ナマクラ!Reviews

04/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31./06

COSMONAUT/BUMP OF CHICKEN (2010)


1. 三ツ星カルテット
2. R.I.P.
3. ウェザーリポート
4. 分別奮闘記
5. モーターサイクル
6. 透明飛行船
7. 魔法の料理 ~君から君へ~
8. HAPPY
9. 66号線
10. セントエルモの火
11. angel fall
12. 宇宙飛行士への手紙
13. イノセント
14. beautiful glider

Price Check.――― ¥ 350

通算6枚目のオリジナルアルバムである本作は現時点でのバンドの最高傑作と云える出来で、藤原基央(Vo.&G.)一人が作詞作曲を担う故に曲の均一化が目立つ悪循環を、しかし変わらず藤原基央が一手に担ったままながら断つことに成功している。そうは言っても耳を惹く新しい試みと云えば、ケルトの響きを大胆に採用してきた④くらいで、他の楽曲は既出の方法論で組まれた「らしい」曲をビルドアップしてきた印象。なんてイマイチ誉めているのか判別の付かない書き口を止めれば、……コンクリートジャングルで育ったカントリーボーイ。私は藤原基央がネルシャツ着て、ガンベルト締めた穴の空いたジーパン履いて、Made in Japanのスニーカーをつっかけ、安物のカウボーイハットを目深にかぶり、さあハーモニカを首に下げ、〆にアコギ一本持って「1、2、3......」と爪弾いて歌えば、それでBUMP OF CHICKINが成り立つと思っているが、本作に収められた楽曲群は如何にもバンド然とした佇まい。ようやくギターに電気を通す意味を見い出せるようになったのは、ドラムの存在感が増したことに因る。カントリーが作曲の下地なら、そこから縁遠い楽器を強調すればバンドとしての姿が現れる。序盤をミドルテンポで固めてから疾走する⑤、⑥の流れは絶品で、冒頭を安易な疾走曲に任せないアルバム構成はバンドの確かな成長の跡だ。ファンには賛否両論となっている歌詞だが、……三十路超えた男にファンタジーを語らせるのは酷だ。中二病罹患者はとりあえず(俺は偉大な存在のはずだが、俺の仲間たちはどんなヤツなのだろう?)と「神」話にハマり、そうして、大人(社会人)になると、すべからく(……こんなでけえ世界が、……俺の世界なのか!←俺、すげえ!)と宇宙に焦がれる。藤原基央はこのまま「宇宙」を歌えばよろしい。中二病は時を経れば(傍目には)治る、そんな力強いエールをファンは直視直聴しましょう。次作では、④のようなカントリーのルーツ(ケルト民謡等)に接近する曲が増えるのかしらん?久しぶりに楽しみです。

COSMONAUT/BUMP OF CHICKEN (2010)

category: A-G

tag: MUSIC 500円

[edit]

page top

« RAY/BUMP OF CHICKEN (2014)  |  orbital period/BUMP OF CHICKEN (2007) »

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://medeski02.blog95.fc2.com/tb.php/834-b6fac1d2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
page top