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2015年2月のレヴュー更新(まとめ)

これは完全にブログを止めるな……と思っていたが、よくぞ更新した、俺!と己を称えたくなった2月。記事数こそ4つだが、よくよく考えてみれば、先月の2倍!3月は法則を信じれば8つくらい更新するんじゃねえか!?と安易に思っていると、危ないので慎もうと思う。個人的にはライトノベルのレヴューを消化したいんだが、メフィスト賞も再開したいところ。レヴューのパターンが同じなのがつまんなかったのよね。余談ですが、山本周五郎賞の受賞作を全部読破出来ました。次は、吉川英治文学新人賞と星雲賞に狙いを定めているところ。

●GA文庫大賞●
第4回GA文庫大賞 大賞:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか/大森藤ノ

●ラノベ好き書店員大賞●
第3回ラノベ好き書店員大賞 2位:ナイツ&マジック 1/天酒之瓢
第3回ラノベ好き書店員大賞 4位:灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ /十文字青
第3回ラノベ好き書店員大賞 3位:グランクレスト戦記 1 虹の魔女シルーカ/水野良

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☆★ 今月のパワープレイ ☆★

2015年2月

#.1 FAKE STAR/黒夢 【1997.10.31 LIVE AT 新宿LOFT (1998)】
ライヴアルバムを「結局」、よく聴くようになって幾星霜。今月は懐かしの黒夢を手に取ってみたが、―――本当にライヴか?と疑いたくなるような清春(Vo.)のパフォーマンスが良いんだか、悪いんだか分からないが、とりあえず声がよく出ている。人時のベース目当てにリピートしました。

#.2 君、微笑んだ夜/elika 【「快傑蒸気探偵団」 ヴォーカルアルバム White (1998)】
疲れているのか知らんが、そういう虚脱な日々が続くとアニメとかノスタルジーに浸れる曲を聴くようになるよね。アニメ「快傑蒸気探偵団」にはさして興味が無かったが、OPだった「君、微笑んだ夜」は好きだった。汽車を意識してるだろうギターワークがツボでした。

#.12  ロタティオン(LOTUS-2)/平沢進 【千年女優 オリジナルサウンドトラック (2002)】
平沢進にハマったのはアニメ映画『千年女優』のこのテーマ曲からだった。《パラレルに行く星の今を隠喩のように映す》って歌詞、素敵だよね。隠喩のように映す、とか意味が通りそうで通らない感じに奥ゆかしさを感じるわ。定期的に聴く平沢進史上(個人的に)屈指の名曲。

#.7 未来への咆哮/JAM Project  【Olympia 〜JAM Project BEST COLLECTION IV〜 (2006)】
完全に『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』 と『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』を合わせた例の動画サイトのMADから好きになった曲です。オーケストラル・ヒットからの《立ち上がれ 気高く舞え 天命を受けた戦士よ》の歌詞とともに、悟飯が片腕で人造人間たちを一瞬押し込むところがフラッシュバックしてにいつも感動してます。

#.12 千本桜/和楽器バンド 【ボカロ三昧 (2014)】
今月は《三千世界》がキーワードの月だった。正直、「千本桜」にはさして何も思い入れはなかったんだが(というよりも、ボカロに対して否定的。作曲「手段」としては素晴らしいと思うが、音楽の一度でも常道になったら戻れなくなると思う)、繰り返し聴いているうちに《面白い》と思えた。これ、敗北敗者の歌なんだな、と。それを勝利勝者の歌と捉えている人が多いのが日本人的で、成る程、素敵でした。

category: 更新情報

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LAST DANCE/BLANKEY JET CITY (2000)

last dance
(内容)
横浜アリーナで行なわれたラスト・ライヴから初日の模様を完全収録。ファンにとっては忘れられないメモリアル・ライヴをたっぷり楽しめる必須アイテム。ライヴでしか鳴らされない隠れた名曲「BABY BABY」収録。

Price Check.――― ¥ 500

<LAST DANCE>と銘打ったバンド最期の公演(よく注釈されている通り、本当の最期はフジロックだが、バンド主催の単独コンサートはこれが最後)を収録した2枚組ライヴアルバム。最高のアルバム『HARLEM JETS』からのナンバーを中心にしながら、主だった代表曲はすべて収められているセットリストはBEST盤としても活用出来る豪華なもの。演奏面でミス(別に構わないのだが、Disc 2の⑧はClassic並みにカッチリ決めて欲しかった)はあれども総じてテンション高く、何よりDisc 1の⑤やDisc 2の⑥での観客の自作自演とも云えるシンガロングな熱狂が良い。ライヴで目立つのは、やっぱり中村達也(Dr.)の存在感。ベンジーのヘロヘロのギターを釘打つように叩きつけて、その都度、バンドの体裁を整えてくれている。もちろん、Ahhhhhhhhhhhhhhhhhh!の照井利幸(B.)も良いけど、目立つのはね。昨今はDVDなりでの映像で「聴く」のが主流になって、ライヴアルバムの名盤が生まれにくい状況ではあるが、2枚組というボリュームと充実したセットリスト、ライヴの背景(解散)、何よりライヴならではの音が詰め込まれた本作は、ライヴアルバムの名盤に数えられるクオリティ。あ、ライヴでしか演奏されない隠れた名曲「Baby Baby」を、―――こういう気分で、と紹介して収録。そんな意味でも、稀少価値が高いアルバム。

LAST DANCE/BLANKEY JET CITY (2000)

category: A-G

tag: MUSIC 500円

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HARLEM JETS/BLANKEY JET CITY (2000)

Harlem Jets
1. SEA SIDE JET CITY
2. CAMARO
3. ADVENTURE OF GOOFY
4. PANTERA
5. SALINGER
6. 不良の森
7. SWEET DAYS
8. 動物実験撲滅ソング
9. DERRINGER
10. リス (STRIPヴァージョン)
11. COME ON

Price Check.――― ¥ 300

私見だが、ロックスターには「元よりそうであった」人と、それを「自覚的に演じる」人がいると思う。たとえば前者はベンジーこと浅井健一で、たとえば後者は吉井和哉だ。活動再開以降、シングル、アルバムのセールスこそ伸びているものの、その作風に懐疑の声がいよいよ高まって来たBLANKEY JET CITY―――本作は、発売前の新聞広告上にて「最高のアルバムが出来たので俺達は解散します」と突然の解散宣言を告げた最後のスタジオアルバム。故にか、どうしてか。本作での浅井健一は元来の姿ではなく、自覚的にロックスターを演じている節がある。グラマラスなリフで攻め立てる①、そのPVからして「格好つけている」のが象徴的だ。このアルバムはとにかくPOPで、聴きやすい。聴き手を試す踏み絵のような曲が無い。旧来のファンにはそれで不興を買っているわけだが、過去にその歌詞からインディーズでのリリースとなった問題作「悪いひとたち」を彷彿させる10分を超える長尺の⑥があることで、批判は幾ばくか抑えられている。このアルバムを評価するときに必要なのは、<ロックスター>の捉え方にあるように思う。元来のベンジーをイメージして聴けば曲はセルアウトしたように聴こえるし、ベンジーがロックスターを演じていると思って聴けば「最高のアルバム」として聴ける。本作に収められた曲群はそういうものなのだ。……なんて、ベンジーでレヴューがまとめられてしまったあたりで、BLANKEY JET CITYのアルバムとしてはどうなのかな?とは改めて思う一作。ただ、⑤と⑦を良いと言える旧来のファンが本作を否定するのはどうかと思う。この2曲こそセルアウトでしょ?アルバムジャケットはベンジーの手によるもの。……HI-HO!

HARLEM JETS/BLANKEY JET CITY (2000)

category: A-G

tag: MUSIC 500円

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ロメオの心臓/BLANKEY JET CITY (1998)

ロメオの心臓
1. パイナップルサンド
2. ぼくはヤンキー
3. VIOLET FIZZ
4. 彼女は死んだ
5. 君の手のひらに
6. スクラッチ
7. 赤いタンバリン
8. ロメオ
9. HAPPY SUNDAY MORNING
10. 古い灯台
11. 幸せな人
12. ドブネズミ
13. 小さな恋のメロディ
14. ハツカネズミ

Price Check.――― ¥ 100

一般層を取り込むことに成功したヒット・シングル⑦が収められていることで知られる本作は、“ギターも弾ける”ロックスター・浅井健一ことベンジーの、ギター・プレイヤーとしての限界を証明してしまったアルバム。バンドの作曲の舵を握っているのは時たま、照井利幸(B.)なことはあるものの、やはりベンジーであり、本作での新味と云えるインダストリアル・ミュージック、打ち込みサウンドを積極的に取り入れたのも彼だ。冒頭①こそお約束のドライヴ・チューンながら、②からしばし続く往年のファンなら「勘弁してくれ……」となるテクノロジーの導入は、ジャズを大胆に取り入れた5thアルバム「幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする」を彷彿させる迷走的な作風。しかし何よりも印象的だったのは、ギターパートがつまらないこと。音を飾っていても「この音があれば……」というバンドとしての根幹が維持されていると有難がられるものだが、インダストリアル・ミュージックにおいては例外に思う。ベンジーのギターはいつも通りで、それが“新しい音楽” であるインダストリアル・ミュージックのなかでは「遅れていた」。ベンジーはそこに気づいて、ギターのスタイルを変えなければならなかったと思う。自分の個性を捨てなければならなかったと思う。その為に、(おそらく毛嫌いしているだろう)シュラプネル系ギタリストたちからギターを学び直さなければならなかったと思う。……でもまぁ、あの人、嫌なことは結局、出来ないでしょ?だから、このアルバムもその程度の作品。自分の個性を捨てず、やりたいと思ったからやってみただけの作品。⑧はBOBSONジーンズのCMソング、⑬は人気番組「家族そろってボキャブラ天国」のEDと前作以上にタイアップが目立つように本作、ファンの評価とは裏腹に、しっかり「売れた」。

ロメオの心臓/BLANKEY JET CITY (1998)

category: A-G

tag: MUSIC 100円

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LOVE FLASH FEVER/BLANKEY JET CITY (1997)

LOVE FLASH
1. プラネタリウム
2. PUDDING
3. MICKEY DUCK
4. 皆殺しのトランペット
5. 感情
6. SPAGHETTI HAIR
7. CANDY STORE
8. ガソリンの揺れかた
9. デニス ホッパー
10. 海を探す

Price Check.――― ¥ 250

2nd、3rdを絶頂期とした初期作品こそ<本当の>ブランキーという意見に異論は無い。実際、後追いながらにそれらのアルバムを聴いたときには、「後期」と一括りにされる作品群はどうしても聴き劣る。さて、本作はその後期の始まり―――メンバーの各々のソロ活動を経た活動休止後、初めてのアルバム。この作品を取り上げるときに判で押したように言及されるのが、シングル⑧の「あの細く美しいワイヤーは初めから無かったよ」という歌詞。これは前作収録「Dynamite Pussy Cats」の歌詞に出てくるカウンターワードで、詩人ベンジーが聴き手に向けて分かりやすく「何か」をアピールしてきたもの。個人的にはこういう意図したメッセージよりも、「BLANKEY JET CITY」というバンド名の由来だったり、特定の単語に自分の価値観を反映させたり、のベンジーの<ズレた>詩才にこそ注目すべきだと思う。肝心の音楽性は実のところ変わっておらず、むしろセルフプロデュースの分だけ音が粗く、性急性が強調されている印象。オープニングからアクセル全開のスピードチューンが続いての④は、中村達也(Dr.)によるシュールなトランペットとベンジーの語りを組み合わせた実験的な曲。アルバムに絶妙な小休止を与えてくれる。曲調が似ている故に⑧ばかり取り沙汰されるが、「初期」作品と勢いだけなら十分に張り合える快作。セルアウトしたと揶揄される「後期」の悪印象は実質、次作「ロメオの心臓」でもたらされている気がしてならない。⑥は聴くよりも、歌詞をただ読むほうがイケてる珍しい曲。

LOVE FLASH FEVER/BLANKEY JET CITY (1997)

category: A-G

tag: MUSIC 250円

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