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第20回電撃小説大賞 銀賞:思春期ボーイズ×ガールズ戦争/亜紀坂圭春

思春期ボーイズ ガールズ戦争
(あらすじ)
正しく生きるのを止め、“男であり続ける”ことを誓った三人の少年がいた。彼らは女の子を知るためには、大きな力にも屈することなく立ち向かっていこうと誓ったのだった。覗きすら辞さない―――つまり、どうしようもなく思春期だった。こじらせすぎてしまった少年達と怒りの鉄槌を下そうとする女子達。思春期ボーイズ×ガールズの青い戦いの行方は!?

answer.――― 62 点
投稿時の表題が『放課後猥雑倶楽部』という事実からも察せられるように、貴方の下半身(Oh,Pocket Monster!)をストレートに狙った本作。その概要は、女尊男卑法蔓延る社会で三人の思春期ボーイズが「エロ本を創る!」という決意から困難辛苦に見舞われる、というもの。『多摩湖さんと黄鶏くん』の稿でも言及したように、ライトノベルにはエロ本としての側面があり、本作はその側面を前面へ採用してきた形。エロ本制作のために想い人のパンティーを眺めに向かい、偶然にも拾得、良心から投げ返したものの、翌日に下駄箱に何故か仕込まれていた!という陰謀めいた序盤から、女子寮務め、おトイレ目撃……と、ライトに猥雑を陳列していく展開は、ライトノベル=エロ本という認識の方にはある程度その需要に応えられている印象。ただ、……もっと過激にしても良かったのでは?と思ってしまうのは、あらすじからも了承済みのストーリーの弱さから。例えば、パンティーは履いちゃって良かったと思う。その上で主人公たちのポケモンを立ち上がらせる。そして、そこから先こそ著者の個性と覚悟、倫理規定との鍔迫り合いではないだろうか。一昔前ならばいざ知らず、表紙にヒロインがセックスアピール気味に占拠している現在で、遠慮なんて要らない。持ち物検査やらの小イベントのチョイスが良質なだけに、我慢出来ず主人公が射精してしまうような「マジかよ!?そんなことが許されるのか!?」とこちらも驚かざるを得ない演出がなかったのが残念でした。

第20回電撃小説大賞 銀賞:思春期ボーイズ×ガールズ戦争/亜紀坂圭春

category: あ行の作家

tag: 電撃小説大賞銀賞 OPEN 60点 亜紀坂圭春

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