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ペガサス文庫:とある雨の日、小悪魔ビッチにせまられて/午後12時の男

とある雨の日、小悪魔ビッチにせまられて
(あらすじ)
ラブホテル街のはずれで一人暮らしをする主人公・有原翔。今日も仕事を終え帰路についていたが、急な雨に降られホテルの前で雨宿りをすることに。すると、そこには幼い女の子の先客が。妙に大人びた話し方をする少女の口から予想だにしない言葉が飛び出した。「どうせだから、中に入りません? 割り勘で」なんと彼女は26歳の高級ソープ嬢だったのだ!

answer.――― 65 点

ペガサス文庫とは?―――電子書籍専用に描き下ろした読み切りサイズのエッチな官能小説レーベルです!というHPの説明からもお分かり頂けるだろう、ライトノベルの地平に新たに勃興ならぬ「ライトノベラーよ、勃起せよ!」と興されたライトノベルの新興レーベルがペガサス文庫であり、そして、その黎明期を支えるべく現れたのが、俺は怒れる爆弾BABY「れーじ」こと本作の著者・午後12時の男である。かのarcadiaにて知る人ぞ知るエロい喧嘩師として名を馳せた彼が商業ベースで筆下ろしした本作の概要は、とある雨の日、高級ソープ嬢にラブホテルへ誘われる、というもの。エロ小説にかぎらずだが、エロは結局、「絵」で決まる。文章やその他はあくまで飾りで、「絵」の「邪魔をしない」ことがマーケットに出す上でもっとも重要視される要点だろう。その要点をよく理解した上で、この爆弾BABYは己の筆を振るっている印象。彼自慢の文章技巧での刮目は、両サイドの行を空けてキメてきた《「おにいちゃんの、おちんちん、ん、っぁ、きもちいいよぁっ」》に尽きるだろう。これは、まさに(……巧い!)とニヤつかせる様式「美」。昨今にかぎらず、Double-Spacedを扱い切れていない作家が五万といるなかで、上述のラインは読み手の目を留め、時間を、思考を停め、ヒロインの「変身」を表現せしめた作中随一のブラボー・スキルで、これを読むためだけに本作を買う価値がある。勿論、その他の場面も絵を邪魔せず、そして、実質の主役である絵師にインスピレーション捧げるバリエーション豊かなプレイを提供している。エロ小説として十分に及第点を与えられる本作だが、エロいか?と問われれば、あくまで「絵」が前提なのは否めないところ。作中、私(読み手/主人公)が「不安」になることは無く、故に不安を掻き消す「衝動」を必要としなかった。セックスは愛の営みとともに、獣の行為でもある。著者には相反するこの性質を一つに描き、ナンダカンダで「絵」超えを果たして欲しいな、と。余談ながらに個人的に、おっ……と目を惹いたのは「股」。その描写ではなく、「扱い」。童貞の主人公を前に、開く動きに個性を感じた。それだから、著者にはもう少し足を絡めた「股」の魅せ方を突き詰めていって頂きたい。何気に雨の日に出会うってのも、隠れたファイン・エロな演出ですね。こんな風にこの作品の演出には「理」が根づいています。点数は、ストーリーが実質無いのでこんなモンで。

ペガサス文庫:とある雨の日、小悪魔ビッチにせまられて/午後12時の男

category: か行の作家

tag: OPEN 60点 午後12時の男

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