆不敵な演出なのも事実は事実。ある種の貴重なサンプルとして読んで損は無いと思う。ただ、そんな強烈な冒頭以外に作品としての印象が残らないのも、……事実は事実。

第16回メフィスト賞 受賞作:ウェディング・ドレス/黒田研二

category: メフィスト賞

tag: OPEN 60点 黒田研二

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2014年09月のレヴュー更新(まとめ)

今月も例によって更新が滞っているが、これはもうやる気の問題なので開き直ってこのペースで良い気がしてきた。そもそもにして、俺が推したい、レヴューを書きたいと思わせる作品がないのがいかんと思う。いや、書きたいと思う作品があるには作品があるんだが、第○回といった調子で順番通りにレヴューしているもんだから一度詰まったらそのまま放置の期間がひたすらに長くなっている次第。この辺、もっと柔軟にいきたい。ライトノベルのレヴューのリクエストがあるので、いっそラノベ好き書店員大賞のレヴューを一気に更新しようか思案中。とりあえず、第一回は全部出来るのよね。

●メフィスト賞●
第15回メフィスト賞 受賞作:真っ暗な夜明け/氷川透
第14回メフィスト賞 受賞作:UNKNOWN/古処誠
第13回メフィスト賞 受賞作:ハサミ男/殊能将之
第12回メフィスト賞 受賞作:ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ/ 霧舎巧
第11回メフィスト賞 受賞作:銀の檻を溶かして/高里椎奈

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☆★ 今月のパワープレイ ☆★

2014年9月

#.7 Love Makes Me Run/ICE 【Soul Dimension (1996)】
Amazonのアルバムレヴューでは、この曲は夜の車中にピッタリ!とのことだが、個人的には車中はともかく、夜じゃねえような気がする。でも、洒落てるって意味では全く異論は御座いません。

#.13 真夏の夜の夢/松任谷由実 【Neue Musik [Disc 2] (1998)】
ポップスなのに時代をまたぐこの強度はやっぱりリズムパートが凝ってるからなんですかね?世界に通じるかは知らんが、きゃりーぱみゅぱみゅに象徴されるJ-POP以前のJ-POPな印象。良質なJ-POPメイカー、それが我らがユーミン!なんだが、俺の思春期にはすでにオバサンだったのが悔やまれる。

#.5 ノーヒットノーラン/BUMP OF CHICKEN 【FLAME VEIN (1999)】
バンドの姿勢を体現しているのってこの曲だと思うんだが、ファンの皆さま的にはどうなんでしょう?胸を叩くところが素敵よね。

#.18 葉山ツイスト/CRAZY KEN BAND 【CRAZY KEN BAND BEST OLDIES BUT GOODIES [Disc 1] (2004)】
「慶應ボーイのインパラなんかにゃ負けはしないぜ」なんて言われた日には震えるしかないね。このフレーズほど格好良いモンはない。

#.4 メッセージ/中島卓偉 【傘をささない君のために (2006)】
「葉山ツイスト」とこの「メッセージ」が今月の≪擦り切れるまで聴いた≫って類のリピート曲。サビが若者っぽくて面白い。それでいて安くないのが良い。

#.2 STAY BEAUTIFUL/ART-SCHOOL 【14SOULS (2009)】
おうおうおう、って感じなるスペーシーな間奏が好き。『14SOULS』に収録された曲はどれも粒揃いで、個人的にはART-SCHOOLの代表作だと思ってる。バンド初期の暗鬱なイメージを持っている人は、この曲にかぎらず聴いてみると驚くと思うのでご視聴あれ。

#.2 コースター/KEYTALK 【OVERTONE (2014)】
流行り廃りで云えば、間違いなく流行りなダブルVo.が映える一曲。傾斜はずっと45度!ってキャッチコピー的にも美味しい。

category: 更新情報

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