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第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 最優秀賞:豚は飛んでもただの豚?/涼木行

豚は飛んでもただの豚?
1.人に逢うを逆にして
2.季節は春
3.豚は飛んでも、
4.リングの外の
5.いくらかマシに
6.セコンド
7.大丈夫だ、って

answer.――― 60 点

元不良と美少女三姉妹(三つ子)が織り成す、青春×初恋×ぽんこつストーリー堂々開幕!!―――とのことだが、そんなあらすじと強烈な表題「豚は飛んでもただの豚?」があからさまに重ならない通り、本作における“飛べる豚”こと神指風太郎はあくまでオプション的扱いで、出番自体も少ない。とりあえずの雑感として、本作はMF文庫版『とらドラ!』の印象。事実、1巻時点での〆め方も続編を前提にしたもので、恋愛未経験の主人公の恋の進展具合も、まさに<プロローグ>と評すに相応しい恋愛するための第1歩目だった。シリーズ完結で1話終了という構成は不人気での打ち切り、著者の遅筆or断筆などのリスクがあり、一読者としてはあまり歓迎したくない作風。文章に関しては、台詞続きが気になった。地の文も決して少なくないのだが、日常会話が始まるとやや不自然なまでに台詞が続く。これがドラマなりの<脚本>ならば問題無いのだが、<小説>としては減点したくなる。話の内容に関しては、“飛べる豚”神指風太郎が出てきて初めて「作品」として成立。逆に云えば、“飛べる豚”が出て来なければかなり厳しい評価になっただろう。あくまで元不良と三つ子の物語のようなので、“飛べる豚”はオプションのままなのだろうが、仮にストーリーに関わらせるとなると『オナニーマスター黒沢』的展開になるのだろうか?その辺は気になるところ。現時点では、きわめて凡作。続刊の評判次第で手を出してみるのが良いだろう。余談だが、参考までにレヴューサイトを廻っていると、表題の豚とは恋愛未経験の主人公のメタファー……なる記述を目にして、ああ、それは気づかなかった、と思わず感心してしまった。

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 最優秀賞:豚は飛んでもただの豚?/涼木行

category: さ行の作家

tag: MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞 OPEN 60点 涼木行

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