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第15回スニーカー大賞 ザ・スニーカー賞:ヒマツリ ガール・ミーツ・火猿/春日部タケル

ヒマツリ
1.プロローグ
2.猿、憑く
3.猿、猛る
4.猿、消える
5.猿、還る
6.エピローグ

answer.――― 58 点

天然ドジっ娘をヒロインに据えた、巷に氾濫する『とある魔術の禁書目録』のフォロワー―――なんてあっさり括ってしまうと、著者近辺は遺憾の意を表明してくるのだろうか? それでも、よくある<異能力バトルもの>には違いなく、作品のセールスポイントはやはり異能同士の戦闘シーンに比重を置く捉え方で良いだろう。その戦闘シーンは構成上の配置は上々的確ながら、その他大勢の囲みを突き抜けず……な印象。やはり、この手の作品は質の高低に関わらず、ライトノベルにおいてはもう事実上の「飽和」の域に達している。こうなってくると、同系統の作品を推してきたところでセールスは緩やかでも確実に下がるので、各出版レーベルは新ジャンルの確立にスクラムを組んで対応して欲しい!と目糞鼻糞的エールを送ると、<ゾンビブーム>なんて起こしてポシャッてくれるので、未だ地に伏している新人作家さんに期待だ。本作の独自色は、表題にもあるように<火猿>と呼ばれるマスコット。おそらく中国の古典『西遊記』は孫悟空をベースにしたと思われるキャラクターで、バッドボーイ風の愛嬌のある口の悪さがなかなかにチャーミングだ。キャラクター作りはそこそこにセンスを感じるので、本作をシリーズにすることに拘らず、著者には次回作で弾けて欲しい。点数はフォロワーが氾濫している分を差し引き。作品的には、「ザ・普通」の仕上がり具合。

第15回スニーカー大賞 ザ・スニーカー賞:ヒマツリ ガール・ミーツ・火猿/春日部タケル

category: か行の作家

tag: スニーカー大賞奨励賞 OPEN 50点 春日部タケル

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