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Boys for Pele/Tori Amos (1996)

Boys for Pele
1. Horses
2. Blood roses
3. Father Lucifer
4. Professional Widow
5. Mr Zebra
6. Marianne
7. Caught a lite sneeze
8. Muhammad my friend
9. Hey Jupiter
10. Way down
11. Little Amsterdam
12. Talula
13. Not the Red Baron
etc...

Price Check.――― ¥ 100

トーリ・エイモスのキャリアに少なくない「傷」をつけた本作は全19曲、70分を超える大作。チェンバロを大胆に導入するなど、分かり易い実験色が目立つのも、デビュー以来のプロデューサーであり、恋人でもあったエリック・ロッセと破局し、セルフ・プロデュースとなったことも関係無くないだろう。天才は兎角、画一的であり、拡張的―――そんな矛盾を表現してくれるように、「個」が躍る。特に②、④、⑦はチェンバロを用いた初めての<Rock>と形容しても良い程に攻撃的で、彼女がその才を比されるKate Bushとは明らかに違うベクトルへ深化させているのが分かる。ただ、作品全体としては如何せん冗長で、アクセントとなっているチェンバロはあまりに個性的な音となって、他の曲との融和を拒んでいる。散漫だ。いわゆる天才型のアーティストがよく踏み入れる冗長で散漫、そんな迷走をトーリ・エイモスも踏襲した感じ。セールスこそ悪くは無かったが、次作での落ち目のキッカケは本作にあるのは間違いないだろう。⑬は天才女性アーティスト(笑)が好んで取り上げるパイロットをテーマにしたもの、⑭はベトナム戦争で使用された枯葉剤を歌った反戦歌。余談ですが、失恋の痛手のなかで本作の制作を進めたトーリ・エイモスだが、この時のサウンド・エンジニアと後に結婚します。

Boys for Pele/Tori Amos (1996)

category: O-U

tag: MUSIC 100円

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