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GUITARHYTHM II/布袋寅泰 (1991)

GUITARHYTHM II
---『時空を超えた魂の旅』---
本作は「BEAT EMOTIONによって解き放たれた魂が時空を自由に飛びまわり、綺麗なもの、哀しいものなどを見たりしながら傷つきながら彷徨い、最後に火星からきたスターマンに拾い上げられ天に昇っていく」といったシナリオとなっている。

Price Check.――― ¥ 200

吉川晃司とのスペシャル・ユニット「COMPLEX」の活動休止後にリリースされた、「GUITARHYTHM」シリーズの第二弾。全24曲、二枚組の大作で、Disc 2に収録された“憧れの人”デヴィッド・ボウイのカバー⑫を除けば、前作で見られた英語詞は消え、日本語詞となっている。比較的UK色強かった音楽性もより拡散、拡張し、ニューエイジの趣あるDisc1の⑥&⑦、ZZ Topばりのダイナミックなギターを響かせる⑨、ギターonly光るインスト⑫、Disc 2ではオーケストラのみの楽曲⑤など、ソロワークならではの自由な作曲活動が目立つ。しかし、チャートで初登場1位こそ飾るものの、本作、それに伴うライヴ・ツアーでのファンのリアクションがイマイチだった事実は当然と云えば当然で、その理由は本作が……というよりも、「GUITARHYTHM」シリーズ自体があくまで布袋自身のための作品だからに他ならない。BOOWY解散後、氷室京介は(実質、布袋が造った)BOOWYサウンドを継承し、布袋はそのBOOWYでは無いサウンドを追求した。BOOWY以前、BOOWY以後なんて語られるように、BOOWYは「日本での」バンドサウンドの答えだ。これに背を向けるとなると、必然的にアート(個人=理解者無き道)へと向かう。ただ、布袋寅泰は極めて器用な才人で、自己演出に長けたロックスターであるのは御承知の通り。「GUITARHYTHM」なるコンセプトが枷になると分かると、呆気なく、実に適当な理由を述べて放り捨てる。事実、次作『GUITARHYTHM Ⅲ』では本作の不評を早くも考慮して、本作で人気高いDisc 2の⑦のような割合ストレートな曲調を並べてくる。故に、アートへ向かう「GUITARHYTHM」らしい「GUITARHYTHM」の最後の作品が本作と云える。Wikipedia参照ながら、氷室京介の本作の感想が「長げーよ」と置き、「いいけど長い」「長いのつくりたかったんだからいいんじゃない?」なるエピソードは、私のなかで氷室京介の株を上げました。

GUITARHYTHM II/布袋寅泰 (1991)

category: は-ら

tag: MUSIC 250円

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