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第19回電撃小説大賞 金賞:エーコと【トオル】と部活の時間。/柳田狐狗狸

エーコと【トオル】と部活の時間。
1.世界の中心に
2.エーコです
3.ムカついて
4.誰、オマエ
5.挨拶みたいな
6.真っ赤な外套を
7.どんな手順で
8.ある人の言葉を借りれば
etc...

answer.――― 64 点
舞台はとある高校。主役はとある事件でクラスより孤立して過ごすエーコ。物語は誰もいない化学部に仕方なく所属することになったエーコが、喋る人体模型【トオル】と無気力に出会い―――ジュブナイルの王道「学校の七不思議」をそれとなく挙げていきながら、人体発火で事件発生!そんな概要もそこそこに頁を捲って思うことは、……センスねえなぁ~。と。それは設定、構成、物語と残念ながら「ほぼ」余すことなく全てに及ぶ。もっとも、センスなんてものは是正すれば良いだけのことなのだが、果たして本作で【結果】を残してしまった著者にその機会は訪れるのか。《文学》ではなく、《エンターテイメント》作品ならば良いモノは必ず売れる、大小の差こそあれ(←これ、重要)。がしかし、「売れなかった」事実だけでは、人は自分のセンスを疑えないものだ。それだからデビューする前に自分を疑えるだけの「知識」、あるいは「経験」を持つ意味を知ろう。と話が逸れたが、……え?本作の何がセンス無いって?いや、【アルキメデスの熱光線】とか【粉塵爆発】を高校生が大真面目に語るところだよ。これ、「語る」んじゃなくて「使う」選択肢だろう?こんなの高校生に説かれてどうすりゃええの?そんな難センスで綴られた全くお薦め出来ない本作ではあるが、上述で「ほぼ」余すことなく、と例外を「ほぼ」で匂わせて頂いたように、―――「文章」が買える。化ける「何か」を持っている。著者自身、己の筆に自信漲らせたからこそこれ程に長々とセンスの無さをひけらかしたのだろう。柳田狐狗狸よ、たとえるならお前は汗水垂らして「江南スタイル!江南スタイル!」と渋谷で大真面目にグラサン掛けて踊っているPSYだ。色々が間違っている。もう一度、アマチュアに戻れ。起承転結以外の構成を学べ、己のセンスを疑え。お前は「青田買い」されただけだ。が、逆に云えば、「青田買い」されるだけの可能性がある。作家人生を「うっかり」無駄にするな。

第19回電撃小説大賞 金賞:エーコと【トオル】と部活の時間。/柳田狐狗狸

category: や行の作家

tag: 電撃小説大賞金賞 OPEN 60点 柳田狐狗狸

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