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第8回本屋大賞 10位:ストーリー・セラー/有川浩

ストーリーセラー
Hiro Arikawa
Presents
Story Seller
1.Side:A
2.Side:B

answer.――― 66 点

「面白い物語を売る」というコンセプトで「Story Seller」というアンソロジーを作りたい、という編集者の要請に応じて執筆された「Side:A」……それでもって、「Side:B」は単行本化にあたっての書き下ろしという制作背景を持つ本作。有川浩の作風はミリタリーの要素を配すことで有名だが、その一方で、<ベタ甘>と評される恋愛を盛り込んでくる。本作はミリタリー関連を排しての<ベタ甘>のアクセルを躊躇なく踏み込んだ作品で、結論から言わせてもらえば、ファンでも無いかぎりは受け入れ難いナルシズムに満ちた内容となっている。ナルシズムに関しては、作品の概要で説明は事足りるだろう。登場人物は女性作家とその夫であり、小説家は謎の不治の病に罹り、夫の献身的な愛に包まれながら、己の創作万歳!と。当然、女性作家とは自分であり、夫は自分の夫である。それが「Side:A」であり、「Side:B」では立場を変えて(ファンでさえ賛否両論の)その夫がガンに罹り、今度は自分が支える側に廻って、私たちってサイコー!な展開。はいはい、……四十路女がゆるゆるのヴァギナに自前のフィスト突っ込んでグチョグチョさせながらの潮吹き、確かに拝読させて頂きました。嗜好が違うから辛口なんだな、と私を侮蔑する貴方、それはまったく違う。冷静に分析させて頂くと、本作は完全に手を抜かれて書かれているのが分かる。というのも、登場人物に<作家>を出す場合、まず真面目に取り組むなら一人称からして……はっ、馬鹿らしい。止めだ、止め。何故に俺ほどの者が有川浩如きに真面目に文章解析せねばならんのだ。そもそも、「面白い物語を売る」というコンセプトって何だ?編集者は馬鹿か?売り出してるのは、大なり小なり面白いもんじゃねえのか。もっと具体的に考えろよ、五流。本気で売りたいなら作家のネームバリューに頼るな、自分のセンス(人生)を賭けろ。誰に書かせても面白くなるコンセプトあるだろうが、十流―――中略。手癖が散見された、自分のファンを含めた購買者を舐め切った完全な駄作。

*注意* かなりマイルドにレヴューを改訂しました。

第8回本屋大賞 10位:ストーリー・セラー/有川浩

category: あ行の作家

tag: OPEN 60点 有川浩

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コメント

わたしこの本未読~!ヽ(´∀`*)ノ
図書館戦争が終わってからやっぱり急速に熱が冷めまして(爆)
特に予約もしないで図書館をウロウロしているのですが、いまだにありません。やっぱり有川人気健在かと思っていたのですけどね。
しかし、Medeskiさんのレビュー面白い!
確かに賛否両論あったみたいですね。
どうなるんだろう?
手に取ったとき面白いと感じるのかどうか楽しみです(^^)v

igaiga #- | URL | 2012/04/26 08:53 | edit

Re: igaiga

笑顔と元気を僕らに届ける、小さな巨人にエールをこめてigaiga 、igaiga 、igaiga 、igaiga 、igaiga 、igaiga 、igaiga 、~! ← ももいろクローバーZ関連

> 図書館戦争が終わってからやっぱり急速に熱が冷めまして(爆)

私は今、それこそ図書館戦争を読んでいます。そして、やはり再確信しました。本作は完璧にサボっていますね。マジで間違いありません。

> しかし、Medeskiさんのレビュー面白い!

て、天才ですから(*´σー`)エヘヘ

>手に取ったとき面白いと感じるのかどうか楽しみです(^^)v

「……(……コイツ、まさかこのままサボる気じゃねえだろうな?」と私のコメカミが痛んだのは、それこそ冒頭の回想改行台詞です。読みやすい=面白い、の方程式に基づいた一種の手法なんですが、同時に多作の作家が読者を分かり易く舐めて使う……まあ、最初から「工夫」をして来ない時点で、という話です。

Medeski #- | URL | 2012/04/26 21:13 | edit

とりあえずファンとしてコメント。
まあ自分もsideBの方はあまり・・・・・という感想なので、あんまり偉そうなことは言えないんですが、sideAだけに限って言えば、雑誌の企画とすりあった良い作品だと思うのです。それをナルシズムと言ってしまえばそれまでですが、創作というのはそもそもオナニーみたいなもんですし、それをいい具合に表現してんなーというのがアンソロの方の文庫で読んだ感想でした。人称についてコメントしていますが、彼と彼女という描写そのものはそれほど悪いものとは思えないのですが、何がいけないんだ……?
SideBに関しては・・・・・蛇足どころか台無しにしちゃった感があるので、やっぱりあまり好きではないですね。まあ、一度完成した話の後に付け加える形にしたと考えれば、よく対照的な話を考えられたものだと思います。
しかしまあ、雑誌のコンセプトまで否定されたらなにも言えないですね。好きな作家ばかりが集まった短編集とか、胸が熱くなるぜ、と当時は思ったものですが。

全体的に『サボっている』という評価のようですが、まああと一作くらいなら読んでやろう、という気があるのなら、StorySeller2に収録されている『ヒトモドキ』という短編も一度読んでみませんか? 方向性は真逆なので安心してください。エンタメとして失格なくらいドロドロした話だと思っています。有川さんはたまに黒い話を書いてくれるくらいがちょうどいいと個人的に思うのでした。

西織 #fBhJEaUc | URL | 2012/06/08 10:19 | edit

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

藍色 #- | URL | 2012/06/08 16:56 | edit

Re: 藍色

コメント、有難うございます!

> この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。

こちらもトラックバックさせて頂きました。私とは真逆の感想ですが、実際、私が有川浩を嫌いなだけの可能性もあるので、間々あります。また寄ってみてください!

Medeski #- | URL | 2012/06/08 22:15 | edit

Re: 西織

コメント、有難うございます!

> とりあえずファンとしてコメント。

とりあえず、先に謝っておく!申し訳ない!

> まあ自分もsideBの方はあまり・・・・・という感想なので、あんまり偉そうなことは言えないんですが、sideAだけに限って言えば、雑誌の企画とすりあった良い作品だと思うのです。それをナルシズムと言ってしまえばそれまでですが、創作というのはそもそもオナニーみたいなもんですし、それをいい具合に表現してんなーというのがアンソロの方の文庫で読んだ感想でした。人称についてコメントしていますが、彼と彼女という描写そのものはそれほど悪いものとは思えないのですが、何がいけないんだ……?

人称に関しては、私のあまりに天才的且つ文学的詩才、及び金剛石級の文章力を持つ天上人―――(以下略。

この人は文章が巧い、って喧伝されてるし、本人自身もそれを否定してないんですよね。まあ、本当に色々云えるんですけど、端折りまして、ある程度「巧い」作家なら馬鹿でも登場人物に作家を出すと、=著者に見られることくらい気づきます。―――ああ、多分、私の言っていることは理解出来ないだろうし、お前のルールだ宣言されるのが目に見えているので止めますが、「工夫」があるのです。それこそ色々。それを有川浩はしませんでした。もちろん、それだけではありません。冒頭もです。というかね、本当に、手を抜いているんですよ。凄い美味しい料理があったとします、でもそれは鼻くそほじった、ともするとザーメンにまみれたままの手で作られた料理だったとしましょう。でも美味しいんです。ほとんどの読者はその調理場面を見ていません。それ、食べてます。美味ければ良いんですか?私が言いたいのはそういうことです。

> しかしまあ、雑誌のコンセプトまで否定されたらなにも言えないですね。

これは事実上、コンセプトがありません。名のある作家を集めただけです。

> 全体的に『サボっている』という評価のようですが、まああと一作くらいなら読んでやろう、という気があるのなら、StorySeller2に収録されている『ヒトモドキ』という短編も一度読んでみませんか? 方向性は真逆なので安心してください。エンタメとして失格なくらいドロドロした話だと思っています。有川さんはたまに黒い話を書いてくれるくらいがちょうどいいと個人的に思うのでした。

西織さんの感性はまったく否定するつもりはありませんし、むしろ尊重したいくらいです。ただ、私の感性を否定されるのも違うと思います。否定していない、というなら、私の「サボってる」指摘に納得して欲しいのですが、おそらく出来ないと思います。

何か攻撃的口調で返していますが、それもこれも、有川浩が悪いのです。ますます嫌いになりました。ファンがわざわざ擁護してくれているのに、そのファンをゴミ扱いしているクソ作家は本当に早く死んでほしいです。

Medeski #- | URL | 2012/06/08 22:42 | edit
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「ストーリー・セラー」有川浩

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