ナマクラ!Reviews

05/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30./07

第17回ファンタジア大賞 準入選 :紅牙のルビーウルフ/淡路帆希


1.赤毛赤眼の狼娘
2.ガーディアン
3.神国と神具
4.狼
5.憧憬の残骸
6.白い魔女と狼王女
7.お姫様ごっこ
etc…

answer.――― 67 点

大学を卒業する間際だったと思う。私と友人たちの間で、しばし話題になった作品があった……それが本作『紅牙のルビーウルフ』。理由は単純明快、帯にデカデカと書いてあった宣伝文句「満場一致の準入選!」。目にしたときは、この文句考えた奴、馬鹿か?と思ったのは言うまでもない。満場一致で「何か足りない」と宣言してどうする?いや、しかし目に留まったのは事実なので、ひょっとするととんでもない釣り師なのかもしれないが……と、本作を買うのも癪なので地元の図書館で借りたのは私の矜持だ。さて、読了して思うことは、―――満場一致の準入選!帯の文句に一字一句、すべてに納得してしまうことである。いやぁ、こいつぁ参ったね!これは「何か足りない」とかではなく、読み進めていくうちに審査員特別賞が佳作になり、佳作が準入選になり、的なステップアップな受賞だったワケだ。本作に用意されたのは、山あり谷ありの豪華絢爛の大展開。暗殺、監禁、逃亡、ゲリラ反抗、選挙に裁判、成り上がり、と雪だるま式に大きくなるブレイヴ・ストーリー。ファンタジー小説にあるまじき、一巻でクライマックス!を実行している。これでつまらないとは実際問題言いづらいが、大賞を逃した最大の要因はキャラクターに魅力が無いことだろう。女性作家特有の、男が抱く「格好良い」との温度差があるように思える。ハゲハゲ言って面白がれるの、小学生だけよ?ただ、「満場一致の準入選」の面白さはあるので、この謳い文句に惹かれて読むのも一興。ファンタジーに手を出すだけあって文章は手堅く、20歳の年齢を考えれば二重丸の語彙。

第17回ファンタジア大賞 準入選 :紅牙のルビーウルフ/淡路帆希

category: あ行の作家

tag: ファンタジア大賞準入選(金賞) OPEN 60点 淡路帆希

[edit]

page top

« 第7回えんため大賞 優秀賞:学校の階段/櫂末高彰  |  第17回ファンタジア大賞 佳作:七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!/大楽絢太 »

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://medeski02.blog95.fc2.com/tb.php/207-250055a0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
page top