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作家一覧(ただ今、編集中)

(更新:2016/1/31)
 あ行    

逢空万太
葵せきな
青葉優一
青田八葉
蒼山サグ
赤月黎
茜屋まつり
赤松中学
亜紀坂圭春
秋田禎信
秋月煌
秋月涼介
秋穂有輝
秋山鉄
秋山瑞人
日日日
浅井ラボ
アサウラ
朝倉勲
浅暮三文
朝田雅康
あさのあつこ
あざの耕平
足尾毛布
飛鳥井千砂
東佐紀
東亮太
阿智太郎
雨木シュウスケ
天酒之瓢
天埜冬景
天野純希
尼野ゆたか
雨宮諒
綾崎隼
新井円侍
有川浩
有沢まみず
淡路帆希
庵田定夏
飯嶋和一
五十嵐雄策
池上永一
池永陽
伊坂幸太郎
石崎幸二
石田衣良
和泉ひろみ
石野晶
石原宙
市川拓司
一乃勢まや
壱月龍一
一色銀河
いとうせいこう
絲山秋子
稲見一良
乾くるみ
犬村小六
井上堅二
井上悠宇
井村恭一
入江君人
入間人間
岩井志麻子
岩井恭平
岩城けい
岩佐まもる
いわなぎ一葉
岩本隆雄
うえお久光
上野歩
宇佐美游
内堀優一
宇月原晴明
兎月山羊
兎月竜之介
宇野朴人
冲方丁
浦賀和宏
虚淵玄
江國香織
榎木津無代
遠藤浅蜊
大澤誠
大島真寿美
大森藤ノ
岡崎弘明
岡崎裕信
おかゆまさき
小川博史
小河正岳
小川洋子
沖田雅
荻原規子
荻原浩
奥泉光
奥田英朗
小田雅久仁
乙一
乙川優三郎
乙野四方字
小野不由美
小山歩
恩田陸

 か行    

海堂尊
海冬レイジ
櫂末高彰
海原零
鏡貴也
蝸牛くも
影名浅海
笠原曠野
風見周
春日部タケル
上総朋大
粕谷知世
角田光代
片山憲太郎
勝山海百合
桂望実
賀東招二
上遠野浩平
金城一紀
壁井ユカコ
鎌池和馬
神秋昌史
神坂一
神代明
カミツキレイニー
榎宮祐
垣根涼介
神高槍矢
神野淳一
川上未映子
川上稔
川口士
川崎康宏
河原千恵子
川原礫
川村元気
玩具堂
神崎リン
菊池秀行
木皿泉
貴志祐介
北川拓磨
北野勇作
樹戸英斗
城戸光子
聴猫芝居
木村心一
京極夏彦
清野かほり
霧舎巧
銀林みのる
九岡望
草薙渉
久世光彦
久保寺健彦
窪美澄
熊谷達也
栗府二郎
黒史郎
黒田研二
慶野由志
劇団ひとり
古泉迦十
小岩井蓮二
紅玉いづき
甲田学人
河野裕
小木君人
午後12時の男
九重一木
越谷オサム
午前三時五分
虎走かける
古谷田奈月
護矢真
近藤史恵
今野敏

 さ行    

雑賀礼史
西條奈加
斉藤直子
佐浦文香
冴木忍
三枝零一
冴崎伸
早乙女朋子
坂入慎一
榊一郎
酒見賢一
坂本和也
桜井美奈
桜坂洋
桜庭一樹
佐々木譲
細音啓
佐々之青々
佐藤亜紀
佐藤ケイ
佐藤賢一
佐藤茂
佐藤多佳子
佐藤哲也
里見蘭
狭山京輔
更伊俊介
沢村凛
椎田十三
椎葉周
時雨沢恵一
重松清
梓崎優
静月遠火
雫井脩介
紫野貴李
しなな泰之
篠田節子
志瑞祐
柴村仁
嶋本達嗣
島本理生
志村一矢
下村智恵理
十文字青
殊能将之
白石一文
白石かおる
白井信隆
白川敏行
白鳥士郎
白星敦士
真藤順丈
新堂冬樹
新保静波
真保裕一
杉井光
鈴木光司
鈴木鈴
鈴木大輔
涼元悠一
須藤靖貴
住野よる
清野静
清涼院流水
関口和敏
関口尚
関俊介
瀬那和章
蝉川タカマル
蘇部健一

 た行    

大楽絢太
多宇部貞人
高里椎奈
貴子潤一郎
高田崇史
高遠豹介
高野和
高野和明
高橋弥七郎
高畑京一郎
鷹見一幸
滝川羊
滝川廉治
たくきよしみつ
田口仙年堂
竹内真
武谷牧子
武葉コウ
竹宮ゆゆこ
橘恭介
橘柑子
橘公司
竜ノ湖太郎
谷川流
田村登正
田名部宗司
月村了衛
土屋つかさ
積木鏡介
筒井康隆
手島史詞
天童荒太
堂場瞬一
遠田潤子
時無ゆたか
年見悟
土橋真二郎
富谷千夏
土門弘幸

 な行    

内藤渉
長岡弘樹
長岡マキ子
中里融司
中川圭士
中島望
永島裕士
中村恵里加
中村弦
中村文則
長物守
長森浩平
永森悠哉
中山可穂
中脇初枝
梨木香歩
奈須きのこ
夏川草介
夏海公司
夏緑
七尾あきら
七飯宏隆
成田良悟
縄手秀幸
南條竹則
仁木健
仁木英之
西尾維新
西加奈子
西川美和
西崎憲
耳目口司
貫井徳郎
沼田まほかる
野崎まど
野中ともそ
野村美月

 は行    

橋本和也
橋本紡
ハセガワケイスケ
長谷川潤二
支倉凍砂
長谷敏司
長谷川昌史
畠中恵
八針来夏
葉月堅
葉月双
初美陽一
鳩島すた
花村萬月
羽根川牧人
帚木蓬生
浜崎達也
葉巡明治
原岳人
原田マハ
張間ミカ
東川篤哉
東野圭吾
東山彰良
氷川透
菱田愛日
ひびき遊
日野俊太郎
日昌晶
百田尚樹
平坂読
平山瑞穂
広沢サカキ
弘也英明
深緑野分
福井晴敏
福田政雄
藤谷治
藤田雅矢
籘真千歳
藤まる
伏見つかさ
藤水名子
藤本圭
冨士本由紀
船戸与一
古川日出男
古処誠二
古橋秀之
星野亮
窪美澄
穂邑正裕
堀川アサコ
誉田哲也
本田誠

 ま行    

舞城王太郎
前川麻子
万城目学
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松樹剛史
町田康
松下寿治
松時ノ介
松村涼哉
松山剛
まみやかつき
丸戸史明
円山夢久
三浦しをん
水鏡希人
三門鉄狼
三上延
三河ごーすと
三國青葉
三雲岳斗
三崎亜記
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水沢夢
水野良
水森サトリ
道尾秀介
美奈川護
水瀬葉月
湊かなえ
峰守ひろかず
宮沢周
宮下奈都
宮部みゆき
三羽省吾
海羽超史郎
六塚光
村上春樹
むらさきゆきや
村山由佳
森絵都
森青花
森田季節
森田陽一
森月朝文
森橋ビンゴ
森博嗣
森見登美彦
森村南
諸星悠

 や行    

安井健太郎
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柳広司
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柳田狐狗狸
矢野隆
矢作俊彦
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山門敬弘
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山之口洋
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山本修一
山本幸久
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結城充考
遊歩新夢
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雪野静
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弓弦イズル
横山忠
横山秀夫
吉田修一
吉田直
吉富有
吉村夜
よしもとばなな
米澤穂信
米村圭伍

 ら行    

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来楽零
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 わ行&数字    

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渡瀬草一郎
渡辺球
渡辺由佳里
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渡航

 海外作家 (アルファベット順)    

Dan Brown
Paul Auster

category: 作家一覧(まとめ)

tag: OPEN 作家一覧

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か行の作家一覧

 か行    

海堂尊
海冬レイジ
櫂末高彰
海原零
鏡貴也
蝸牛くも
影名浅海
笠原曠野
風見周
春日部タケル
上総朋大
粕谷知世
角田光代
片山憲太郎
勝山海百合
桂望実
賀東招二
上遠野浩平
金城一紀
壁井ユカコ
鎌池和馬
神秋昌史
神坂一
神代明
カミツキレイニー
榎宮祐
垣根涼介
神高槍矢
神野淳一
川上未映子
川上稔
川口士
川崎康宏
河原千恵子
川原礫
川村元気
玩具堂
神崎リン
菊池秀行
木皿泉
貴志祐介
北川拓磨
北野勇作
樹戸英斗
城戸光子
聴猫芝居
木村心一
京極夏彦
清野かほり
霧舎巧
銀林みのる
九岡望
草薙渉
久世光彦
久保寺健彦
窪美澄
熊谷達也
栗府二郎
黒史郎
黒田研二
慶野由志
劇団ひとり
古泉迦十
小岩井蓮二
紅玉いづき
甲田学人
河野裕
小木君人
午後12時の男
九重一木
越谷オサム
午前三時五分
虎走かける
古谷田奈月
護矢真
近藤史恵
今野敏

category: か行の作家

tag: OPEN 作家一覧

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第22回小説すばる新人賞 受賞作:白い花と鳥たちの祈り/河原千恵子

白い花と鳥たちの祈り
(あらすじ)
中学一年生のあさぎは、母の再婚と私立中学への入学を機に新しい町に越してきた。新しい家族にも新しい学校にも馴染めない彼女の心の拠り所は、近所の郵便局に勤める青年、中村だった――居場所のない中学生と仕事の出来ない郵便局員。二人の前に拡がる新しい世界。

answer.――― 75 点
視点人物は二人。家庭事情と思春期を迎えて変化する周りから塞ぎ込む中学生「あさぎ」と発達障害に苦しむ郵便局員「中村」。二人の直接に交わりはせずとも遠くから眺め(支え)合ういわゆる《ハートフル》な作風で、ストーリーそれ自体は実質、「無い」と云える。「明日から、あかりたちとお弁当食べてくれる?」「ただの仕事のできない郵便局員だ」―――視点人物がともに明確な《弱者》故に序盤の陰鬱な展開、吐露は読み手を遠ざけること必至で、実際、その陰は終盤の終盤まで変わることはない。しかし、である。弱者を徹底的に貫く故に《響く》共感がここに描かれている。中盤、どちらにも起こる「アクシデント」を経過し、迎える終盤、二人の怒濤の「吐露」は迫真そのもので、ここまでの陰鬱な現実に耐えていた読み手は感動をせざるを得ない。個人的ハイライトは、たとえば「同僚」遠藤、そして、母など諸所に挿される「中村」への《同情》も捨て難いが、中村自身がセラピストへ感情を爆発させる場面を挙げたい。これは単純に(おいおい、これ、解決出来るのか!?)という、中村の吐露が正論過ぎる正論としてぶつけられるからなのだが。その着地は成る程、セラピストといった感じで十二分(が、ある意味、残念)。中盤の「アクシデント」―――「継父による性的虐待(虚偽)」「小包爆弾」は、現実に根ざした本作の設定からすると破格の演出と言え、著者の思い切りの良さに素直に驚かされた。私は「中村」の発達障害に対して共感してしまったが、「あさぎ」の環境適合のほうに共感される方もいると思う。その場合は、ラストの実父の救済の過去&継父への吐露は感涙確定だろう。《ハートフル》という意味では満額回答にもなり得る好作。が、買って読むよりも借りて読むのをお薦め致します。途中で読み止める人もきっと多いだろう。

第22回小説すばる新人賞 受賞作:白い花と鳥たちの祈り/河原千恵子

category: か行の作家

tag: OPEN 70点 河原千恵子 小説すばる新人賞

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このライトノベルがすごい!(2017年版) 5位:ゴブリンスレイヤー/蝸牛くも

ゴブリンスレイヤー (203x290)
(あらすじ)
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」―――その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在がいるという。冒険者になって、初めて組んだパーティがピンチとなった女神官。彼女を助けた者こそ《ゴブリンスレイヤー》と呼ばれる男だった。

answer.――― 78 点
一定の売り上げが見込めるからか、Web小説として地固めされた作品の書籍化がライトノベル作家のデビューへの道、その王道にも思えてくる昨今―――やる夫スレの人気作品がついに書籍化!と新手の方角から現れた本作『ゴブリンスレイヤー』。その概要は、「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」と辺境のギルドでゴブリンのみを狩って銀等級にまで上り詰めた孤高の冒険者、通称ゴブリンスレイヤーが『仲間』を得て……といったもの。さて、ご存知の通り、ライトノベルは隙間を突くジャンルである。著者は主人公を勇者ではなく、《ゴブリン》というゴキブリの如きザコモンスター専門の狩人に配して隙間を突いてきたわけだが、ザコ相手に俺YOEEEE!とせず、あくまで俺TUEEEE!(でも、ゴブリンもTUEEEE!)としてきたところが著者のセンス溢れる設定演出。如何にゴブリンを強敵に描けるか。その回答に著者は、ライトノベルでは禁じ手とも言える《レイプ》で応えた。作中、ゴブリンたちは(描写こそ省かれているが)女たちを蹂躙する。犯し、妊娠さえさせる。その背徳、ファンタジーでありながらも圧倒的「現実」を読み手に突きつける。本作を読めば《子供程度の知恵、力、体格しかない》ゴブリンが《子供と同じ程度には知恵が回り、力があり、すばしこい》という認識に変わり、その悪夢のような事実に恐れ慄くこと必至だ。ゴブリンスレイヤーの幼馴染、巨乳の牛飼娘は果たして処女(無事)なのか?ゴブリンにのみ執着し、憎悪するゴブリンスレイヤーの背負う過去とは?頁をめくるたびに明かされていく醜悪な生態をスパイスに、ゴブリンは人類の強敵へと変わっていく。《レイプ》の持つおぞましいエンターテイメント性をゴブリンという矮小な器へ注ぎ込んだ異形の一作。「無名」のゴブリンスレイヤーが一筋の光となって(ボクたちの)ヒロインを救います。レイプ、ダメ、ゼッタイ!

このライトノベルがすごい!(2017年版) 5位:ゴブリンスレイヤー/蝸牛くも

category: か行の作家

tag: OPEN 70点 蝸牛くも このライトノベルがすごい!

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このライトノベルがすごい!(2016年版) 9位:冴えない彼女の育てかた/丸戸史明

冴えない彼女の育てかた (207x290)
アニメのBD購入費用を得るためにアルバイト中の高校生・安芸倫也は、桜の舞う坂道で出会った少女に興味を抱き、彼女をメインヒロインにした同人ゲームの作成を思いつく。筋金入りのオタクだがイラストもシナリオも書けない倫也は、果たしてゲームを作り上げることが出来るのか!?

answer.――― 67 点
私の思春期ど真ん中の最中に投下されたのはゲーム「RPGツクール」によるコンテスト、『アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテスト』。1000万円を狙え!というキャッチそのままの、まさに子供騙し!もはや投資詐欺!な販促商法によって、私の周りのオタク予備軍はこぞって購入、例によって作り上げられず、そんな話は無かった!ことになったのは思い出の断片だが、賞金にこそ興味無かったが、何かを創る、ということに珍しく好奇心をくすぐられた私も同ゲームを購入、競馬の血統に基づいてキャラクターを街に配置する、という我ながら何が面白いのか詳細不明のゲームを制作したのは歴然とした黒歴史である。前置きはこれくらいに、イラストもシナリオも描けない主人公が仲間たちと美少女ゲームを制作する、というストーリーラインの本作。一読して、著者の本業がゲームシナリオライターというのも納得の、独特の「間」が目立つ印象。これは個人の趣向なので無視して頂きたいが、シナリオライターは「(文字を)読ませる」技巧よりも「展開(構成)」的技巧に重きを置いているため―――そして、知らず絵(画)がある前提で筆を執っているため、「間」に違和感を覚えてしまう。そのため、作品と呼吸が合わず、読み止めてしまうことが私には間々ある。本作もその類だった。故に一応は読了したものの、感想らしい感想は浮かばず。ただ、上述通り、《イラストもシナリオも描けない》というハンデを持つ主人公が女の子たちと情熱的にゲーム制作するのだから、心の隅でクリエイターに焦がれる読み手はいつぞやの私のように好奇心をきっとくすぐられるだろう。作り手にまだ回っていない人のほうが楽しめるのではないでしょうか。あ、(メインヒロインに)キャラクターがない、と指摘(&改善を要求)するアプローチは実験的に思えて好感を抱きました。ちょっと《文学》的だね。

このライトノベルがすごい!(2016年版) 9位:冴えない彼女の育てかた/丸戸史明

category: ま行の作家

tag: OPEN 60点 丸戸史明 このライトノベルがすごい!

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第21回小説すばる新人賞 受賞作:蛇衆/矢野隆

蛇衆  (200x290)
(あらすじ)
戦国の気運高まる室町末期、自らの力だけを頼りに各地を転戦する傭兵集団がいた。その名は「蛇衆」。頭目の朽縄をはじめ、6人は宗衛門老人の手引きで雇い主を替え、銭を稼いでいた。

answer.――― 40 点
第21回小説すばる新人賞受賞作。室町時代末期を舞台に、傭兵集団「蛇衆」が運命の悪戯から反駁し合い、雇われ先の家督争いへと巻き込まれるストーリーライン。諸所で言及されているように、まず目につくのが改行多い文章スタイル。余白多い小説はリーダビリティを持つものの、ともすれば「稚拙」と捉えられ、無駄に評価を落としてしまうジレンマに陥る。本作は、まさにそれに該当してしまった形。もっとも、正味なところ、「稚拙」である。改行多い文体から《ライトノベル》と揶揄されているが、金棒使い、弓使い、槍使い、etc…と「蛇衆」、7人の解かり易いキャラクター設定は実際にライトノベル的……が、描き切れていないのが残念&無念。挿し絵でもあればともかく、読み手には登場人物たちが「見えない」のだ。これでは楽しめようもない。この文章スタイルを採るなら、描写を増やすのではなく、もっと登場人物の(過去を交えた)「吐露」がなければならないだろう。血肉を通わせないといかんってことだね。設定は楽しませようという意図を感じるものの、個人的にあまり作家(小説家)に向いていない印象を抱きました。ゲームやらアニメやらのシナリオライターのほうが向いているのでは?

第21回小説すばる新人賞 受賞作:蛇衆/矢野隆

category: や行の作家

tag: OPEN 40点 矢野隆 小説すばる新人賞

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第20回小説すばる新人賞 受賞作:桃山ビート・トライブ/天野純希

桃山ビート・トライブ (202x290)
(あらすじ)
時代は安土桃山。偶然三味線を手に入れた悪童の藤次郎、笛役者になるため家を飛び出した小平太、太鼓叩きを趣味とする元奴隷の弥介、天性の踊り子ちほの4人が、型破りな演奏で、権力や身分によって押さえつけられた世の人々を惹きつけていく戦国ストーリー。

answer.――― 83 点
サムライ・ギタリストと紹介されるMIYAVIをご存知だろうか?ヴィジュアル系らしい女形の容貌にパーカシッヴなギター奏法が特徴のギタリストで、『SAMURAI SESSIONS』と銘打った他アーティストとのコラボレーション・シリーズをあざとくリリースするなど、なかなかの歌舞伎者である。さて、安土桃山時代を舞台にした本作『桃山ビート・トライブ』―――三味線速弾く中心人物の藤次郎は、そのMIYAVI本人も「ビックリするくらい似てました(笑)」と認める、読み手の耳目惹く跳ね返りっぷり。作品の概要としては、戦国時代、傾奇者たちでRock 'n' Roll!石田三成がナンボのもんじゃない!といったところなのだが、兎にも角にも、藤次郎をはじめキャラクターかぶらない傾奇者を揃えてくるのが素晴らしい。個人的に膝を打ったのが、「黒人」弥介の採用。彼が太鼓を叩くわけだが、その説得力たるや理詰めに圧巻。黒人見慣れぬ時代にアフリカンビート、そこに三味線の速弾きが重なると、作中の聴衆同様、読み手もその音をまともに想像出来ず混乱来たすのは必然である。まさしく傾奇者たちの演奏を「読める」わけだ。男臭くならないように「踊り手」ちほ、本作の起伏の実は全てを担っているメンバー唯一の常識人なヘタレ「笛吹き」小平太と、配役に抜かりない。小説すばる新人賞随一と断言出来る「痛快」な一作。どうせ、こんなもんだろ?という予想をしっかり超えてくる三味線Rock 'n' Rollを体験出来ます。意外や意外、読書家さんたちのなかでも知名度低いようなので、ここは【推薦】させて頂きます。

第20回小説すばる新人賞 受賞作:桃山ビート・トライブ/天野純希  【推薦】

category: あ行の作家

tag: OPEN 80点 天野純希 小説すばる新人賞 推薦

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第19回小説すばる新人賞 受賞作:でかい月だな/水森サトリ

でかい月だな (198x290)
(あらすじ)
満月の夜、友人に崖から蹴り落とされた「ぼく」。命は助かったが、右足に大怪我を負う。そんな「ぼく」の前に、二人の変人——科学オタク・中川と邪眼を持つオカルト少女・かごめ、そして「やつら」が現れる。

answer.――― 63 点
満月の夜、理由も分からないまま、友人に崖から蹴り落とされた「ぼく」は、日常生活はともかく、大好きなバスケットボールが出来ない身体となって―――と、欠けてしまった故に「得る」、主人公の心の成長を描いていく成長譚なのかと思いきや、まさかのSFへ駆け上がっていく本作『でかい月だな』。一読しての印象は、「雑」の一言。蹴り落とした友人を保留気味に庇いつつ、周囲の無用にも思える憐憫に苛立ちを覚えるティーンな葛藤から、IQ高い変人、邪眼使いの少女とつるんでいく展開は自然と云えば自然だが、読み手自身がその場に居たい(参加したい)と思わせる演出が乏しいのが残念。理科準備室のビーカーで紅茶を淹れるなりは良質なジュブナイルを感じるものの、その手の工夫は施し過ぎるということはない。もっと仕掛けるべきだったろう。「やさしさブーム」からのSF展開は面食らうものの、それが作品に貢献しているか問われれば疑問を呈さざるを得ない。著者の意気込みと作家としての力量が噛み合っていない作品。まあ、デビュー作らしいと云えばデビュー作らしい。

第19回小説すばる新人賞 受賞作:でかい月だな/水森サトリ

category: ま行の作家

tag: OPEN 60点 水森サトリ 小説すばる新人賞

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第8回小説すばる新人賞 受賞作:バーバーの肖像/早乙女朋子

バーバーの肖像
(あらすじ)
「あのころ、バーバーの手のぬくもりだけが救いだった」 別れを告げてきた少女期の夢のかけらたちのレクイエム。悲しい少女期、愛と癒しの物語。

answer.――― 65 点
足長おじさんの正体は!?的ストリーラインの本作『バーバーの肖像』。基本的に回想する形で、読み手―――そして、ヒロイン自身の複雑な家庭事情を解き明かしていく。その謎の中心人物は表題にも採用されている『バーバー』。己の思春期を支えた「謎」の人物を探るときに問われるのは、(今後の人生への教唆&示唆的エピソードを用意するのは大前提として)実際の経歴を上下、どちらに振るのかということ。多くの場合、「上」にして(……あ、あの人が!)的にするものだが、本作の場合は「下」に振る。結論として、その試みは可もなく不可もなく……と言ったところなので、派手さに欠ける分、半ば失敗だろう。文章はソツなく、ツンとうがったヒロインを描けているので、『バーバー』のクオリティ次第でもっと楽しめる作品になっていたと思う。いっそ、『バーバー』は複数人いても良かったんじゃねえかな?

第8回小説すばる新人賞 受賞作:バーバーの肖像/早乙女朋子

category: さ行の作家

tag: OPEN 60点 早乙女朋子 小説すばる新人賞

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第7回小説すばる新人賞 受賞作:包帯をまいたイブ/冨士本由紀

包帯をまいたイブ_0001 (202x290)
(あらすじ)
バーに勤める男役レズビアンのケイ。でも本当に惚れているのは、店長でやはり男役の麻生で……。セクシュアリティを超えた「純愛」を描く、第7回小説すばる新人賞受賞作。

answer.――― 57 点
第7回小説すばる新人賞受賞作。内容としてはセクシャル・マイノリティ―――レズを題材にしたもので、属性として「タチ(性行為でいう能動的な側)」を主人公に担わせ、タチ同士の、ある種の変則的な純愛を描いていく。仕掛けとしての面白味は、表題でも採用されている《包帯》。ミスリードの形で、読み手は想定外の《イブ》を知ることになる。が、それ以外には特に言及したくなるような感想は浮かばず。ただ、金魚をマ♀コに突っ込んだプレイはなかなか衝撃的。実際にそういうプレイがあるのかしらん?

第7回小説すばる新人賞 受賞作:包帯をまいたイブ/冨士本由紀

category: は行の作家

tag: OPEN 50点 冨士本由紀 小説すばる新人賞

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