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第9回電撃小説大賞 金賞:バッカーノ! The Rolling Bootlegs/成田良悟

ブギーポップ
1.エピローグ……1
2.プロローグ
3.1日目
4.夜
5.2日目
6.エピローグ……2

answer.――― 69 点

銃弾、脅迫、マフィアが我が物顔でまかり通る1930年―――禁酒法の時代のアメリカで不死の酒を巡るバッカーノ(馬鹿騒ぎ)!今やライトノベル界のアウトレイジ、成田‘何だ、バカヤロー!’良悟のデビュー作。映画的な台詞回しと、動的アクション。息を呑むような緊迫感こそ希薄だが、冒頭を飾るマルティージョ・ファミリー最年少幹部フィーロの吹っ掛けられた喧嘩の処理、ガンドール・ファミリーの三兄弟の恫喝トランプで醸し出す雰囲気、振る舞いなんてのは、ライトノベルらしからぬMovieでCoolな出来栄えで、かと思えば、アイザック&ミリアの凸凹コンビのようなライトノベルど真ん中のトリックスターもしっかり用意している。これは期待出来る!となること請け合いの展開が続いてくれるが、さて、それなら結末は……と安易に期待を膨らませていると、‘何だ、バカヤロー!’と成田先生の登場である。肝心の不死の酒が物語に関わって来た終盤、明らかに首をひねりたくなるストーリーとなって、思わず、このバカヤロー!と掴み掛かりたくなる《オッパッピーエンド》に巻き込んでくれた。え、一回死んだ?そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!といきなり言われてもだな……(ネタバレ)。本作は長らく続刊する人気シリーズとなるが、本当に面白くなるのはキャラクターを受け入れた二巻以降から。個人的に、この巻で期待してしまったものは、成田先生にすべて奪われてしまった感がある。さすが、アウトレイジ=極悪非道!萌えとはまた一線を画す、ある種、硬派なキャラクター先行の物語。我ながら的を射た表現だと思う《オッパッピーエンド》、皆さんも是非体験して頂きたい。

第9回電撃小説大賞 金賞:バッカーノ! The Rolling Bootlegs/成田良悟

category: な行の作家

tag: 電撃小説大賞金賞 OPEN 60点 成田良悟

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