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第3回スーパーダッシュ小説新人賞 佳作:電波的な彼女/片山憲太郎

電波的な彼女
1.誓いの言葉は前世の絆
2.戸惑いの日々
3.柔沢紅香という女
4.忍び寄る狂気
5.秘密工作員
6.告白します
7.絆

answer.――― 76 点

以下、湘南乃風の名曲「極東のCHAMPION feat. MSC」が含まれるレヴューとなっております。ご注意下さい。
―――ドカドカ!字は佐藤、名はルミナ!―――ドカドカ!カリスマ・グラップラー、決める神技!―――ドカドカ!見たけりゃ皆地面を踏みな!―――ドカドカ!(ピカッ!)一番星!(光る!)東アジア!と湘南乃風がその馬鹿さ加減を隠すことなく勇壮に歌うように、“修斗のカリスマ”と云えば佐藤ルミナ、そして、“SD文庫のカリスマ”と云えば片山憲太郎その人である。『ベン・トー』の孤軍奮闘目立つSD文庫だが、ライトノベル界を震撼せしめたかの<醜悪祭>さえ催さなければ、片山憲太郎こそ間違いなくレーベルの枠を超えた超級エースとしてライトノベル界の頂きに君臨していただろう。しかし、彼は堕ちた―――そのカリスマの座を、何より〆切に。返す返すも悔やまれる、醜い、それは醜い祭だった。……著者のそんな顛末はさて置いて、本作は第3回ス―パーダッシュ小説新人賞<佳作>を受賞した才気奔るデビュー作。「漫画、アニメ、ゲームの表現を一度度くぐり抜け、再び文芸に戻ってきた青春伝奇小説!」こと講談社発の<新伝綺>ブームに呼応する形で現れたあたり、本作は三大犯罪者の薫陶を十二分に受けた作風、作品であると云える―――だが、しかし!二番煎じと侮るなかれ、その実力は時にオリジナルさえ凌ぐ。片山憲太郎が描くは“闇”、それも掟破りの“悪”一文字である。三大犯罪者たちでさえ描き切れていない“悪”、彼にそれを描くことへの躊躇いはない。そう、片山憲太郎が物語を綴るとき、―――女が、―――小学生が犯される!“絶対悪”、これを描ける作家は稀だ。しかし、片山憲太郎は犯る男である。犯ってしまえる男である。本作は<新伝綺>らしくミステリー要素を孕んだ一作。「転」それ自体は量産型と確かに斬ってしまえるが、「我が身はあなたの領土。我が心はあなたの奴隷。我が王、柔沢ジュウ様。あなたに永遠の忠誠を誓います」といきなり告白する電波的な彼女の節回しからも分かるように、キャラクター造形等、丁寧なまでに<極端>である。前述の“悪”を描く才能は本作においてもすでに発露。撲殺体及び、撲殺未遂の描写は秀逸だ。本作が<大賞>ではなく、<佳作>に留まっているのは読了してみればモラルの問題と推して量れるが、新興レーベルに必要なのは兎にも角にも<エース>の獲得。たとえモラルハザードを起こしてでも、本作を<大賞>せしめるべきだった。本作の<佳作>授賞に編集部の無能ぶりが見て取れる―――ドカドカ!むっ、だんだんムカついてきたわ!さあ、皆さんもご一緒に!―――ドカドカ!字は片山、名は憲太郎!―――ドカドカ!闇のカリスマ、犯すJS(ジョーシキ)!―――ドカドカ!読みたきゃ皆ハガキを出しな! ―――ドカドカ!(犯せ!)厨二の星!(殺せ!)特定アジア(※)!―――ドカドカ!ボコボコ!犯っちゃえ!殺っちゃえ!

※ …… Medeskiは日本人なので反日教育には反対です。でも、この世で一番尊敬している人種は中国人です。

第3回スーパーダッシュ小説新人賞 佳作:電波的な彼女/片山憲太郎

category: か行の作家

tag: スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞(佳作) OPEN 70点 片山憲太郎

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