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第15回電撃小説大賞 選考委員奨励賞:神のまにまに! カグツチ様の神芝居/山口幸三郎

神のまにまに
1.語り部誕生
2.精霊の里
3.女神狂宴
4.神詠 ~カミヨミ~

answer.――― 63 点

幼少より頭上に‘ヘッポコ’とすぐに呼ぶようになる可愛い神様に憑りつかれた主人公・品部人永(24)が、セクシーな上司に良いようにあしらわれながらも、「疲れた」と言い残して消えたやおろずの神様を探しに各所に向かう派遣型のストーリー。「あい!」「ドンマイ!」「ごー!」など単語しか喋れないヘッポコは人永の頭に乗るばかりで、これぞ!と指差したくなる愛すべきヘッポコ具合。選考委員が口を揃えて「秀逸」と賛辞を送る導入部は、そのヘッポコ様(←主人公以外、皆、敬意を払ってる)が話の中心に座しているからの高評価に他ならない。ここ数作、ライトノベルばかり読んでいるが、マスコットキャラとしては間違いなくMost Valuable Playerな存在感。しかし、やはり選評通りというか、マスコットであるヘッポコが中心でなくなる中盤以降は確かに失速し、大賞か?との思いを頭にかすめながらそのまま奨励賞へと評価を下げる、一口に惜しい作品。失速はするものの、ストーリーそれ自体は弱いワケではなく、「結」部分に関しては読者の先入観を逆手に取った〇を打ちたくなる良い仕事をしている。あの子河童がまさか、ね。ただ、やはり一章【語り部誕生】。ここはライトノベルながらクラシックなセンスに溢れ、「……いちいち洒落てるじゃねえか」と思わずニヤけてしまう出来なので、是非、その部分だけは!と薦めたくもなる。名曲が入っている凡作って感じだ。惜しい。

第15回電撃小説大賞 選考委員奨励賞:神のまにまに! カグツチ様の神芝居/山口幸三郎

category: や行の作家

tag: 電撃小説大賞選考委員奨励賞 OPEN 60点 山口幸三郎

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