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第25回日本ファンタジーノベル大賞 大賞:星の民のクリスマス/古谷田奈月

星の民のクリスマス
1.影
2.これが現実
3.「下から三段目同盟」にふさわしい始め方
4.テキストの在処
5.熊じゃないズベン・エス・カマリがすべきこと
6.それぞれの重要な仕事
7.「こんにちは同盟」の至要たる情報交換
8.金と銀
9.真実
10.「だからなんだ?」
11.物語が始まる

answer.――― 40 点

スポンサーの都合上、今回の第25回で〝とりあえず〟の幕を下ろすことになった日本ファンタジーノベル大賞、その栄えある〝とりあえず〟最後の《大賞》受賞作が本作『星の民のクリスマス』。その概要は、クリスマスイブの夜、最愛の娘が家出した。どこに?6年前、父親が贈った童話の中に。娘を探すため、父は小説世界へと入り込む!というファンタジックなものなのだが、―――選考委員の椎名誠が発したらしい「ぼくは解らない。百点か零点」なる投げやりな評が、本作の全てを物語っている。なるほど、その言葉を参考に配点するなら、これは「零点」だ。荒俣宏、小谷真理、鈴木公司、萩尾望都の軒並み「奇妙な魅力が……」という歯切れの非常に悪い大好評に押し切られ、「うっかり」戴冠しているが、典型的な(最終選考まで残っているんだから……)という《自分》以外のここまでの後押しで選び、《大賞》でもやらないと「箔」がつかない=売れないから《大賞》になった読み手ガン無視のパターンだ。選考評ではひたすら「可能性」、「ギャンブル」と持ち上げるが、そもそも、作家(志望含む)は誰でも「可能性」を持っている。ただ、自分を知らないから活かせないだけだ。この古谷田何某だって同じだ。自分が何を書いているのか理解出来てない状態のまま、「受からせる」なや。その辺、アンタらだって知ってるでしょうが。本作の本質は、持ち上げた選考評の前に後に自己弁護のように付け足してある「三重構造を書き分けるのに、相当のプランと書き込みを用意したという気配がない」「未整理の混沌」「非常に読みにくい困った小説」「構想もなく、行き当たりばったりで書いた」「重要な問題は未解決のまま遠くへ逃げ去っていて、肩すかしを食らったようになってしまった。ええ? これで終? 困った」に在る。「可能性」を授賞理由に挙げるなら囲ってみろ。断言出来るが、選考委員たちは自分の金だったら絶対に出版させない。ここまでおよそ作品内容には触れていないが、著者の今後のためにも目に触れないほうが良い。―――小説家の子らしく、娘は四歳にして読書家だった。こういうフレーズを創れるのだから、もっとシンプルに綴る術を知れば「化ける」。

第25回日本ファンタジーノベル大賞 大賞:星の民のクリスマス/古谷田奈月

category: か行の作家

tag: 日本ファンタジーノベル大賞大賞 OPEN 40点 古谷田奈月

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