ナマクラ!Reviews

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2014年11月のレヴュー更新(まとめ)

ブログ更新する気概がねえわ、と適当に流していたら、ふと音楽熱が高まってきて、今月中旬頃からほとんど毎日更新出来たあたりが不思議でしょうがない。なんて書き残して過去の【更新情報】をさかのぼってみたら、ちょうど去年の11月も音楽のレヴューしかやっていなかったので何かのバイオリズムでもあるんじゃねえか、とも思う次第。さあて、いよいよ今年最後の月なので盛大に更新したいと思う!←毎度の表明。とりあえず、溜まりに溜まったラノベのレヴューで今年を〆め括りたい。メフィスト賞は第25回までは終わらせるぞ!そんでもって、この受賞作を読め!に取り掛かる予定。

●メフィスト賞●
第20回メフィスト賞 受賞作:月長石の魔犬/秋月涼介
第19回メフィスト賞 受賞作:煙か土か食い物 Smoke,Soil,or Sacrifices/舞城王太郎

●受賞作以外のライトノベル●
SD文庫:テルミー きみがやろうとしている事は/滝川廉治

●アーティスト一覧●
Layla and Other Assorted Love Songs/Derek & The Dominos (1970)
Philharmonic or die/くるり (2008)
Rotator/Dizzy Mizz Lizzy (1996)
Dizzy Mizz Lizzy/Dizzy Mizz Lizzy (1994)
Royal Albert Hall London May 2-3-5-6, 2005/Cream (2005)
Live Cream Volume II/Cream (1972)
Live Cream/Cream (1970)
Zappa Plays Zappa/Dweezil Zappa (2008)
The First Day/David Sylvian & Robert Fripp (1993)
Bring on the Night/Sting (1986)

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☆★ 今月のパワープレイ ☆★

2014年11月

#.7 Walk This Way/Aerosmith 【Live! Bootleg (1978)】
ライヴアルバムを「好き!」というのは、スタジオアルバムを聴き込んで偶発性の無さにある種の退屈さを覚えないと言えないと思う。そして、一度「好き!」と思ってしまえば、「格好良い!」が止まらない。ジョー・ペリー(G.)がワウワウです、WOWOW!

#.1 Bring On The Night / When The World Is Running Down You Make The Best Of What's Still Around/Sting 【Bring on the Night[Disc1] (1986)】
答えは解っておりましょう、故ケニー・カークランド(P.)のアドリブソロ一択。これさえ聴いておけば、このライヴアルバムは語れると思う。

#.1 Eat the Rich/Aerosmith 【A Little South of Sanity[Disc 1] (1998)】
友人がこの曲を初めて聴いたとき、……Welcome To The Jungle?と身も蓋もないことを言い放ったが、今なら……タマシイレボリューション?とでも言い放つのか気になるところだが、誰が何と言おうと格好良いわ。つーか、スティーヴン・タイラー(Vo.)は今でもこの曲が歌えるのが凄い。歌おうとも思わんが、舌が回らんわ、きっと。

#.1 クリア・スカイ/PIERROT 【DICTATORS CIRCUS -A variant BUD- (2000)】
このPIERROTとDIR EN GREYのどちらかは、ある時代の人にとってのBUCK-TICK的存在なんじゃねえか説が私のなかであるのだが、そんな思春期のとある週のチャートを懐古させてくれる曲がコレ。久しぶりに聴いたら、―――壊レテイクコノ世界デ!でした。中2病を罹患していると躁方向に向けてくれる曲。

#.1 I Spit on Your Grave/Sinergy 【Suicide By My Side (2002)】
唾を吐く、なんて極悪な演出から始まるパワーメタル。北欧でおそらくNightwishの成功が発端となって、メインストリートを狙って女性Vo.が次々に採用されていったのだと思うが、このSinergyの強烈な容貌を持つキンバリー・ゴス(Vo.)も「アタリ」なパフォーマンスを披露していたと思う。ちなみに、この曲は俺のなかでのクリスティン・Vのテーマ曲で、終盤の「Yes, right now I say farewell.But one day I will return with a smile.As I spit on your grave!」が最高に格好良く聴こえる。

#.8 惑星づくり/くるり 【Philharmonic or die[Disc 1] (2008)】
ディレイを利かせたインストゥルメンタル曲にオーケストラが希望的なメロディを装飾して感動的なものに。が、個人的に、くるりはクラシックを呑み込めるまでの度量はないバンドと認識しているので、早くお祭りワッショイ、ジンジャーエール飲む童貞ソング路線に戻って欲しい。

#.11 WORLD'S END SUPERNOVA/くるり 【Philharmonic or die[Disc 1] (2008)】
聴く度に思うが、「重なる愛」じゃなくて、あそこは「重なるライン」だと思うわ。せっかく畳み掛けてるのに安いドラマにしてどうすんだよ。でも、良い曲だよね。歌詞を含めて、くるりのセンスが詰まってる代表曲だと思っちょります。

#.9 Fire/フジファブリック 【VOYAGER (2013)】
いきなり打ち込みが始まって驚いたものの、驚いただけで済まず、そのままリピートしてしまった曲。フジファブリックにとってはいわゆる「イロモノ」な曲になるんだと思うが、今ひとつハマり切れなかったところで登場、見事に私的バンドの代表曲に認定させて頂きました。

Goose houseって今月になって初めて知ったんだけど、有名なんですかね?とりあえず、飛べる豚ならぬ歌えるファットマン「ワタナベシュウヘイ」には耳だけならず目を惹かれました。ああ、このカバーでは《もしもこの僕が神様ならば 全てを決めてもいいなら 7日間で世界を作るような 真似はきっと僕はしないだろう》部分が一番好きです。

#.3 Answer And Answer/9mm Parabellum Bullet 【Dawning (2013)】
シングルをシングルと知らずに聴いていたが、やっぱりキャッチ―だよねこの曲。流し聴いてても耳に残っちゃうもん。Iron Maidenっぽいブリッジを個人的にもう少し長くして頂きたかった。肩で風を切る感じで格好良いッス。

category: 更新情報

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SD文庫:テルミー きみがやろうとしている事は/滝川廉治

テルミー
1.きみがやろうとしている事は
2.ソレトナク
3.Tell me why

answer.――― 66 点
ここにデビュー作(あるいは、デビュー・シリーズ)が売れなかった作家の「典型」がある。本来ならばデビュー作にこそ細心の注意を払って施さなければならない《お約束》を己の才覚に高を括って無視し、そうして、出てきてしまった惨たる結果に「……な、何で!?」と慌てふためく。拗れているとやれ表紙(イラスト)だ、編集だ、営業だ、と他人のせいにし腐って愚痴り、肝心の己の不徳に対しては一切省みようとしない。そんな青筋立てなくても大丈夫だ、安心しろ―――《エンターテイメント》作品ならば良いモノは必ず売れる、大小の差こそあれ(←これ、重要)。《売れなかった》のなら、お前が「何か」をサボったんだよ。……版元が悪い?俺の先輩が言ってたよ、「何か勘違いしてんじゃねえの?愚痴るような会社に入ったのはお前だろ?悪いの、全部お前じゃん」ってな。そんなところにしか入れなかったお前が悪いんだよ。と、話が昨今の社会人あるあるまで広がってしまったが、本作の著者・滝川廉治は第7回スーパーダッシュ小説新人賞《佳作》受賞作『超人間・岩村』でデビューしたわけだが、見切りをつけたのか、つけられたのか……明らかにシリーズ化を意図した幕引きにもかかわらず続刊せず、この『テルミー』を上梓して己の作家人生を仕切り直してきた。見苦しくも、と付け足したくなるのは上述通り、「典型」だからだ。何が「典型」なのかを説明する前に、本作の概要を―――冒頭、修学旅行での事故でクラス一つ、24人がいきなり亡くなる。その奇跡的に生き残ったヒロインと偶然欠席して免れた主人公が死んだ彼らの心残りを晴らしていくのがストーリーライン。この派手な《冒頭》が意味することは?そう、これこそが滝川廉治がデビュー作で身をもって知った《お約束》(のひとつ)であり、それを最大値に誇張してみせた己の才能の「底」である。わざわざ「底」と謳わせてもらったのは、採った方法が正解でありながらも安易だからだ。―――中略。本作は著者がデビュー作での己の「失敗」、そこから見い出した《お約束》(ex.「物語の提示」「女性投入」「性」など。この辺はデビュー作を実際に読んで貴方自身が感じたストレスを拾って頂きたい)を施している。が、それらは(……こうすりゃいいんだろう?)と読み手を鼻で笑うような「形」ばかりの投げやりなもので、そんな態度だから3章「Tell me why」で有川浩の《ベタ甘》並みの著者の勘違いがノンストップで披露されてしまった。デビュー作の中盤以降で披露していたライトノベルと大衆小説の良質なクロスオーバーが、偶然の産物であることを露呈してしまった。長いのでいい加減〆めるが、《お約束》をパッヘルベルのカノン―――「大逆循環」程度にしか考えてないから《「もはや」大衆小説》ではなく、《「所詮」ライトノベル》と見下げられる出来になってしまっている。本作は大手のレヴューサイトなどに取り上げられて好評を博したが、いざ読んでみて肩透かしを食らった人も多かったと思う。その肩透かしこそ著者の《お約束》に対する不誠実さに起因することをこのレヴューで伝えたい。でも、まあ、……たとえば『神様のメモ帳』が好きな人には本作をお薦め出来るかもね。俺は、本作を読むならデビュー作の『超人間・岩村』をお薦めするが。

SD文庫:テルミー きみがやろうとしている事は/滝川廉治

category: た行の作家

tag: OPEN 60点 滝川廉治

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Layla and Other Assorted Love Songs/Derek & The Dominos (1970)

Layla and Other Assorted Love Songs
1. I Looked Away
2. Bell Bottom Blues
3. Keep On Growing
4. Nobody Knows You When You're Down And Out
5. I Am Yours
6. Anyday
7. Key To The Highway
8. Tell The Truth
9. Why Does Love Got To Be So Sad
10. Have You Ever Loved A Woman
11. Little Wing
12. It's Too Late
13. Layla
14. Thorn Tree In The Garden

Price Check.――― ¥ 250

洋楽にかぎらず、ジャズ、クラシックといった《J-POP以外》に手を出そうとする人が誰しも出くわす困難が「どこから手を出して良いか分からない」という事態だと思うが、洋楽に手を出した際には御多分に洩れず、私もそこに陥り、日本盤についてくるライナーノーツ、一部ではエロ漫画『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』に出てくる登場人物、魔法を参考にしてメタル、メタル、また、メタルと散財していった。そうして、当てのない散財も慣れてくると、いよいよジャケットに目を向ける余裕が出て、いわゆる「ジャケ買い」なる―――当たらぬも八卦、当たらぬも八卦!という自棄じみた衝動買いに突き動かされるまでが《お約束》の道である。人生で初めて「ジャケ買い」したアルバム、私の場合、それがエリック・クラプトン(G.)とデュアン・オールマン(G.)というビッグ・ネームの奇跡的共演が為されている本作『いとしのレイラ』だった。何の予備知識もないまま、《Greatest Songs of All Time》なんて企画があれば100%選ばれる、また、選ばれるべき名曲⑬が流れたときの驚きといったらなかった。上述から察せられる通り、Heavy MetalでAll hail!していた私でさえ(……遅い曲のくせにイケてんじゃん?)とセンスの欠片もない上から目線で褒めて遣わした。情念渦巻くギターソングからピアノを中心とした牧歌的なインストゥルメンタルに移る二部構成も渋い。この通り、否が応でも⑬にばかり焦点が当たってしまうアルバムだが、寝取り男の哀歌「……お揃いのジーンズ買ってきたぜ?」②やジミ・ヘンドリックスのカバー⑪(イントロのアレンジは必聴!)など聴き所も多い。がしかし、地味なのは事実なので、名盤かと訊かれると首を傾げざるを得ない。巷でも言われているように、クラプトンよりもデュアンのスライド・ギターを目当てに聴くアルバムだと思う。

Layla and Other Assorted Love Songs/Derek & The Dominos (1970)

category: A-G

tag: MUSIC 250円

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Philharmonic or die/くるり (2008)

Philharmonic or die
(内容)
パシフィコ横浜でのウィーンアンバサーデオーケストラとの豪華共演、京都磔磔での一夜限りのライブハウスでの演奏を収録した2枚組ライヴアルバム。エッジの効いた、対照的かつ魅力あふれる両サイドをご堪能あれ!

Price Check.――― ¥ 400

今や日本のロックシーンはくるりを中心にくるりしてんじゃねえか?と思うほどに、音楽専門誌は彼らの動向を追っている。そんな斜に構えている自分でさえ新譜がリリースされれば「買う」「借りる」「聴く」の三つの選択肢のなかから選ぶのだから、その存在感は現在のシーンではやっぱり指折りには違いない。しかしながらリピートする作品となると、近作では―――と、遡っていけば2枚組のライヴアルバムである本作『Philharmonic or die』に行き着いた。そうだった、本作のセットリストでも軸になっている7thアルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』からくるりに対して興味をゴッソリと削がれたのだった。同作でのクラシックへの接近、格式あるジェントルなメロディーは、くるりに「青い空」を、「WORLD'S END SUPERNOVA」を望む私的には( ´_ゝ`)フーンだった。しかしながら、そんなイマイチな7thの楽曲が多く収録された本格的なオーケストラとの共演を果たした本作の[Disc 1]は、……なるほど!と膝を打つクオリティー。田中宗一郎がDeep Purpleのオーケストラとの共演を引き合いに出して、アレより500倍良かった!とタナソーした(=持ち上げた)が、その真偽はともかく、金をかけただけの森厳さが素晴らしい。[Disc 1]に収録されたインストゥルメンタル⑧「惑星づくり」は本作のハイライト。こんな希望を含んでいた曲だったのかと驚かされた。が一転、[Disc 2]はごく普通のライヴアルバムの印象。ライブベストアルバムと銘打ってはいるものの、ベストとは言い難いセットリストなので、「Philharmonic」なくるりの稀少性を求めて手を出すなら出してみましょう。

Philharmonic or die/くるり (2008)

category: あ-な

tag: MUSIC 500円

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Rotator/Dizzy Mizz Lizzy (1996)


1. Thorn In My Pride
2. Run
3. Rotator
4. 11:07 PM
5. Back-Bone-Beat
6. When The River Runs Dry
7. Break
8. I Like Surprises
9. Riff Sang
10. Take It Or Leave It
11. Find My Way
12. Two Of You
13. Rise And Fall
14. Outro

Price Check.――― ¥ 100

デビューアルバム『Dizzy Mizz Lizzy』の大ヒットを受けて、期待高まるなかでリリースされた2ndアルバム。しかしながら前作に引き続きトレードマークの変拍子、転調は施されているものの減退。オーソドックスなハードロックとなってしまい、前作からの+αを望んでいたファンから失望を買って、……あれよあれよで「はい、解散!」のバンドあるあるが起こってしまった。表題を担い、シングルにも選ばれた本作随一のHRソング③、ティム・クリステンセン(Vo.&G.)がジョン・レノンが死んだニュースを聞いたときに時計を見た時刻から付けられた④、どういう風に組み立てたのか奇怪な⑩など、バンドとしてのクオリティは諸所に感じられるだけに需要と供給が合致し切れなかったのが無念だ。そう、ヨーロッパの辺境(デンマーク)のバンドに期待していたのは、アメリカやイギリス、ロックのメインストリートで見掛けない音楽性であって、それなりに質が高かろうが、―――The Goo Goo Dollsの新曲です!と紹介されても違和感のない楽曲では支持出来ないのだ。そういう意味では過小評価に落ち着きがちなアルバムだが、だからといって好んで聴こうとも思えないのが実情。それでも、③はやっぱり格好良いな、とも思う。

Rotator/Dizzy Mizz Lizzy (1996)

category: A-G

tag: MUSIC 250円

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Dizzy Mizz Lizzy/Dizzy Mizz Lizzy (1994)

dizzy mizz lizzy
1. Waterline Intro
2. Waterline
3. Barbedwired Baby's Dream
4. Love Is A Loser's Game
5. Glory
6. 67 Seas In Your Eyes
7. Silverflame
8. Love Me A Little
9. Mother Nature's Recipe
10. And So Did I
11. Wishing Well
12. Hidden War
13. For God's Sake
14. Too Close Too Stab

Price Check.――― ¥ 300

デンマークのThe Beatles!と喩えると実際の彼らの音楽性から語弊が生じてしまうが、バンド名「Dizzy Mizz Lizzy」がThe Beatles由来のものであるせいか、随所でThe Beatlesを引き合いに出して言及するレヴューを見掛けた覚えがある。確かに変拍子、転調が多用されているにもかかわらず、あたかもポップスのように響くのは驚きでしかなく、デンマークでの歴代のセールスを更新した事実からもThe Beatlesというポップ・アイコンがピタリとハマる。ながらに、やはりDizzy Mizz Lizzyが演じているのはハードロックだ。ジョージ・ハリスン(G.)やリンゴ・スター(Dr.)が本作の楽曲をプレイしていたら絶対に笑ってしまう自信がある。前置きが長くなったが、本作について言及する際、避けては通れないのが不朽の名曲⑤「Glory」。むしろ、この名曲のせいでバンドが「一発屋」として扱われている感があるのが残念だ。このアルバム、(ひねくれ方がやや一本調子ではあるが)間違いなく佳曲揃いの名盤だと思う。1stシングルに選ばれた⑦なんてアメリカのオルタナティヴ・バンドがリリースすればバンドの代表曲、そのバンドが著名ならば時代を代表する曲になったはずだ。しかし、本作は「Glory」一曲が全部持っていってしまった。それもこれも、―――Welcome to my inspiration.から始まるサイケデリック・ワード・アート。この曲はまず歌詞を読んで頂きたい、きっと貴方を幻想の彼方へ連れて行ってくれる。Could this remind you of the sixties or am I making a mistake?I mean one guitar a bass and a drummer that's really all it takes!これぞ、オルタナティヴ・ロックに求められていた歌詞である。さて、例によって私も「Glory」のレヴューを書いてしまったが、歌詞についての言及は巷ではあまりされてなかったと思うので良しとする。こんな歌詞を書けてしまうティム・クリステンセン(Vo.&G.)には、もっと光が当たって欲しい。

Dizzy Mizz Lizzy/Dizzy Mizz Lizzy (1994)

category: A-G

tag: MUSIC 500円

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Royal Albert Hall London May 2-3-5-6, 2005/Cream (2005)


(内容)
37年間の不在を経てクリームは2005年5月に再結成をした。ロイヤル・アルバート・ホールでの一連のコンサートのためで、これが彼らの最後のイギリスでのステージだった。常に真摯に音楽に取り組んできた3人組らしく、彼らはファンファーレもなしに舞台にあがると、手短にサウンド・チェックをして、完璧な「I'm So Glad」を演奏した。

Price Check.――― ¥ 150

リヴァイヴァル・ブームの先駆けだったのか、便乗だったのか、それとも、あくまで「たまたま」だったのか。再結成の経緯&通説はもはや思い出せないが、エリック・クラプトン(G.)、ジャック・ブルース(B.)、ジンジャー・ベイカー(Dr.)のレジェンドたちが「伝説、再び……」と銘打ってロイヤル・アルバート・ホールを満員にして、お金をたんまりと稼いだ。本作は、そんな身も蓋もないようなライヴを吹き込んだもの。誰しも聴後の印象は、枯れている、に尽きると思う。「あの」インプロビゼーションは当然起こるはずもなく、Creamへの思い入れがなければ、耳に届いてくるのは老いたレジェンドたちの「出来るうちに演っておこう」的共演である……なので、決して期待して聴いてはいけない。しかし、実際に観たことも聴いたこともない「バンド」、Creamへの憧憬、老いたロックスターたちの今現在というゴシップ的興味から聴きたくなってしまうのも人間の性だと思う。頭から馬鹿にするつもりで聴いてみれば、瞬間、瞬間に煌めきも捉えられる。個人的には、ジンジャー・ベイカーのドラムの「軽さ」に暗い喜びを見い出してしまった。老いるということを教えてくれる2枚組ライヴアルバム。

Royal Albert Hall London May 2-3-5-6, 2005/Cream (2005)

category: A-G

tag: MUSIC 250円

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Live Cream Volume II/Cream (1972)

live cream vol 2
1. Deserted Cities Of The Heart
2. White Room
3. Politician
4. Tales Of Brave Ulysses
5. Sunshine Of Your Love
6. Steppin' Out

Price Check.――― ¥ 550

意地になって選びに選んだ苦心の企画『All Time Best Album 100!』で、本作へ「エリック・クラプトン(G.)、ジャック・ブルース(B.)、ジンジャーベイカー(Dr.)の当時名うての三者が三すくみになって原曲を壊していくドキュメンタリー Vol.2。②「White Room」、⑤「Sunshine of Your Love」と知名度の高い曲が収録されている分、取っつきやすさは『Live Cream』よりもある。」なんて短評を載せていたが、流石に自分の言葉だけに「……そうですな」と読んでみれば頷く他なかったが、中古市場の買い取り価格的にも本作のほうが『Live Cream』よりもウケが良い印象。もっとも、楽曲の壊し具合ではその『Live Cream』には譲るだろう。上述のヒット曲の存在もあるように、本作は「歌」を聴かせにきた形で、その意味では割とオーソドックスなライヴアルバム……ながら、大迫力なのは変わらない。どちらもライヴの名盤に数えられると思うが、Creamに何を求めるかで『Live Cream』と本作の甲乙が付けられる。本作なら13分を超える⑥をフェイバリットに挙げるところからも察せられるように、私は『Live Cream』のほうがお気に入りです。

Live Cream Volume II/Cream (1972)

category: A-G

tag: MUSIC 750円

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Live Cream/Cream (1970)

LIVE CREAM
1. N.S.U.
2. Sleepy Time Time
3. Sweet Wine
4. Rollin' And Tumblin'
5. Lawdy Mama

Price Check.――― ¥ 600

Creamと云うと、洋楽にかぶれ立ての頃は「ギターの神様」エリック・クラプトン(G.)が在籍していたバンド程度の認識だと思うが、実際に聴いてみれば、ジャック・ブルース(Vo.&B.)、ジンジャー・ベイカー(Dr.)の自己主張の凄まじさに呆然となり、Creamがいわゆる《スーパーバンド》だと悟る。そして、それはスタジオアルバムよりもライヴアルバムでこそ確認が出来る。とにかく、三者が三様に己の楽器を用いて原曲を壊していく。①は原曲ならば3分に満たないのだが、本作では10分を超える。③も原曲はこれまた3分+αながら、本作では15分を超える。隙あらばギターは主役は俺だろ!!と前へ出て下がらず、ベースはもはやソロを弾くように所構わずのたうち回り、ドラムは手数を増やしながらその顔が気に食わない!!と殴りつけるように喚き立てる。まさに《破壊》である。高校時代、友人に私はCreamをジャムバンドと教えられたが、本作を聴くまではその意味が解らなかった。リッチー・ブラックモア(G.)は雑誌のインタヴューでクラプトンについて「特に巧いとは思わなかったが、インプロビゼーションが素晴らしい」なる評価を下していた(と思う。記憶があやふやです)が、本作を聴いて友人のジャムバンド言及と合わせ、ひどく納得した覚えがある。ギターの神様「だった」、なる揶揄も見かける昨今だが、本作こそ《Clapton is God》の真髄が刻まれたライヴの名盤だと思う。もっとも、個人的には本作はクラプトンよりもジンジャー・ベイカーのエゴイスティックなプレイを目当てに聴いている節がある。いや、マジで信じられないくらい五月蝿く叩いてるんだわ。

Live Cream/Cream (1970)

category: A-G

tag: MUSIC 750円

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Zappa Plays Zappa/Dweezil Zappa (2008)

zappa plays zappa
1. Tell Me You Love Me
2. Florentine Pogen
3. Cheapnis
4. Cosmik Debris
5. I'm The Slime
6. Don't Eat The Yellow Snow
7. St. Alfonzo's Pancake Breakfast
8. Father O'Blivion
9. Black Page #2
10. Peaches En Regalia
11. Zomby Woof
12. The Torture Never Stops

Price Check.――― ¥ 150

中二病罹患者たちがきっと生涯欲しがり続けているだろう、「天才」「奇才」「変態」という半ば呆れ交じりの賞賛を死後も受け続けているフランク・ヴィンセント・ザッパことフランク・ザッパ。彼がロック界に留まらずの音楽界に刻んだ伝説は枚挙に暇がないが、しかし60作を超えるアルバム、そこに収められた楽曲群はポップと謳われつつもやはり難解で、巷で《スタンダード》として引き継がれていない現況は否定出来ないところ。が、そんな状況を覆そうと―――偉大なるフランク・ザッパを忘れてはならない!と「Zappa Plays Zappa」と銘打って表立った行動(ツアー)に移したのが実子ドゥイージル・ザッパ(G.)である。自らのソロワークでは父とは似ても似つかないオーソドックスなハードロックを披露していたが、この「Zappa Plays Zappa」ツアーでは己の打ち立てたコンセプト通り、それこそ《クラシック》の曲のように父の曲を忠実に再現することに腐心し、2008年にはグラミー賞、ベスト・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門で受賞!なんて栄誉も授かった。本作はそんなそこそこに成功しているツアーを掻い摘んだライヴ盤。スティーヴ・ヴァイ(G.)、テリー・ボジオ(Dr.)といった所縁あるミュージシャンの参加が嬉しいが、さした感慨も湧かないのが正味な話で、忠実に再現しているので何が悪いわけでもないけれども、それだけに驚きも無い。あくまで「Zappa Plays Zappa」はライヴに立ち会ってこそ意味のあるものなのだと思う。同名タイトルでDVDもリリースされているので、興味を持ったのならばそちらを優先するのがベターでしょう。それでも、ドラマー殺しの⑨や知名度高い⑩なんかはどういう風にプレイしていたのか忘れては取り出して聴いております。

Zappa Plays Zappa/Dweezil Zappa (2008)

category: A-G

tag: MUSIC 250円

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