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第7回本屋大賞 8位:植物図鑑/有川浩

植物図鑑
1.ヘクソカズラ
2.フキノトウ/フキ そしてツクシ
3.ノビル/セイヨウカラシナ
4.春の野花 - タンポポ/イヌガラシ/スカシタゴボウ
5.ワラビ/イタドリ
6.ユキノシタ/クレソン
7.ノイチゴ
etc...

answer.――― 55 点

有川浩が嫌いだ―――と前置いてみると、いつぞやの手前味噌の記事を思い出してしまったが、今回の「嫌いだ」には確たる理由がある。代表作となった『図書館戦争』以来、有川浩は手を抜いて書くことを覚えた。労せずに売れることに酔い始め、語彙は単調になり、題材への掘り下げはただでさえ無かったのに参考資料をその辺の漫画で済ませるようになり(注:あとがき参照)、挙げ句にはデビュー当初より賛否さえ分かれずに否を下されていた自己中極まりない「ベタ甘」を、「ほぉれ、お前らお望みの聖水(小便)だ!」とばかりにBukkakeてくる!ぎぃゃああああああああああああ!……取り乱した。本作は、「男の子に美少女が落ちてくるなら女の子にもイケメンが落ちてきて何が悪い!」という有川浩の「ベタ甘」路線の一作。概要は、「拾っちゃたら情が移るじゃない、このまま出ていかれたら、それでもう二度と会えない人になったら寂しいって思っちゃったんだから仕方ないじゃない!そのうえ人の胃袋までがっちりつかまえてさ!」と、まとめるのが面倒だったので台詞から抜粋させてもらったが、意訳すれば、拾ってきたイケメンに有川浩が「仕事疲れたぁ……」と甘えて、そのままパコパコパコパコ、パコパコパコパコする話です。文章も練られた跡がなく、台詞を馬鹿にするように頁に隙間なく並べてきたり、と読んでいるとまさに知らないオバサンに小便を浴びせ続けられる気分に陥る。もっとも本作の弁護を引き受ければ、ケイタイ小説サイトでの連載らしいので、文章云々のサボりは合法となる。何にせよ、読者を馬鹿にした一作。

第7回本屋大賞 8位:植物図鑑/有川浩

category: あ行の作家

tag: OPEN 50点 有川浩

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コメント

読了お疲れさまです。

この人のベタ甘に賛をつける人も少なからずいますよね。私の周りにはあまりいませんが……。結局この作品は、ケータイ小説サイトの連載だからしょーがないで済ませてしまいますよね。

>参考資料をその辺の漫画で済ませるようになり(注:本人も認めています)
え、これ本当ですか? 
『植物図鑑』は読み終わったらすぐに図書館に返してしまったので、よく読んでないんですよね。それとも別作品で書かれていたんですか?

three #- | URL | 2012/11/27 20:05 | edit

Re: three

コメント、有難うございます!

> この人のベタ甘に賛をつける人も少なからずいますよね。私の周りにはあまりいませんが……。結局この作品は、ケータイ小説サイトの連載だからしょーがないで済ませてしまいますよね。

ベタ甘に賛をつける人は「ハッピーエンドならOK!」の人なので、実のところ、有川浩である必要はなく、賛なのだと思います。

> >参考資料をその辺の漫画で済ませるようになり(注:本人も認めています)
> え、これ本当ですか? 

とりあえず、本作のあとがきで言及しているし、何かのインタヴューでも読んだことがあります(こっちは、興味を持つキッカケとかだった気がするが……)。ツッコミが入ってしまったのでネタバラシですが、ここの言及はちょっとした「釣り」です。たまに非公開でコメント残していく方がいらっしゃるのですが、何に反応して残しているのか興味がありまして。単純に自分の好きなものを馬鹿にされたから反応しているのか、私のレヴューの裏を読んだ上でのコメントなのか、知りたがリーナしておりまして。漫画から引用するってことをどう捉えるのかなぁ、と。

Medeski #- | URL | 2012/11/27 20:27 | edit

あ!これ有川浩の本だったのですね。
本屋さんで見かけて、森見登美彦だと今の今まで思っていました^^

こんな感じの表紙増えましたね。
「神様のカルテ」でも騙されましたのを思い出しました。

ついにケイタイ小説まで手を広げてしまったとは知りませんでした。
今でも随分薄味なのに、これ以上に薄める必要がどこにあるのか不思議になります。

ごろちゃん #- | URL | 2012/11/29 16:40 | edit

Re: ごろちゃん

コメント、あざーす!

> こんな感じの表紙増えましたね。
> 「神様のカルテ」でも騙されましたのを思い出しました。

アルフォンス・ミュシャと同じで、デフォルメの答えみたいなものなのでしょうね、このタッチ。私も無視できない魅力を感じてしまいます。

> ついにケイタイ小説まで手を広げてしまったとは知りませんでした。
> 今でも随分薄味なのに、これ以上に薄める必要がどこにあるのか不思議になります。

これはそれこそサボり始めた走りの頃の作品なのかもしれません。内容も酷いとは思いますが、個人的にどうしても許せないのは、読者はこんな程度で良いんだろう?とナメた文章で誤魔化していることです。私は内容に関してはある意味で許容範囲は広いつもりなのですが、文章に関しては許せないのです。というのも、内容は実際、人それぞれで感じ方が違うし、経験で意見も変わるので、まあまあまあ、と流せるのですが、文章は仮にも書き手なのだから努力出来るのです。有川浩は明らかにサボっています。文章に苦労の跡が見えません。しかし、ほとんどの読み手は文章なんて気にしないのです。それを分かって、サボっているのです。最低の作家です。私が最も嫌いなタイプの作家です。

Medeski #- | URL | 2012/11/29 17:10 | edit
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