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第15回日本ファンタジーノベル大賞 大賞:太陽の塔/森見登美彦

太陽の塔
(あらすじ)
京大5回生の森本は「研究」と称して自分を振った女の子の後を日々つけ回していた。男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマス打倒を目指しておかしな計画を立てるのだが…。

answer.――― 75 点

森見登美彦のデビュー作。京都を舞台に「ええじゃないか」騒動を起こすストーリー。ストーカー臭漂わす主人公が作者自身を投影しているように思えて、何とも言えないまま終盤まで読み進めてしまったが、ラストの「ええじゃないか」の展開は素直に感心した。大衆小説と文学のボーダーラインを行き来しながら作品を出し続け、ついに自ら「森見文学」と謳った著者の実力は、ぃよう~!と打ち囃子が聴こえてきそうなバブリーな文体に支えられている。そして、それはこのデビュー作から発揮されているのが分かる。氏の作品は多くが<京都>を舞台にしているのも特色。そこそこに楽しめる内容だが、彼の人気を支えているのは女性読者ということに注意して購入してください。

第15回日本ファンタジーノベル大賞 大賞:太陽の塔/森見登美彦

category: ま行の作家

tag: 日本ファンタジーノベル大賞大賞 70点 OPEN 森見登美彦

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コメント

こんばんは。
記事更新お疲れ様です。

紹介記事を拝見していると
やはり私とは読むジャンルが異なっているようで
読むたびに刺激になります。

今回の作品(作者)は
>彼の人気を支えているのは女性読者ということに注意
と言う事ですが
女性読者に支えられていると言う事は
ある意味安泰と言うか素晴らしい事ですね。

逆に男性の私が読んでも楽しめるのか?
という懸念もありますが
まぁ、しばらくはラノベ漁りで忙しくなりそうですから
手にするのはいつになるやらw

この先の紹介記事で
思わぬ共通ジャンルがあったりしたら
それもまた楽しいかななどと
あらぬ想像をしています。(笑)

一刻 #- | URL | 2011/03/09 01:51 | edit

たくさん本がありますからね、僕もよくジャンル違いを経験することがあります。読書家の知り合いがあまりいませんので、どちらかと云えば、音楽関連でよく遭遇します。

女性の支持を得てはいますが、もちろん男性からも支持されているので問題ないと思いますよ。ただ、女性たちが熱狂するほどの力がありません。というのも、物語そのものよりもどちらかと云えば、作者の魅力はその文章にあるように思えるからです。基本的に男性キャラクターはどれも同じです。そのため、そのキャラクターを受け入れられるかどうかでお得意様の作家になるか、何かで受賞/映像化した折に触れる作家になるパターンになるんじゃないでしょうか?

一刻さんとかぶるのは、ファンタジー系なんじゃないかな?と個人的に思っています。

Medeski #- | URL | 2011/03/09 09:51 | edit
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