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第9回スニーカー大賞 優秀賞:タイピングハイ!/長森浩平

タイピングハイ
(あらすじ)
ウェーブ髪をなびかせて高飛車な態度のウェービーさん、周囲になごみ光線をまき散らすニアなど、名門校ローズフィートを彩る美少女軍団の中でも特に正体不明、常にゴーグルで素顔を隠した生徒会長になぜか気に入られたオレが、彼女から頼まれた人捜しの相手って……白昼堂々ぱんつ姿で泣いていた、あの縞ぱんちゃんですか?近未来の学園で巻き起こるHigh&Lowテンションストーリー!

answer.――― 40 点

うちの文庫はこれから「萌え」で攻めます!そんな声が透けて見える、スニーカー大賞の迷走を象徴するような受賞作。表紙オチ、と捉えて何ら問題のない内容を含め、これはイタい作品だ。本作から、編集部が「萌えって、女の子が出てパンツ見せればいいんだろう?」的発想があったことを突き止められる。断っておくが、駄作と非難をされようとも、作者は何も悪くない。むしろ、本作の受賞で、<作家>としての可能性が閉ざされてしまったことに私は哀悼の意を表したい。売上げ云々、評判云々の話ではなく、<自己否定>の選択をこの作者は受賞することによって奪われたのだ。グダグダ書いても仕方が無い。―――つまらない、のは確かだ。主人公がハッカーという役割を担うが、よくあるナンチャッテ!で、特に専門用語が出てくる訳でもない。主人公のLowテンションがセールスポイントに挙げられているが、ライトノベルにかぎらず、創作上で一番難しいのはむしろその逆、如何に<熱>を登場人物に持たせるか、だ。諸々の要因こそあれ、『とある魔術の禁書目録』がシリーズ累計10,000,000部を超える発行部数となったのも、熱血系の主人公造形によるところが大きいと思う。縞パンツと言わず、AIのアワビでも見せてみれば新しい地平を築けたかも分からん。<萌え>とは何だ?答えが出ないなら、エロに走れ。官能ギリギリの境界線を探れ。己の探究心に萌えろ!

第9回スニーカー大賞 優秀賞:タイピングハイ!/長森浩平

category: な行の作家

tag: スニーカー大賞優秀賞 OPEN 40点 長森浩平

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