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第8回本屋大賞 8位:神様のカルテ2/夏川草介

神様のカルテ2
1.紅梅記
2.桜の咲く町で
3.花桃の季節
4.花水木

answer.――― 69 点

前作に続いての<カバーデザイン by 中村佑介>は大きな旗印となって本作でも大いにセールスに貢献!だけでレヴューを済ませても良いのだが、一応。冒頭の登山シーンは面白味こそ無いものの、文章がこなれてきた印象。主人公の鼻についた語りが受け付けられなかっただけに、「描写」に力点を置いてきたのには個人的に助けられた。前作に引き続きストーリーは弱いながらも、細君、細君!と妻一途の主人公、その学生時代の細君以外との色恋沙汰は「三文」ながらに意外性に富んでいて関心を惹いた。もっとも、まだまだ「面白くない」のは変わらない。極端に断じればこの作品、嘘が多いのだ。主人公が医師である必要性をまったく感じない。主人公はあくまで善人であり、どこまでも自己犠牲。時折り見せる怒りは、医師が医師の愚痴を吐いているようにしか思えない。著者が現役の医師だという要らぬプロフィールを知ってしまうと、どうしても鼻白む。上述の嘘が多いとは、上っ面の本音ばかりで、醜い本音が無い、ということだ。患者、看護師をレイプしたいとか書けよ。宿直が続いて便所でマスターベーションしたとか書けよ。……書けないだろ? じゃあ、お前、作家じぇねえよ。愚痴を書きたいだけなら、この設定なら細君に語らせろ。医師である夫の悩みを類推させて、挙げ句に勘違いさせろ。それで医師という職業を持ち上げろ。これだけ売れてるんだから、せめてそういうテクニックを持て。お前が下手なせいで、医師の格が墜ちるんだよ。

第8回本屋大賞 8位:神様のカルテ2/夏川草介

category: な行の作家

tag: OPEN 60点 夏川草介 本屋大賞

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# |  | 2012/09/30 02:13 | edit
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