ナマクラ!Reviews

04/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31./06

Innuendo/Queen (1991)


1. Innuendo
2. I'm Going Slightly Mad
3. Headlong
4. I Can't Live With You
5. Don't Try So Hard
6. Ride The Wild Wind
7. All God's People
8. These Are The Days Of Our Lives
9. Delilah
10. The Hitman
11. Bijou
12. The Show Must Go On

Price Check.――― ¥ 300

Queen名義のラストアルバムと云うと次作『Made In Heaven』になるが、AIDSに倒れるフレディ・マーキュリー(Vo.)が存命のうちにリリースされた本作こそQueenにとっての実質のラストアルバムなのは、フレディの生き様!な⑫が掛かれば―――The Show Must Go On!と声を張り上げる皆さまもご存じの通り。思わずジャケ買いをしたくなるフランスの風刺画家J・J・グランヴィルのアートワークもさることながら、シングルとして久方ぶりの全英1位を記録した①からして、長くアメリカに寄っていたサウンドからバンド初期を思わせるクラシカルなヨーロッパ的なサウンドへの回帰が伺える。とりあえず、フレディが囁き誘う中間パート……スティーヴ・ハウ(G.)を招いていてのスパニッシュ・ギターソロからの万華鏡な展開は絶品で、本作の表題足り得る説得力を備えた名曲だ。続くフレディ作の②も①で打ち立てた雰囲気を損なわない同質の佳曲で、この冒頭の二曲で本作の色が決まるが、そこからのブライアン・メイ(G.)作の③&④は、ブライアン自身もソロアルバム用に考えていたなるエピソードが示すように、アメリカを通過した後期らしい陽性な曲調に面食らう。が、全体としてはやはりヨーロッパを感じさせる抒情性豊かな作風で、フレディのソロアルバムでのパートナー、モンセラート・カバリェ(Vo.)に拒否されたエピソード持つ⑦、ロジャー・テイラー作のメロウな⑧とフレディの声を「聴かせてくれる」曲が目立つ。そうして、問答無用の名曲⑫で、―――The Show Must Go On!と儚くも力強く〆められる本作は、稀代のエンターテイナーであるフレディ・マーキュリーを擁したQueenの「最期」を飾るに相応しい好作だ。ところで余談になるが、学生時代にゼミに音楽好きの独逸人がいたのでQueenのことを訊いてみたが、本作が初期を含めて一番好きと答えられて驚いた記憶がある。理由は、オッサンのバンドなのにCool!な曲が並んでいるから、らしい。Queenをオッサン呼ばわり出来る辺りが、身近なんだな、と個人的に思った次第。

Innuendo/Queen (1991)

category: O-U

tag: MUSIC 500円

[edit]

page top

« Made in Heaven/Queen (1995)  |  The Miracle/Queen (1989) »

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://medeski02.blog95.fc2.com/tb.php/969-00b0fa8d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
page top