ナマクラ!Reviews

05/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30./07

第6回小学館ライトノベル大賞(ガガガ文庫部門) 大賞:狩りりんぐ! 萩乃森高校狩猟専門課程/森月朝文

狩りりんぐ!
1.ある日森の中、熊さんに出会った
2.友達四人できるかな
3.ラブと友情
4.鳥獣義科、中間報告
5.梅雨入りの人々
6.泣きっ面にイノシシ
7.後の祭り

answer.――― 55 点

これは酷い、と一言でレヴューを終わらせたくなる作品。この出来で文庫のその年の「顔」となる<大賞>をわざわざ授賞させたとなると、読み手の需要を調べるべく観測気球を打ち上げてきた感さえある。いや、事実、そうなのだろう。ライトノベル・バブルとも云える現在、ヒット作をヒントにワナビーが考え煮詰め、あえてヒットの真逆を進んでエンターテイメントの意味を履き違えることは間々あることだ。ゲームの勇者に憧れ、日本初の狩猟専門課程がある萩乃森高校に入学した主人公(読み手)に待っていたのは、畜害を通して学ぶ命の大切さ。作中、鉈やボウガンでイノシシを殺傷するが、これは著者があとがきでも書いているように犯罪で、現実世界では御法度である。それでも、これを採用したのはエンターテイメント性を高めるためだ。……そう、本作は何が面白いのか、著者自身が把握していないのが最大の敗因。表紙を飾る「熊の神」な幼女が出たり、巨乳、貧乳のヒロインがいたり、事故的ノゾキがあったり、と要素を並べるが、(一応の)作品のテーマは思春期の少年たちが命を奪うことで「命」を感じることだ。だが、……そんな真面目なテーマを誰が好き好む?ライトノベルで真面目をやってみよう、それを作品の出発点にするのが間違いだと分かる典型的作品。そんなに真面目なテーマを扱いたいなら、登場人物全員にまず眼鏡を掛けさせてみろ!お前にはそういう度胸と覚悟が無いんだよ!唯一、畜害を扱ったところはオリジナリティとして評価は出来なくもない。

第6回小学館ライトノベル大賞(ガガガ文庫部門) 大賞:狩りりんぐ! 萩乃森高校狩猟専門課程/森月朝文

category: ま行の作家

tag: 小学館ライトノベル大賞(ガガガ文庫部門)ガガガ大賞 OPEN 50点 森月朝文

[edit]

page top

« 早川書房:マルドゥック・スクランブル [改訂新版]/冲方丁  |  2012年08月のレヴュー更新(まとめ) »

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://medeski02.blog95.fc2.com/tb.php/717-dcbddd28
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
page top