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THE LIVING DEAD/BUMP OF CHICKEN (2000)

THE LIVING DEAD
1. Opening
2. グングニル
3. ベストピクチャー
4. 続・くだらない唄
5. ランプ
6. K
7. リリィ
8. Ever lasting lie
9. グロリアスレボリューション
10. Ending

Price Check.――― ¥ 350

本作は物語形式の楽曲で〆られたコンセプトアルバム。1stが元より処女作らしい処女作だったので、音楽的成長はあるにせよ、引き続いて楽曲的には決して「質」の高いアルバムとは言えない。それでも、例えばはっぴぃえんどの『はっぴぃえんど』、レジェンドな邦楽ロックバンド、その名盤の横に本作を並べたくなるのは、日本語詞の実験という観点から。あまりに字余りな歌詞がここにある。それを端的に象徴する⑥はBUMP OF CHICKINの初期を代表する一曲。初聴時、単調な曲調とそれに見合わない歌詞の量に「……Hurricaneかよ!」とボブ・ディランの名曲を引き合いに出したが、その場の誰にも通じなかったのが懐かしい。個人的に、6thアルバム「COSMONAUT」の発表まで藤原基央(Vo.&G.)にバンドは本当に必要なのか甚だ疑問だったが、その疑問が生まれた根底を遡ってみれば、この曲でボブ・ディランを思い浮かべたことに行き着く。まあ、(中二の皆が大好き♪)北欧神話から拝借したタイトルを持つ②あたりはオーソドックスな作りで、バンドの曲ってイメージだが……。この②、そして、⑥を含めて言及出来ることだが、本作収録の曲はどれもモラトリアムに生きる人が聴くからこそ輝く。バーコード頭の上司が「高波よ悪魔となれ」、「見ろよ悪魔の使者だ」とか歌ったら引くでしょ?でも、よくよく考えてみてくれ、……ここに収められた曲を歌う君自身の年齢を。本作はその歌詞によってエバーグリーンなアルバムとなり、しかし、故に歳を重ねるリスナーを痛めつける諸刃の傑作。人は思い出の中で生きさせてもらえない、まさに「お前ら、THE LIVING DEAD!」と突きつけてくれる逸品。ところで本稿冒頭、音楽的成長はあるにせよ、と書いたものの、曲の質的には実は1stのほうが粒揃いな気がするのは私だけでしょうか?

THE LIVING DEAD/BUMP OF CHICKEN (2000)

category: A-G

tag: MUSIC 500円

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