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Permission to Land/The Darkness (2003)


1. Black Shuck
2. Get Your Hands Off My Woman
3. Growing On Me
4. I Believe In A Thing Called Love
5. Love Is Only A Feeling
6. Givin' Up
7. Stuck In A Rut
8. Friday Night
9. Love On The Rocks With No Ice
10. Holding My Own

Price Check.――― ¥ 350

ロックスター不在の当時の御時世に、QUEENの「Bohemian Rhapsody」がどうたら、声域が5オクターヴどうたら、キャットスーツがどうたら、と見た目を含めたゴシップな話題を先行させ、未聴者の(……一体全体、どんな奴なんだ!?)という疑問を喚起する辺り、90年代、80年代よりもさらに以前の70年代的ロックスターを想起させたバンドのフロントマン、ジャスティン・ホーキンス(Vo.&G.)率いるThe Darknessの衝撃の1stアルバム。その音楽性は、上述のQUEENの他、LED ZEPPELIN、AC/DC、THIN LIZZYが引き合いに出されるように、70年代のハードロックを基調にしたもので、AEROSMITHのジョー・ペリー(G.)もフェイバリットに挙げた縦ノリの①からOoh!Guitar!とコールして始まるギターソロ映える④まで、息つく間もなく時代を高らかに逆行してくれる。しかし、ノスタルジーだけでUKアルバムチャート初登場2位、そこから4週連続の1位を記録し、勢いに任せてウェンブリー・アリーナで3日連続のライヴ敢行、その全てをソールド・アウト!といったもはや蛮行は起こせるはずもない。兎にも角にも、このバンドはジャスティンの特異な“ヨーデル”ヴォーカルに尽きる。未だに唯一無二、真似しようにも真似し切れない強烈なヴォーカル・パフォーマンスはオーソドックスな楽曲にオリジナリティさえ与え、聴き手には一種の時代の証人になったかのような錯覚をさせてくれる。残念ながら次作、真価問われた2ndアルバムで《一発屋》認定を受けてしまうわけだが、それも、単純に曲のクオリティ(と歌詞)の問題で、ジャスティンのスター性を貶める理由にはならない。本作からのシングルカットが②、③、④、そして、バラード⑤と前半に固まっているように、後半の曲のクオリティに難こそあれ、コミックバンドに終わらない正統なまでのハードロックを展開。ジャスティン、そして、実弟ダン・ホ―キンス(G.)の二人はTHIN LIZZYの信棒者であるだけに、披露されるツインギターには品格さえ感じる。後半の華⑧は歌詞を含めてQUEENを感じさせる佳曲で、聴く度に2ndでの戯れに過ぎた歌詞が改めて勿体無く感じてしまう。

Permission to Land/The Darkness (2003)

category: O-U

tag: MUSIC 500円 代表作

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