ナマクラ!Reviews

03/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30./05

電撃文庫:時空のクロス・ロード ピクニックは終末に/鷹見一幸

時空のクロスロード
1.部屋
2.公園
3.暗室
4.化学部
5.僕の家
6.謎の爺さん
7.廃墟の町
8.救済キャンプ
etc...

answer.――― 67 点

電撃hpに一挙掲載され、読者人気第1位を獲得した注目作、待望の文庫化!というのは時を遡ること、10年前の話。物語の概要はごく平凡な高校生(写真部所属)がパラレルワールドに迷い込み、疫病蔓延るその世界(の同級生たち)を救うために奮闘する形。文章は中高生の語彙(マジで)ながら、読者人気第1位になるのも頷ける王道的展開。恋愛、戦闘を配する中盤、終盤はパラレルならではの醍醐味を味わえる。エンディングでの主人公の成長を読者自身重ねるだろうから、読後感はかなり良いだろう。見事に続刊し続け、全7巻。戦闘もまた、展開が王道ながらちゃんと練られている。トドメに、カメラのフラッシュ。映画的構成だ。素直に誉められないのは、文章があまりに稚拙だから。特に、1章のメシウマの場面は小学生の文章かと恐れ慄きたくなるほどのクオリティ・コントロール。多少にせよ、意味がある場面だから余計に困る。


電撃文庫:時空のクロス・ロード ピクニックは終末に/鷹見一幸 (2000)

category: た行の作家

tag: OPEN 60点 鷹見一幸

[edit]

page top

« Kid A/Radiohead (2000)  |  第7回電撃小説大賞 金賞:天国に涙はいらない/佐藤ケイ »

コメント

なるほど。
構成としては一つの王道SFですね~。

楽しく読ませてくれるなら
文体は気にならないと思いますが

逆に気になるようなら
作品の魅力を損なう事も確か。

話は横道にそれますが
あの王道ファンタジーの
『指輪物語』
邦訳が私には全く合わず
途中で読むのを断念した事があります。


読者としての作品に対する捉え方は
人それぞれでしょうし
万人に好かれる作風などありませんから
作者の個性でいいとは思いますが
稚拙なのはちと困りますかね^^;

一刻 #- | URL | 2011/02/27 20:12 | edit

Re: タイトルなし

> 『指輪物語』。邦訳が私には全く合わず 途中で読むのを断念した事があります。
訳って大事ですよね。ハリーポッターなんかはよく訳せていたイメージがあります。というのも、あの物語の肝はお洒落さにあると思うので、児童文学的な雰囲気を損なっていないあたりに好感を抱きました。

> 稚拙なのはちと困りますかね^^;
本作、読んだことありますか?本当に一章は洒落になりませんよ!友人のお薦めの作品で無かったら、その時点で断念していました。ただ、一章を乗り越えると慣れるので気にならないのですが……、いやあ、やっぱり一章のインパクトは大きかったですね。本当に小学生、中学生が書いた作文ですから。未読でしたら、立ち読んでみてください(笑)ただ、話自体は面白かったです。

Medeski #- | URL | 2011/02/28 03:22 | edit
page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://medeski02.blog95.fc2.com/tb.php/111-0ad6d5a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
page top