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第8回小説すばる新人賞 受賞作:バーバーの肖像/早乙女朋子

バーバーの肖像
(あらすじ)
「あのころ、バーバーの手のぬくもりだけが救いだった」 別れを告げてきた少女期の夢のかけらたちのレクイエム。悲しい少女期、愛と癒しの物語。

answer.――― 65 点
足長おじさんの正体は!?的ストリーラインの本作『バーバーの肖像』。基本的に回想する形で、読み手―――そして、ヒロイン自身の複雑な家庭事情を解き明かしていく。その謎の中心人物は表題にも採用されている『バーバー』。己の思春期を支えた「謎」の人物を探るときに問われるのは、(今後の人生への教唆&示唆的エピソードを用意するのは大前提として)実際の経歴を上下、どちらに振るのかということ。多くの場合、「上」にして(……あ、あの人が!)的にするものだが、本作の場合は「下」に振る。結論として、その試みは可もなく不可もなく……と言ったところなので、派手さに欠ける分、半ば失敗だろう。文章はソツなく、ツンとうがったヒロインを描けているので、『バーバー』のクオリティ次第でもっと楽しめる作品になっていたと思う。いっそ、『バーバー』は複数人いても良かったんじゃねえかな?

第8回小説すばる新人賞 受賞作:バーバーの肖像/早乙女朋子

category: さ行の作家

tag: OPEN 60点 早乙女朋子 小説すばる新人賞

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