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ファミ通文庫:東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる/森橋ビンゴ

東雲侑子は恋愛
(あらすじ)
2年に進級した英太と東雲。東雲との関係が公になったことで心なしか賑やかな学校生活になってきた英太とは対照的に、東雲は初めてのスランプに陥っていた。そんな折、演劇部の女子喜多川が、「学園祭の舞台の脚本を東雲さんにお願いしたい」と英太に頼み込んでくる。その頼みを気分転換も兼ねて引き受けることにする東雲だが、思うように筆の進まない東雲と、奔放な喜多川に振り回される英太は少しずつすれ違っていき……。

answer.――― 68 点

「創作手法」の面からライトノベルと大衆小説のクロスオーバーに系譜を連ねてきた異色の恋愛譚「東雲侑子」シリーズ、第二弾。前作のレヴューから引用させてもらえば、その概要は《本当に俺は東雲が好きなのか?》というもの。前作で《俺は、東雲侑子の事が好きなのだ。》と気づいた主人公が、自分に好意を寄せる第三者が現れることで、思春期特有(?)の疑念を抱き、―――の展開には他作品と比したところで、特段の目新しい場面があるわけでもない。しかしながら、大衆小説に読み慣れていない(人生経験値少ないTeenな)ライトノベラーならば、無口な兄とその彼女の恋愛事情を交えた《本当に俺は東雲が好きなのか?》の丁寧な流れに十分な満足感を得られるだろう。前作に続いて本作も気に入ったのなら、そのままの勢いで完結編となる次作「東雲侑子は全ての小説をあいしつづける」で、……俺たちって、最高!エターナル・ラブ!なハッピーエンドを迎えて損は無いはずだ。さらりと学年が上がっていくのは青春の三部作に仕上げるべくの、著者のツボを押さえにきたアレンジ。……しかし、シリーズの表立ったギミックの東雲侑子が作家である設定は、本当にブラフみたいなもんだな。東雲侑子が作家である必要性がほとんど無い。作品の焦点をあくまで「思春期の恋愛」に置いてるからなんだろうけど、例えば設定を活かして、作家あるある披露したりの豆工夫、豆サーヴィスをしても良いんじゃねえかと思う。

ファミ通文庫:東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる/森橋ビンゴ (2012)

category: ま行の作家

tag: OPEN 60点 森橋ビンゴ 「東雲侑子」シリーズ

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